マイナンバーカードの申請は、お手持ちのスマートフォンやパソコンからできます。
ただし、実際にカードを受け取るまでにかかる時間は、申請から約1ヶ月以上かかります。
- 申請した日時:2月6日(水) 10:39(【個人番号カード】申請受付完了のお知らせ)
- 通知書が自宅に届く:3月10日(日)
- 実際に受け取った日時:3月12日(火)10時頃
結果:受け取りは「申請完了から約5週間」
※マイナンバーカードは、住民票のある市区町村で受け取る必要があります。
写真付き公的証明書が必要な方は、早めに申請をしましょう。
写真付きマイナバーカードは、国が発行する「個人向けの公的身分証明書」です。
運転免許書の代わりになる、「写真付き身分証明書」のため、本人確認(提示)に利用できます。
現在、「住民基本台帳カード(住基ネットカード)」を持っている方も、期限が切れる前にマイナンバーカードに変更しなければいけません。
運転免許証を持っていない方は、作っておくと便利な証明書です。
今後は公的支援(政策)もマイナンバーカードを利用する可能性もあります。
住民基本台帳カードは使えなくなるの?
住民基本台帳カードは、期限が切れるまで使えます。
住民基本台帳カード(住基ネットカード)は廃止され、マイナンバーカードに統一されるため作れません。
筆者も住基ネットカードを持っていましたが、期限が切れます。
そこで新しくマイナンバーカードを作る必要があったため、スマートフォンで撮影し、スマートフォンでマイナンバーカードの申請をしてみました。
どのような手順、作業が必要なのかをご紹介します。
※筆者がマイナンバーカードを受け取った2019年3月13日時点の情報を追記しました。
マイナンバーカード申請の流れ(スマートフォン申請)
【申請する前】「必要なもの」を準備
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「申請に必要なもの」
・「申請書ID(23桁)」※マイナンバー通知書に記載(QRコード)
・「証明用写真」※スマホ撮影/自撮り可能
・「生年月日」※家族で申請する場合は事前に確認
・「メールアドレス」(登録・写真アップロード・再申請の通知などに利用)「申請書ID(23桁)」は、マイナンバー通知書を紛失した場合、役場で「マイナンバーカードの申請書」を発行してもらうとわかります。(筆者は無料でした)
※正式名称:「個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書」
写真に不備があると、登録したメールアドレスに「再申請のメール」が届きます。
いつも確認するメールアドレスにしましょう。
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写真を撮影する
自宅で撮影する場合「無背景」「影にならない場所」で撮影してください。
※背景の色は指定されていませんが、一般的な証明用写真は「白」か「青」です。
写真の注意点は、公式サイトをご確認ください。(NG例に注意)
公式サイト:顔写真のチェックポイント (マイナンバー総合サイト)
ページ内情報:自撮りで影になりにくい方法
※NGになると再申請が必要になり「カード受け取りが1週間以上遅れる」可能性があります。
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マイナンバーカードの申請手順(WEBサイト)に進む
マイナンバーカードは、基本的に「10年間(発行から10回目の誕生日まで)」同じ写真です。
※再発行手数料は1000円
写真は写りがいいものを選びましょう。
写真貼りたくないんだけど・・・
マイナンバーカードは「写真付きしかない」ので写真は必要です。
マイナンバーカード申請【手順】
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マイナンバーカード申請ページにアクセス
【方法1】交付申請書(マイナンバー通知カード)の「QRコード読み込み」で移動(申請ID自動入力)
マイナンバー通知書を紛失した場合、「申請ID」を手動で入力する必要があります。
【方法2】手動入力:公式サイトの「パソコンによる申請方法」にアクセス
パソコンによる申請と書いていますが、スマートフォンにも対応しています。
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利用規約の確認
2つの条件を確認(チェック)して、先に進みましょう。
・15歳以上、または15歳未満や成年被後見人の法定代理人です。
・「個人番号カードオンライン申請」利用規約、および「個人情報の取扱について」を承諾の上、申請します15歳未満の申請は「法定代理人=父や母」が行う必要があります。
※「個人番号カードオンライン申請」利用規約は、「緑の枠」をタップすると表示されます。
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申請書ID(23桁)の入力
マイナンバー通知書に記載された「23桁の申請書ID」を入力します。
※QRコード以外でアクセスした場合は、手入力が必要です。
「申請書ID」はマイナンバーではありません。
QRコードを読み込んでアクセスした場合は自動入力されています(あっているか要確認)
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メール連絡用「氏名」「メールアドレス」入力
連絡用の「メールアドレス」と「氏名」を入力します。
複数の申請を同じメールアドレスで受信する場合は、区別できるように名前を変えて登録しましょう。
※入力後は「画像認証(6桁の英数字)」を入力して確認→再確認の画面が表示されます。
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メールを確認する(有効期限:24時間以内)
メールには「認証URL」が記載されています。
24時間を過ぎるとメールアドレスの再登録が必要です。
※再登録は同じメールアドレスでもOK
メールを確認
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メール確認
メール連絡用「メールアドレス」の登録が終わると、メールが届きます。
メールを確認し、表示されているURLにアクセスします。
URLの有効期限は「メールアドレス登録後24時間」です。(過ぎたら再度メールアドレス申請)
※異なる端末でURLにアクセスすると、端末認証の番号がメールに届きます。(番号入力が必要です。)
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顔写真登録
メールに届いたURLをタップすると、顔写真登録画面が表示されます。
画面下の「赤いボタン(アップロード)」を押すと、写真の選択画面が開きます。
カメラ・マイクの使用許可を求めますが、すでに撮影している場合が「いいえ」で構いません。
ページ内詳細:画像選択画面の使い方(スマホ)
注意事項をよく読んで画像をアップロードしましょう。
※Jpeg、ピクセルサイズは「デフォルト(初期設定)」でもアップロードはできました。
画像処理をすると「NG」になる可能性があります。
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写真の確認
アップロード後、確認を押すと「画像確認画面」が表示されます。
確認してよければ、先に進みます。スマホ本体の「戻る」ボタンは使用しないでください。
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申請情報入力(生年月日)
申請情報入力では、申請IDと同じ誕生日を入力します。(顔写真と同一人物)
複数の申請する際にはご注意ください。 -
電子証明書発行希望 有/無
電子証明書発行希望欄は、電子証明書の「発行」と「点字記載」の有無確認です。
通常は、そのまま(電子証明書の発行)にしておく方がよさそうです。
※変更はカード再発行になるため「手数料1000円が必要」です
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顔写真の送信完了
確認画面で問題がなければ、確認を完了しましょう。
顔写真が送信され、手続きが完了します。
登録したメールアドレスにも、確認メールが届いています。(自動返信)
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「交付通知書(はがき)が届く」か「再申請メールが来る」まで待つ
写真に不備があると、登録したメールアドレスに「再申請のメール」が届きます。
いつも確認するメールアドレスを登録しましょう。
【受け取り】交付通知書が届いた後の流れ
申請内容(写真や入力)に問題がなければ、ご自宅に「交付通知書」が届きます。
正式名称:マイナンバー個人番号カードの交付について(お知らせ)
※封書で送られてきました。(自治体によってハガキもあるようです)
筆者の場合、封筒に2枚の書類が入っていました。
- 1枚目:マイナンバー個人番号カードの交付について(お知らせ)
- 2枚目:個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書(署名・押印が必要)
※署名・押印が必要な書類は、必ず記入の上提出が必要です。
※下欄には「代理で受け取る場合の委任状」もあります。
通知書で確認すること
通知書にかかれた「時間帯」に、「必要書類」を持って、「指定された交付窓口」に取りに行きます。
筆者の場合は、「町役場の町民課(特設窓口)」でした
交付時間(受け取れる時間)は「平日9時~17時」ですが、時間外交付もあります。
時間外交付は、筆者の場合水曜日17時~19時の「完全予約制」とあります。(前日17時までの電話予約が必要)
※お住まいの自治体によって異なります。
3つとも重要です。
- 受け取り時間(受付):通知に記載(ハガキ・封書のどちらか)
- 必要書類:交付通知書(ハガキ・封書)、マイナンバー通知カード、本人確認書類など
- 指定された窓口:市区町村によって異なります
※マイナンバー通知カードは、マイナンバーが記載されているカードです。
必要書類について
- 交付通知書 兼 照会書(はがき、封書など)※署名・捺印が必要
- 「マイナンバー通知カード」(個人番号が記載されているカード)
- 本人確認書類(※右記参照)
- 住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
本人確認書類は、「写真付き住民基本台帳カード」でもかまいません。
住民基本台帳カードは「マイナンバーカードと交換」のようです。(持っていない方は不要)
※住民基本台帳カードは、今後使えなくなります。
※「マイナンバー通知カード」とは、個人番号(マイナンバー)が記載されているカードです。
通知カードと交換になっています。(紛失した場合は、そのように伝えてください)
本人確認書類について
筆者の通知には、以下の本人確認書類を持ってくるように書いてありました。
写真付き公的証明書
以下のうち、1点でOK
- 運転免許所
- 旅券(パスポート)
- 在留カードのうち1点
写真付き公的証明書がない場合
以下のうち、2点必要
- 健康保険証
- 預金通帳
- 年金手帳
- 社員証
- 学生証
- 医療受給者証
交付窓口でやること:「受け取り」「暗証番号設定」
交付窓口では、「マイナンバーカードの受け取り」と「電子証明の暗証番号設定」があります。
- 署名用電子証明書暗証番号(英数字6文字以上16文字以下)
- 利用者証明書用暗証番号(数字4桁)
- 住民基本台帳用暗証番号(数字4桁)
- 券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)
4つの機能の暗証番号を設定する必要があります。
ただし、数字4桁の暗証番号(2~4番)は同じ数字でも構いません。
電子証明の暗証番号(1番目)は、英数字で最低6文字~16文字以下です。
※英数字の組み合わせは、「数字」と「アルファベット」それぞれ最低1文字は必要です。
2番目以降は、数字だけで4桁です。
電子証明は使う回数が少ないため、忘れない文字列を設定しましょう。
※暗証番号の忘れ(間違いによるロック解除)は、お住まいの区の区役所戸籍課窓口で手続きが必要です。
「暗証番号入力」画面の注意点
暗証番号の入力は、パソコン画面のタッチパネルで操作しました。
押し間違え(誤動作)が多いため、必ず「暗証番号表示」ボタンを押して確認しましょう。
※入力時は「****」と表示されますが、画面右側の「暗証番号表示」ボタンを押すと表示されます。
数字があっているかを確認しましょう。
筆者は何度も数字が違っていました。(画面のボタンが小さいため認識がおかしい時があります)
暗証番号:「最大5回間違え」でロック
マイナンバーカードを利用するときに、暗証番号を「最大5回」間違えるとロックされ利用できなくなります。
- 署名用電子証明書暗証番号:5回まで
- 利用者証明書用暗証番号:3回まで
ロックを解除するには、市区町村の窓口で再設定をする必要があります。
2度手間になりますので、「間違った設定をしない」ようにしてください。
暗証番号の「意味」「利用範囲」
マイナンバーカードで入力する暗証番号は、それぞれ使う場面が異なります。
ここでは、詳細をご紹介します。
署名用電子証明書暗証番号
※英数字6文字以上 |
インターネットで電子文書を送信する際などに、入力する暗証番号
例:e-Taxなどの電子申請 |
利用者証明書用暗証番号 | インターネットを閲覧する際などに、利用者本人であることを証明する時に入力
例:マイナポータルへのログイン、コンビニで公的な証明書の交付など |
住民基本台帳用暗証番号 | 住民票コードをテキストデータとして利用する時に入力 |
券面事項入力補助用暗証番号 | 個人番号や基本4情報を確認するときに利用 |
電子証明書の利用方法
電子証明書は、お手持ちのパソコンやスマートフォンでできる場合があります。
ただし、「通信機能(通信機器)」がないと使えない機種があります。
- パソコン:ICリーダー
- スマートフォン:NFC
ICリーダー
※電子証明書をパソコンで利用する際には、ICチップが読み込める「ICリーダー」が必要です。
(ノートパソコンの内部に組み込まれている機種もあります)
「
詳細は公式サイトで「マイナンバーカードに対応したICカードRW一覧」をご覧ください。
詳細:ICカードリーダライタに関するご質問 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
NFC搭載スマートフォン
※スマートフォンでは「NFC」に対応している機種であれば使える可能性があります。
(ただし、利用できる機種・できない機種があります。)
「
詳細は公式サイトで「マイナンバーカード対応NFCスマートフォン一覧」をご覧ください。
詳細:電子証明書の読取り可能なスマートフォンに関するご質問 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
マイナンバー通知カードの返納(か、紛失届)
マイナンバーカードを受け取る際には、「マイナンバー通知カード」と交換です。
※どちらか片方しか持てないようになっています。
(マイナンバー通知カードは公的身分証明書として使えません。)
紛失した場合:紛失届の提出
もし、通知カードを紛失した場合は、「紛失届」に連絡先を記入する必要があります。
※住所・氏名・電話番号
印鑑は、筆者の場合は不要でしたが、押すところが印刷されていました
住民基本台帳カード「返納」と「返納届」
住民基本台帳カード(住基ネットカード)をお持ちの方は、「マイナンバーカードと交換」になっています。
今後廃止されますので、有効期限が切れると使えません。
ただし、持っておきたい場合はそのように伝えましょう。
そのまま持っていることはできるようです。
失効した住基カードを記念品としてお持ちいただくことはできますので、ご希望の場合には、その旨を交付市区町村の窓口までお申し出ください。
住民基本台帳カードを返納するときは、返納届に連絡先を記入する必要があります。
※住所・氏名・電話番号
印鑑は、筆者の場合は不要でした。(押すところは印刷されていました)
マイナンバーカード有効期限(5回目の誕生日まで)
マイナンバーカードの有効期限は2種類があります。
有効期限 | |
マイナンバーカード | 10回目の誕生日まで(20歳以上)
※20歳未満:5回目の誕生日まで |
---|---|
電子証明書
(暗証番号) |
5回目の誕生日まで(全年齢) |
マイナンバーカードは「最大10年有効」ですが、「電子証明書と暗証番号」は5年に1回で更新する必要があります。
更新は3か月前から受け付けしていますので、最寄りの市区町村に行く必要があります。
有効期限は「マイナンバーカードの表(オモテ面)」に記載されています。
その他、お住まいの市区町村からも連絡があるそうです。
※電子証明書を付けていない方は、10年間更新がありません。
住所変更(引っ越し/婚姻など)
また、引っ越しや婚姻などで「氏名・住所が変わる時」は、市区町村に届け出る必要があります。
役場の職員が「追記欄に裏書き」するため、マイナンバーカードを忘れないようにしましょう。
自分で書き込まないようにしましょう。
個人番号(マイナンバーの番号)は、住所や苗字が変わっても一生変わりません。
マイナンバーカードを紛失:コールセンターに電話
マイナンバーカードを紛失したら、すぐに「コールセンター」に電話をして、住民票のある役場で紛失届を出しましょう。
※コールセンターは「365日24時間対応」です。
マイナンバーカード紛失した時の電話番号 |
---|
マイナンバー総合フリーダイヤル(無料)
0120-95-0178 |
個人番号カードコールセンター(有料)
0570-783-578 050-3818-1250(つながらない場合) |
※見つかった場合は、住民票のある市区町村窓口で解除を行えます。
※紛失した場合の再発行は、手数料800円前後がかかります。
※電子証明書のみの更新手数料は200円前後
住民票のある役場で受け取れない場合
住民票のある市区町村で受け取れない場合は、居住届を出すと他の役場でも受け取れます。
居住届を出す場所は、住民票のある市区町村になっています。
申請する前に役場の方に相談しましょう。