冬といえば「みかん」
「冬の定番」「風物詩」として日本人にはなじみ深い食べ物ですね。
なぜ「冬にみかん」なのかというと、旬の果物という事もあります。
しかし、「ビタミンC」と「水分」がたっぷり取れる「冬の健康食」としても有名なんです。
風邪を予防するための栄養が多く含まれている為、昔から親しみ深い食べ物といえます。
なぜ「みかんは冬の健康食」と呼ばれているのでしょうか?まとめてみました。
冬に風邪が流行る原因は?
どうして「冬は風邪が流行りやすい」のでしょうか?原因は何だと思いますか?
はーい!「風邪をひいている人が多いから」です。
そ、そうね・・・確かにw
冬に風邪が流行る主な原因は、「空気の乾燥」と「水分不足」が関係するようです。
また、生野菜が少なくなる「ビタミン」「ミネラル」が不足しやすいことも関係してきます。
冬に風邪が流行りやすい「主な原因」
- 空気が乾燥する→風邪ウイルスが空気中に浮きやすい
- のどや鼻の粘膜が乾燥しやすい→風邪ウイルスの侵入を許してしまう
- 生野菜を食べる機会が減る→ビタミン、ミネラルが不足しやすくなる
つまり、風邪を予防するには「空気の加湿」と「粘膜の保湿」「ビタミンを補う」を考えた方がいいとなります。
みかんは、水分補給とビタミン補給が同時に行えるため「風邪予防にもいい食べ物」といわれています。
「空気の乾燥」と「粘膜の乾燥」
冬に風邪が流行る大きな理由は、「空気の乾燥」と「粘膜の乾燥」です。
冬は空気が乾燥してしまいます。
空気が乾燥していると、「風邪ウイルス」が空気中に浮きやすくなります。
「風邪ウイルスが空気中に浮いてしまう」が、冬に風邪が流行しやすい原因といえます。
風邪ウイルスが空気中を「さまよう」
風邪を引くと「くしゃみ」が出ることがあります。
「なぜくしゃみをするのか?」というと、体内の風邪ウイルスを外に出そうとしているからです。
そのため、くしゃみには、風邪ウイルスが多く含まれています。
くしゃみを顔面に受けたら、素早く顔を洗いましょう。
また、くしゃみを直接受けなくても、風邪ウイルスが空気中を移動して「口や鼻にたどり着く」ことがあります。
そのため、鼻や口からウイルスが入りやすくなってしまいます。
「風邪を引いた人と、同じ部屋にいると風邪になりやすい」のはこのためです。
マスクで予防(咳エチケット)
風邪をひいていない人も、引いた人もマスクするなどして、「予防」や「飛散の防止(咳エチケット)」も考えましょう。
マスクを選ぶ時は、「目や鼻を覆うサイズを選ぶ」ようにしましょう。
また、マスクの紐の硬さも重要です。
ヒモが固いと耳が痛くなり、長時間付けることが難しくなります。
「やわらかめ」など、紐について書いてあるマスクもあります。
ご自身にあったマスクを選びましょう。
「空気の乾燥」はわかる気がするけど・・・
「粘膜の乾燥」って何?
粘膜は「鼻」や「のど」にある防衛機能ですね。
鼻水だね!風邪ひいたらたくさん出るアレだね
そうね。だけど「鼻水だけではない」んですよ。
唾液(タン、つば)なども、風邪ウイルスの侵入を防いでくれる粘膜の一つです。
粘膜がウイルスを「外に出す」
人には「鼻やのどの粘膜」「病原菌に対する免疫」があります。
風邪ウイルスが体内に入ろうとしても「粘膜」が外に押し出そうとします。
体内に侵入しても「免疫」が戦ってくれるため、風邪ウイルスが繁殖する前に、撃退してくれています。
風邪ウイルスの前線基地として、「『鼻』や『のど』の粘膜」が活躍しているんですよ。
関連記事:「粘膜状態」と「免疫力」二つの効果で風邪やインフルエンザを予防しよう
乾燥で「粘膜の分泌」が低下
しかし、乾燥すると「『鼻』や『のど』の粘膜」が乾いてしまいます。
粘液の分泌量が少なくなると、ウイルスを外に出す力もが少なくなります。
結果的に、体の中に侵入しまう「風邪ウイルスの量」が増えてしまうことになります。
免疫にも、限界がありますので「免疫力が追い付かない=風邪ウイルスが繁殖する」で体調が悪くなってしまうことになりかねません。
特に、冬は「外の空気が乾燥」さらに「室内でも暖房器具で空気が乾燥」という形で常に乾燥しやすい時期です。
部屋の湿度を高めて、粘膜の減少を抑える必要があります。
「部屋の湿度を高める」=「粘膜の低下を防ぐ」
空気の乾燥を抑える方法として、「加湿器を利用」したり、「石油ストーブにやかんを乗せる」などで湿度を管理する必要があります。
冬は脱水症状になりやすいため、湿度の管理は重要です。
関連記事:【脱水症状と熱中症】対処と治療法の違いは湿度にある?
しかし、これだけでは不十分です。
粘膜は体内の水分で出来ています。
粘膜を増やすには、体内に「水分を補給する」ことも忘れてはいけません。
水分補給が「粘膜を維持する」カギ
粘膜を乾燥から防ぐには、室内の湿度を調整するだけでは足りません。
乾燥した冬の空気は、肌からも水分を奪っています。
水分補給をして、体内の水分量を増やす必要があります。
そのためには、お茶を飲んだり、水分量が多い果物を食べる必要があります。
寒い日に「冷たい物は飲みたくない!」
しかし、気温が低く寒いと、トイレに行きたくないため、水分補給を控える方も多くなります。
また、冷たいものを飲むのは嫌な方も多いでしょう。
そうだね。寒い日は冷たいものを飲みたくないし、お湯を沸かすのも面倒だね。
水を飲むのは「我慢する」かも。
お湯を沸かすのが面倒であれば、水分補給を怠ることもあるかもしれません。
そこでおすすめなのが、「生のみかん」を食べることです。
みかんを生の状態で食べることで、水分補給だけでなく「ビタミン」と「ミネラル」「食物繊維」が多く取ることができます。
みかんで「水分不足」と「ビタミン不足」を補う
みかんには水分とビタミンが多く含まれています。
「みかんの皮」が乾燥から身を守っている為、中の水分は長期間保たれています。
乾燥した部屋に置いておいても長期保存がきくため、まとめ買いしてもシーズンを通して食べることができます。
「みかんの成分」そのまま食べられる
ミカンには、他の食物よりも水分やビタミンを多く取ることができます。
そのうえ長期間保存ができます。
その理由は、ミカンは表面が「硬い皮」で覆われているからです。
通常の野菜や果物よりも、水分を外に出しにくく「ビタミンが失われないように」なっています。
それに「みかんは外の皮以外を、そのまま食べる」ことができます。
丸ごと食べるため、非常に豊富な栄養を直接取ることができます。
ビタミンCは野菜や果物でも取ることができますが、水溶性ビタミンですので水に溶けやすい性質があります。
切り口や水洗いからも失われてしまう可能性があるため、鮮度がいいうちに食べることが必要です。(時間との闘い)
そういう点でもミカンは優秀な点があるといえます。
でもさー、ミカンばかり食べても飽きるんじゃない?
確かにそうですね。
それじゃあ、ミカン以外でもビタミンCを取る方法を調べてみましょう
ビタミンCを逃がさない(壊さない)調理法は?
食物に含まれるビタミンCは水溶性が多いため、「水に溶けやすい」「熱に弱い」傾向にあるようです。
しかし、調理方法を工夫することで、ビタミンCの減少を抑える方法もあるようです。
水溶性ビタミン(C)を壊さない調理法は、「野菜スープにする」「電子レンジ」、「炒める時は酢を加える」などあるようです。
野菜スープにしたり、電子レンジを使って茹でたりするなどの工夫をすれば栄養を逃さず摂ることができます。
炒めるときに少量の酢を加えると、ビタミンCの破壊を抑えることもできます。
野菜スープは、寒い冬にピッタリのレシピですね。
ミカンのすじ(筋):食物繊維
また、みかんの「白いすじ」やミカンの粒を覆っている「薄皮」には、食物繊維も豊富に含まれています。
そのままパクっと食べるだけで、食物繊維も取れるのはいいですね。
ただし、しっかり噛み砕かないと、消化不良になりますので注意をしましょう。
冬に便秘になりやすい方は、「おやつ代わり」「夜のデザート」にみかんを食べてみてはいかがでしょうか?
みかんをむいた時に「すじ」を少なくする方法
ミカンの白い筋は、食物繊維なのか・・・
でも、筋はパサパサしてるし、食べたくないんだよねー。
全部取るのが面倒だから、ミカンは食べないのだ!
ミカンのすじは、「ミカンのヘタからむく」と少なくなるみたいですよ。
「ヘタ」って上の部分?
そうそう。枝についてた部分(緑のぽっち)ですよ。
「みかん」は低カロリー
また、「甘いミカンを1個まるまる食べる」ため、カロリーが気になる方もいらっしゃるようです。
しかし、他の加工食品と比べると、砂糖を使わない分カロリーも控えめなので安心していいようです。
缶詰やゼリーなどの「加工されたミカン」は、砂糖が使われていることが多いため、カロリーが高い傾向があります。
同じみかんを食べるなら「生ミカン」を選んだ方が健康的といえます。
※文部科学省の食品成分データベースによると、みかんのカロリーは100gあたり、45kcal(キロカロリー)のようです。
バナナのカロリーは?(参考)
似たような果物には、バナナもありますね。
バナナは甘し「手が汚れない」から大好き!バクバク食べるよー
栄養もたくさんあるんでしょ?
バナナのカロリーは、100g当たり86kcalです。
ミカンの約2倍ほどありますので、カロリーがちょっと高めですね。
バナナは、食べ過ぎは良くないですよ。
最後に:「傷んだミカン」の正体は?
ミカンを長期間放っておくと、腐ってカビが生えることがあります。
黒っぽいのが出てきた(傷んできた)と感じた時点で、そのミカンは熟れている(完熟期)を過ぎてしまったことになります。
「ミカンが腐る=食べごろが過ぎてしまった状態」です。
食べごろ(おいしい時期)を逃してしまうと、傷んで腐ってしまいます。
傷んだミカンは、「エチレンガス」を発生してしまいます。
エチレンガス発生で「ミカンの熟成が早まる」
「エチレンガス」は有害なガスではなく、食べ物の熟成を促す効果があるため、農業ではよく使われているようです。
しかし、すでに食べられる状態のミカンには、よくありません。
成長を早めてしま原因になるため、腐りやすくなってしまいます。
「周りのミカンが腐る前に」取り除くようにしましょう。
ミカンを大量に購入したら、「定期的に箱ごと鮮度チェックをする」ことをおすすめします。
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インフルエンザは、毎年3月までがピークです。(厚生労働省ホームページ参照)
え?そんなに続くの
春になっても油断できませんので、
風邪などの病気にならないように気を付けなくてはいけませんね。
得する情報.comでは、そんな「健康」に関する記事もあります。
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