2015年1月9日国会で、
介護報酬を2.27%引き下げることを検討していると発表しました。
それにあわせて、さまざまな意見があります。
それは介護報酬が減れば、
真っ先に調整されるのが介護する人(介護ヘルパー)の給料だからです。
- リストラや離職する人が増える
- 現役ヘルパーが足りない
- 現場が大変に
- 衛生管理や介護の質が低下
- 介護される側が質の高いサービスを選ぶ
- 結果的に高いサービス料金を支払うしかない
このように、自己負担額が高くなってしまう恐れがあります。
そもそもなぜ、
今回介護報酬が改定されたのでしょう。
介護報酬は基本的には三年に一度見直す
介護報酬は毎年改定の審議があります。
- 2014年1月15日には、4月の増税にあわせて0.63%を改定
- 2012年には、+1.2%、在宅+1.0%、施設+0.2%をそれぞれ改定
今回は、一気に2.27%を引き下げです。
高齢化により、介護に必要な支出が大幅に増えたことが原因のようです。
2.27%で介護士ヘルパーの待遇はどのように変わる?
2.27%は、少ない数字のようにも見えるかも知れません。
ですが、毎月受け取る額で考えると大きくなります。
月に10万円の介護報酬を受け取っている場合2270円引き下がります。
20万なら、4470円。
どうでしょうか?
決して少ない金額ではありませんね。
もちろん、介護ヘルパーの給料が、
きっかりこの数字下がるというわけではありません。
介護ヘルパーを雇っている側が、給料の支払いを調整しているからです。
場合によっては、雇っている施設や派遣センターが、
引き下げ分を負担をするところも出てくるかと思います。
ですが、介護士全体の待遇が悪くなったり、
施設そのものの質が低下する可能性も出てきます。
※収入が減れば、どこかを減らさなければいけなません。
統計によると多くの介護ヘルパーは月収20万円以下
介護ヘルパーにも、給料の差はありますが、
おおむねよくても月収20万円(大卒・介護資格あり・残業あり・夜勤手当ありの方の場合)
大抵は、16万円~17万円(資格手当てあり・残業あり・夜勤手当あり)
このような統計になります。
給料の決め手は、
学歴と、資格の有無・夜勤勤務日数のようです。
就職先によっては、資格取得者には、
月額一万円の手当てがあるところも多くなっています。
一度資格を取れば、一生涯続きます。
早く取れば、資格手当てをもらう期間も長くなるはお得ですよね。
就職を考えている方は、資格取得も視野に入れましょう。
- 介護事務
- ケアマネージャー
- 介護福祉士
- 社会福祉士
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