いまや転職を考えたことがある人は、
およそ半数以上といわれています。
そのような時代ですので
失業給付金を受け取ることが出来る
「雇用保険制度」はご存知の方が多いかもしれません。
失業給付金とは?
失業給付金とは、再就職するまでの保険と考えていいでしょう。
次の就職先が見つかるまで、
定められた期間生活費を受け取ることができる国の保障制度です。
雇用保険に加入している人は、
収入がなくなってしまったら、
ハローワークにいくと受給手続きをします。
- 会社を辞めた時
- リストラされた時
- 倒産した時
など、
もちろん転職を考える人も対象です。
しっかりと確認し、利用して損をしないようにしましょう。
失業給付金の給付日数はその会社に勤務した期間で決まる
自己都合で離職した人の場合
自己都合で離職した人の場合、最高で150日間。
被保険者期間は
- 半年から10年未満の勤務であれば90日の保障
- 10年~20年未満では、120日間
- 20年以上の勤務者であれば、150日
さらに、45歳以上60歳未満は
会社都合の場合(倒産や解雇など)でも
20年以上勤務した人でも最高で330日しか受給できません。
会社都合で離職をした人の場合の受給日数
この表は、失業給付金を受け取ることが出来る日数です。
※単位は日
被保険者期間 | 0.5~1年未満 | 1 ~5年未満 | 5 ~10年未満 | 10 ~20年未満 | 20年未満 |
---|---|---|---|---|---|
30歳未満 | 90 | 90 | 120 | 180 | なし |
30~34歳未満 | 90 | 90 | 180 | 240 | 240 |
35~44歳未満 | 90 | 90 | 180 | 240 | 270 |
45~59歳未満 | 90 | 180 | 240 | 240 | 330 |
60~65歳未満 | 90 | 150 | 180 | 240 | 240 |
失業給付金額の計算方法
給付される金額
基本手当て日額が定められている。
※月額ではありません。
原則として離職した日の直前6ヶ月間に毎月支払われた賃金の合計を180で割り、
さらに賃金額に応じて45%~80%になる
- 6ヶ月の賃金合計÷180×45/100
- 6ヶ月の賃金合計÷180×80/100
月給30万円の場合
最高日額8000円
(300000×6)÷180×80/100
となる。
さらに年齢により上限額が定められているので
満額もらえるわけではありません。
- 30歳未満 日額6,390円
- 30歳~45未満 7,100円
- 45歳~60歳未満 7,805円
- 60歳~65未満 6,709円
このように上限が定められているので注意。
離職しても、税金の支払いは発生するので注意
国民健康保険や年金は、支払わなければいけません。
この場合、前年の所得で計算されますので、ご注意ください。
再就職手当てもあるので利用しましょう
- 7日間の待機期間を終えた後に就職が決定
- 支給残日数が所定給付日数の1/3以上であり
- 45日以上の残数がある
再就職手当てをもらうための条件
- 次の就職先で1年以上雇用される事が決定
- 退職前の会社に再雇用されていない(関連会社も含め)
- 次の就職先でも雇用保険に加入すること
- 過去3年間で再就職手当てをもらっていない
- 常用就職支度手当てや早期再就職支援金を受けていないこと
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