手軽にできる節約術の第二弾目は、
『暖房費を節約するために、生活環境(住)を見直す』がテーマです。
生活環境って何?
このようなことが考えられます。
「住」暖房の節約方法
- 部屋の温度が下がらない工夫をする
→保温性の向上 - 暖房器具の見直し
→節約方法、使い方の見直し - 電気の契約を見直す
これで、暖房費がいくら変わるんだっけ?
前回のお話を復習しましょう。
前回までのあらすじ
前回は、『室温を1℃下げると、暖房費が1000円以上節約できる』というお話をしました。
あっ!この表か!
そのために、「着る物を見直したり、厚着をして暖かく過ごす」ということだったよね。
そして、「暖房費が1000円以上安くできる」が前回までのあらすじです。
今回のお話は・・・?
今回は、住まいの環境や実際の暖房の節約方法について考えていきます。
では、さっそく見ていきましょう。
部屋の温度を下げない工夫をして「無駄な暖房をカット」
冬に暖房を付ける一番の理由は、
「寒い(=部屋の中が冷えている)」ということです。
つまり、部屋の中が保温ができていれば(暖かければ)、暖房を付ける時間も短くなるということです。
先ほどの一覧にあった「必要な時だけ暖房をつける」の部分だね。
その通り!
部屋の保温を見直すだけでも、節約効果は期待できるんですよ。
そのためには、『家の中に冷たい空気が入らないようにすること』が大切です。
部屋の中が冷える理由は、家の外の気温が低いからです。
外気の冷たい空気が、部屋の温度を奪ってしまうのです。
冷蔵庫の中に家を入れているイメージで考えるとわかりやすいですね。
部屋の温度を下げないためには、保温性を高める方法を取る必要があります。
カーテンは三枚重ね、裏地付きで選ぶ
ここで質問です。
- 家の中で、外の気温の影響を一番受けやすい場所はどこでしょうか。
- それはガラス窓です。
ガラスは家の中でも一番薄いため、外気の影響を受けやすい場所といえます。
そのため、窓にはカーテンやレースを付けて「熱の行き来を遮断する」のが一般的です。
「冬は冷えるのことを」「夏は日光は入りすぎないことを」防止する役目があります。
冬は、保温性に優れたカーテンを選びましょう。
一言でカーテンといっても、種類(編み方など)がたくさんあります。
冬に最適なカーテンは、「三枚重ね」で織り込まれたもの、「裏地付き」で断熱性が高いものを選ぶことをおすすめします。
保温性に優れたカーテンのメリット
- 三枚重ねカーテン(ワッフルサンド)のメリット:3枚の生地を使うことで、2つの空気の層(断熱効果)ができる
- 裏地付きのメリット:2枚の生地の間で空気の層が1つできる
三枚重ねのカーテンが一番ですが、値段も高くなります。
寒さが厳しくない地方であれば、裏地付きでいいかもしれません。
カーテンの長さは床に届くものを選ぶ
カーテンの長さが足りないと、窓に接した部分から部屋の温度が奪われてしまいます。(冷えやすい)
カーテンの長さは床に届くものを選びましょう。
また、防寒グッズとして、断熱パネル(シート)が売られています。
窓とカーテンの間に断熱材を入れることで、多重の空気の層を作ることができ「カーテンの断熱効果をアップする」ことができます。
隙間風をふさぐ効果もありますので、取り入れてもいいかもしれませんね。
部屋の内部もカーテンで区切ることで節電効果をアップさせる
リビングとキッチンが区切られていない構造の住宅もあります。
しかし、エアコンなど暖房機器は温めることができる広さに限界がありますので、
能力を超えた広い範囲で使うと暖房効率が薄れる場合があります。
そのような構造であれば、カーテンやすだれなどの仕切りを入れて区切ることをおすすめします。
雨戸を閉める
雨戸は密閉性に優れているため、室温を外に逃がすのを抑える効果に期待できます。
しかし、デメリットもあります。
雨戸を閉めるデメリット
- 晴れていても太陽の光が入らない(室温が上がりにくい)
- 空気の入れ替えが悪くなる
朝~夕方は日光を入れるようにした方がいいでしょう。
太陽が昇って暖かい時間帯は、できる限り雨戸は使用しない方がいいといえます。
日没以降、気温が下がる前に閉めるといいかもしれません。
太陽の光がないと、寝過ごしそうな予感もします。
鍵を閉めるだけでも保温効果が高まる
窓の鍵をかけるのも、保温性が高まる効果があります。
窓と窓の隙間を閉じるためです。
しかしこのご時世、カギをかけることは徹底しているご家庭が多いですね。
窓枠の通気口・通風孔を閉める
現在の住宅では、たいてい窓の枠に換気できる穴(通風孔)があります。
これは、建築基準法第二十八条2項目(居室の採光及び換気)に定められているからです。
「居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、二十分の一以上としなければならない。」
このような通気口は、隙間風の原因でもあります。
暖房をつける時には閉めるなどで、保温効果を高めましょう。
「換気は定期的に実施」を心がける
ただし、これら保温にも注意点があります。
それは長期間閉じすぎない(密閉し続けない)ということです。
通気口・通風孔は家の湿度を外に逃がすという役目があり、家の中の湿度が高すぎると建物が傷む原因にもつながります。
「定期的な換気」は病気になるのを防ぐ効果も
湿度が高い状態を維持し続けると、カビが生えたり、ホコリがたまりやすくなります。
(ハウスダストやぜんそくの原因の一つです。)
また、冬ですので病気にもつながる可能性があります。
密閉されて保温性・保湿性がすぐれた環境の部屋にウイルスが入り込むと、たちまち増殖して家族みんなに移ってしまいます。
空気の入れ替えでウイルスを減らすこともできますので、定期的な換気は大切です。
長期間換気をしないと、家の寿命が短くしてしまう可能性があったり、体にも悪いです。
冬でも定期的に換気をしましょう。
運動で体温を上げる
冬は寒くて体を動かす機会が減ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ですが、お家に閉じこもってじっとしているよりも、
運動して体を動かす方が温かくなりやすいんです。
外で遊ぶことも必要なんだね。
また、血行が悪くなることで、冷え性になりやすくなります。
お風呂でゆっくり体を温めて睡眠
体をお風呂で温めた後は、できる限り早くお布団に入りましょう。
体のコリもとれ、リラックスした心地よい睡眠がとれます。
冷えてしまったら足湯で血行を良くする
また折角暖まっても、冷えてしまっては意味がありません。
寝る前に入るのが一番ですが、足湯でもかまいません。
足を温めることで、体全体の血行がよくなり寝冷えも少なくなります。
湯たんぽでお布団を温める
湯たんぽはやかんのお湯を入れるタイプだけでなく、レンジで温めるタイプもあります。
節約を考えるなら、お風呂で温める方法もあります。
使い終わったお湯は、そのまま掃除や水やりに使ってもいいかもしれません。
窓際に鉢植え植物を置くと、保温効果がある
窓際に観葉植物などの鉢植えを置くことで、太陽の熱を土や葉っぱが熱を吸収します。
土は冷えにくいため、暗くなっても暖かい温度が長く持続し、部屋全体の温度が下がりにくくなります。
暖房器具の選び方をおさらい
さあ、次は本題の「暖房の節約」にはいりましょう
やっとで本題?
今まで(衣類と住居)は、
「冷えない生活」「暖房を使う時間を減らす工夫」をご紹介しました。
ここからは、暖房器具の実践的な節約方法をお伝えします。
暖房器具の節約は、種類別にたくさんありますね。
それぞれのメリットデメリットを確認しましょう
メリット | デメリット | |
石油ストーブ | コストが安い | 石油が必要 暖まるのに時間がかかる |
ガスストーブ | 速暖性がある (温まるのが早い) |
ガス栓が必要 電気も少し必要 |
電気ストーブ | 速暖性がある | 電気代が高い |
ヒーター | 速暖性がある | 電気代が高い |
エアコン | 広範囲に送風できる 温度調整が簡単 |
電気代が高い 暖まりにくい |
こたつ | 電気代が安い | 少人数でしか使えない |
ホットカーペット | 床に座っても暖かい | 全身が暖まりにくい |
それぞれの選び方は、使い方や環境で変わってくるということですね。
たとえば、一人暮らしであれば「こたつ」などの少人数が温まれば十分ですし、
4人暮らしなどであれば、ストーブやエアコン、ホットカーペットなどがいいかもしれません。
一度に温める必要がある人数によって選ぶんだね。
人数の他にもいろいろ変わってきますので、
それぞれのメリットデメリットを比較してみましょう。
「こたつ」はコスパ最強?
冬の定番はやっぱり「こたつ」
消費電力は1時間当たり2~10円と一番低く設定されています。
8円も差があるのは、スイッチを入れた直後~温まった後の保温調整温度が違うからです。
- スイッチを入れた直後は、フル稼働して約10円。
- 温まってきたら、設定している温度(強・中・弱)に自動で調整してくれます。(約2~8円)
また、東京電力の節電&節約手法を見ると、このように電気の節約ができるとあります。
節約するコツ
東京電力の節電&節約手法による節約できる金額
- コタツ布団に上掛けと敷布団をあわせて使う→約150円/月節約
- コタツの設定温度を「強」から「中」に下げる→約230円/月節約
※敷布団は、こたつ足の4面の面積を超える大きさを選びましょう。
といっても、最近では持っていないご家庭も多いかもしれません。
フローリングの床では、こたつでは暖まりにくいからです。
基本的には「畳+こたつ」が一番ですが、床に段ボールやジュータンを敷くと、こたつ1台で冬を越すことはできます。
この機会に取り入れてはいかがでしょうか。
電気カーペット
ホットカーペットの消費電力は大きさ「1畳~4畳のタイプ」や種類によって消費電力が変わってきます。
- 1畳のタイプで1時間に4円の電力を使用
- 4畳タイプで14円ほどです。
また、温度の調整でも変わってきます。
じゅうたんタイプ (表面が布で覆われている) |
毛に保温効果があるため、消費電力が小さい ただし、掃除(汚れ・ダニ)の問題もある。 |
フローリングタイプ (表面が板) |
板状なので冷えやすく、全体的に消費電力が高め ただし、汚れても掃除が楽。ダニも住みにくい |
ホットマット | 1人用の電気マット。 面積が狭いので消費電力は低い |
節約するコツ
- 3畳タイプのホットカーペットの設定温度を「強」から「中」に下げる約850円/月の節約
- 2畳タイプのホットカーペットの設定温度を「強」から「中」に下げる約570円/月の節約
(東京電力の試算)
ストーブ(電気・灯油・ガス)
ストーブといっても、いろんなタイプがあります。
それぞれの消費電力を見てみましょう。
出力 | 種類 | 消費電力 | 向いている置き場所 |
高 | 石油ストーブ | ほとんどなし(電池) | 広い部屋(リビングなど) |
---|---|---|---|
高 | 石油ファンヒーター | 15W~950W | 広い部屋 |
高 | ガスファンヒーター | 15~55W | 広い部屋 |
中 | オイルヒーター | 500W~1500W | やや狭い場所(小さめの部屋) |
弱 | 遠赤外線ヒーター | 270W~5100W | 狭い場所 (トイレや脱衣所) |
弱 | セラミックファンヒーター | 600W~1400W | 狭い場所 |
弱 | ハロゲンヒーター | 180W~1000W | 狭い場所 |
弱 | シーズヒーター | 250W~4500W | 狭い場所 |
※表の消費電力は、価格.com – ヒーター・ストーブの選び方の製品一覧から検索した結果です。
そのため、すべての暖房能力(○畳)の最大最小値となります。
【石油ストーブ】電気を消費しない分お得?
送風機能(ファン)がない「石油ストーブ」(コンセントがないタイプ)であれば、電気は必要ありません。
灯油の購入費だけで済みます。(点火は電池式が一般的)
また、石油ファンヒーターよりも火力が弱い分、灯油も少なく済みますので、コストパフォーマンスに優れているのはストーブといえます。
しかし火力が弱いと寒い時に、なかなか温まらないというデメリットもあります。
寒い地方では、火力が足りない可能性が高いです。
ファンヒーターにないメリットも
石油ストーブは、本体が熱くなるため、やかんや鍋などを温めることができます。
電気を使わずにお湯を沸かすことができたり、簡単なお料理(お餅を焼くなど)や保温に最適です。
そういった点で見ると、節約意識が高いご家庭でも愛用している方が多い特徴があります。
しかし逆に言うと、やけどや火事の原因になるため、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では使用時に注意する必要があります。
さらに、賃貸によっては石油ストーブを禁止している物件も増えています。
購入する前に契約書に書かれていないかをチェックしましょう。
万が一違反した状態で火災になってしまうと、賃貸するときに契約した保険の対象から外れてしまうケースもあるようです。
不完全燃焼「一酸化炭素中毒」の原因は芯にある?
石油ストーブで問題になるのが、不完全燃焼です。
ファンヒーターであれば、不完全燃焼をしていれば安全装置が働き自動で止まりますが、電気経路がないストーブではそのままの状態になることがあります。
不完全燃焼になる主な原因は、燃える場所にある「芯(綿)」が消耗していることにあります。
ストーブの芯は消耗品ですので、定期的に交換しましょう。
(分解する必要がありますので、修理に出した方がいいかもしれません)
また、去年の冬(今年の春)の時期に購入した古くなった灯油はガスと水が分離している可能性があります(変質灯油/不良灯油)ので、使わないようにしましょう。
【ファンヒーター】石油よりガスの方が消費電力は少ない
ガスの方が安いのは、火の付きがよく、空気をすぐに暖められるからです。
石油ファンヒーターは、点火するときに電力を大きく消費します。
ガスヒーターの方が、お得なような気がしますね。
ただし、ガスヒーターはガス栓がない部屋にはつけられません。
なので、大半の方がガスヒーターを選ぶしかないのかもしれません。
ファンヒーターの節約するコツ
ファンヒーターは、点火するときに電気を大きく消費します。
起動中はやや少なくなりますが、ドアなどを開けて部屋の温度が下がると火力が上があります。
この時に、消費する電力が高くなりますので、部屋の温度を下げない工夫が必要です。
また、置き場所を工夫すると節約できます。
冷たい空気が入りやすい「ドア(入口)や窓」の近くがおすすめです。
ファンヒーターは、あたたかい空気を送る機能がありますので、風上に置いた方がいいためです。
【オイルヒーター】安全性が高く、スイッチを切っても長持ち
オイルヒーターは、私の部屋で使ってます。
オイルヒーターは、金属板の中に油が入っています。
(オイルは消費しないので交換補充は不要)
オイルを電気で温めますので、温まるのが遅い傾向にあります。(ややデメリット)
ただし、一度温まると電源を切っても暖かい状態が長く持続します。(メリット)
そのため、「寝室を温めて置いて、寝る前にコンセントを抜く」ということもできます。
他のヒーターよりも、安全面が高いというメリットがあります。
それと音がほとんど出ない上にホコリが舞いません。
なので、赤ちゃんが寝ている部屋などでも安心して使えます。
でも、本体(の金属板)が非常に熱くなりますので、直接触らせないようにしてください。
それと、オイルヒーターは「鉄+油(液状)」でとても重いです。
腰を痛める可能性もありますので、高い階にお住まいの方は持ち運びに苦労するかもしれません。
(組み立ててしまえば、移動用のキャスターが付いていますのでご家庭内の移動は楽です。)
【セラミックファンヒーター】
セラミックを電気で温めて温風を出すひーたーです。
石油やガスを使わないので、安全性が高いです。
ただし、火力が弱いため狭い範囲でしか暖まりません。
トイレや脱衣所など、狭い場所で使うのが一般的です。
(ガスも発生しません)
ただし、消費電力が高めですので、節電には不向きかもしれません。
ハロゲン・シーズヒーター
こちらも電気タイプです。
どちらとも、正面だけが温かいため狭い部屋で使うのが一般的です。
温風は出ませんので、近めに置いて作業するなどもできます。
ただし、ランプを直接見るのは目に悪いようです。
付けている間は直視しないようにしましょう。
エアコン
実はエアコンにも種類があります。
- 壁掛け用:横長方形のエアコン(ご家庭でよく見かけるタイプ)
- 窓用:窓に直接つけるため、室外機が不要(会社や学校などでよく見るタイプ)
- 床置き:移動できる小型のエアコン
ここでは、ご家庭でよく使われている壁掛け用のエアコンの省エネを考えます。
消費電力は届く面積によって変わる
どの程度の部屋で使うのかによって、選ぶ必要があります。
たとえば、三菱電機の霧ヶ峰ラインアップ Zシリーズで見ると、
- 6畳タイプ(一番小さめ)の消費電力は465W
- 29畳タイプ(大容量)の消費電力は3200W
このように、能力によってずいぶん差が出てきます。
しかし、一概に言えるのは「暖房は冷房よりも、消費電力が若干高めになる」ということです。
節約するコツ
- 暖房時の室温設定を1℃下げる(21℃→20℃):230円/月の節約
- エアコン使用している期間フィルターを月に2回程度清掃:70円/月の節約
(東京電力の試算)
エアコンによる暖房運転は、冷えた空気を温めるときにもっとも電力を消費します。
付ける前にあらかじめストーブで部屋全体を温めたり、自動運転にして一定温度に保つと消費電力を抑えることにつながります。
シーズン中は月に1〜2回、フィルターに付着したゴミやホコリを掃除機で吸い取ったり、ぬるま湯で洗うくらいの簡単な清掃でOKです。
暖房器具のお得な使い方をチェック
加湿すると体感温度が上昇させる
部屋の湿度を上げると、体感温度を上げることができます。
ストーブを付けたらやかんを置く、加湿器を使うなどして、部屋の湿度を一定に保つと部屋の温度を下げにくくします。
洗濯物を室内干しすることでも、湿度は上がります。
また加湿することで、風邪ウイルスの繁殖を防ぐ効果も期待できます。
そういう点では、エアコンなどの空気が乾燥してしまう暖房器具は見直した方がいい場合もあります。
「エアコンは広範囲に温めるのに適している」など、器具によってメリットもありますので、利用する部屋で考えた方がいいかもしれませんね。
なぜ、湿度を上げると人の体は暖かく感じるのか?
空気の湿度が低いと、肌から水分が蒸発してしまい、同時に体温を奪われてしまい寒く感じます。
これを気化熱といいます。
逆に湿度が高いと、水分が蒸発する量が減るため、熱を奪われにくくします。
ですので「冬は湿度を高めると、寒さを感じにくくする」効果があるんです。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまります。
エアコンの風向きを下向きにして、
サーキュレーターや扇風機で空気を上に送ると、暖かい空気が下に降りてきます。
こまめに消すより「自動運転」
また、こまめに消さず自動運転にするのも節電効果があります。
暖房器具は、起動する時に大きなエネルギーを作り出す作りになっています。
その分、電気を消費します。
付けたり消したりすると、その都度電気を多めに消費してしまいます。
冬場のエアコン(暖房)の温度設定は、18℃〜20℃に設定しましょう。
自動運転にしておけば、暖かくなった時に自動で出力を下げて一定の室温に保ってくれます。
出かける前15分前には暖房を消しておく
あらかじめお出かけする予定がわかっている時は、暖房のスイッチを早めに切るとその分節約になります。
なんで?寒いじゃん
大丈夫。窓を全開に開けない限り、急激に冷えることはほぼないわよ。
それにお出かけする直前まで温めていても、誰もいないからその分無駄になるの
お出かけの準備で体が動くから、多少寒くても大丈夫でしょ?
そうだね。
最後に:電力料金の見直しをやってみる
電力販売自由化により、一部電力会社の料金プランが改訂されています
たとえば、こちらの画像は東京電力の新料金の「夜トクプラン」です。
昼間の料金が高くなりますが、夜は安くなっていますよね。
旧プランの受け付けは終了しましたが
申し出ない限り、従来のプランのまま契約が続きます。
新プランがお得だと感じたら、電力会社に電話してみましょう。