仕事上、外出先にノートパソコンを持ち出して、インターネットを使うことがあります。
外でインターネットにつなぐ時に便利なのが、スマホのモバイル回線を共有する「テザリング機能」です。
テザリングを使うことで、「外部のWiFiサービス(無料のWiFiスポットなど)」を利用しなくても、ノートパソコンでインターネットを見ることができます。
私の場合、楽天モバイルで3GBの契約をして「モバイルテザリング」を行っています。
※他社SIMの契約でも、スマホの設定方法は同じです。
楽天モバイルのテザリング補足
テザリングの利用に追加料金は発生しません。
それに、楽天モバイルには3日間のパケット使用上限もありませんので、テザリングをするのに適した回線です。
「モバイルテザリング」を使っている中で気が付いたのが、下記の5つです。
使って分かったメリットデメリット
- Wi-Fi共有は簡単にできるが、バッテリーの減りが早い
- Bluetooth共有は設定が毎回面倒だが、バッテリーの減りは遅いらしい
- USB共有は設定が難しいが、バッテリーを充電できる
- スマホだけの使用に比べるとパケットの減りが早い
今回はこのようなモバイルテザリングの使って分かったメリット・デメリットをご紹介します。
モバイルテザリングのやり方は3種類
スマホで出来る3つの主なテザリング機能
- Wi-Fiテザリング
- Bluetoothテザリング
- USBテザリング
それぞれで設定方法が違います。
設定方法をご存知ない方は、こちらで確認しましょう。
ポータブルWi-Fiテザリング
モバイルテザリングの設定方法は、ポータブルWi-Fiを使う方法が一番簡単です。
Bluetoothが搭載されていない「パソコン」でも使えます。
Wi-Fiは、利用できる機器が多いため、よく使われています。
※パソコンで使うには、無線LANが必要です。
私のパソコンは、Wi-Fiが使えないんだけど・・・電波を認識しないの
う~んと・・・。無線LANが搭載されていないみたいね。
その場合は、USBタイプの子機を買うと使えるようになるわよ。
子機を買う必要があるのか。
ただし、安いからといって「通信速度が低いタイプを買わない」ようにしましょう。
思った以上に、ネット通信が遅くなることがあります。(経験あり)
スマホ側(電波を送る側)の設定方法
- スマートフォンの「Wi-Fiテザリング」をONにする。
- 「Hotspot名(SSID)」と「パスワード」を設定する。
共有する側(電波を使うする側)の設定方法
- パソコン/スマホ(共有する機器)で、「Hotspot名(SSID)」にアクセスする。
- 「パスワード」を聞かれるので入力して認証
これだけで、モバイル回線のパケットでインターネット通信ができます。
意外と簡単なのね。
一度設定すると「自動で認識」
パソコンも、
スマホもですが・・・、
Wi-Fiの「SSIDとパスワード」は1回設定すると保存され、次回も自動で認証します。
便利ではありますが、常に「Wi-FiテザリングがON」になっていると、勝手にWi-Fi接続してしまいます。
※スマホにはステルス機能がないので、「Wi-FiテザリングがON」だとあらゆる機器が電波をキャッチします。
勝手に通信しちゃうの?
知らないうちに、パケットを消耗します。
共有したくない時(使用しないとき)は、「Wi-FiテザリングをOFF」にしましょう。
スマホ側から有効にしないと「自動で接続しない」ことがある
あれっ?スマホのWiFi(テザリング)をONにしても、自動で接続しないわよ。
「1回設定すれば、自動で認証する」だったわよね!
えーっと。
もしかして、「パソコンの電源を入れた後にテザリング機能をONにした」とか?
えっ。そうそう。
パソコンを立ち上げた後に、テザリングをONにした。
その場合は、パソコン側のWi-Fi設定から接続する必要があるんです。
全自動じゃないのね。
といっても、SSIDやパスワードはパソコンに保存されていますので、再入力は必要ないですよ。
「Wi-Fiテザリング」は、スマホのバッテリーの減りが早い
外出先でパケット共有をする時は、電池の減りに気を付けてください。
「Wi-FiテザリングがON」になっていると、常に電波を出している状態です。
スマートフォンの内部バッテリーの減りが非常に早くなっています。(1.5倍以上?)
昨日8時間ぶっ通しで「Wi-Fiテザリング」したら、電池が15%しかありませんでした。
ちなみに消費パケット量は239MBでした。(結構少なめ?)
Bluetoothテザリング
「Bluetooth(ブルートゥース)」が搭載されている機器同士で、テザリングをする方法です。
「ブルートゥース?」って何なのよ?
ざっくりいうと、Wi-Fiとは規格が違う「無線通信」です。
「Bluetooth」はインターネットの電波だけでなく、イヤホンやキーボードなど「周辺機器の無線接続」にも使われていますよ。
そういえば、友達がiPhoneで音楽を聴いてた時に、イヤホンに線がなくて不思議だったんだけど・・・
今思ったら「Bluetooth」でつなげてたのかな・・・?
BluetoothとWi-Fiの違い
- 「消費電力が小さい」
- 「電波の飛距離が短め」
- 「通信速度が遅くなる」
- 「一度にたくさんの機器と接続できない」
- 毎回設定が必要(自動認証ができない)
じゃあ、Wi-Fiでテザリングした方がいいのかな?
そうとも言えませんよ。
え?どうして?
「消費電力が小さい」というのもあるのですが、
「たくさんの機器と接続できない」は、他の人に使われにくいというメリットもあります。
ですが、「Bluetooth」の設定は毎回認証が必要なので、面倒に感じるかもしれません。
Bluetoothのテザリング設定
Bluetoothでテザリングをする時は、機器同士でパスキーを確認しながら設定します。
-
送信側(パケットを提供する側)
Bluetoothインターネット共有をONにし「電話の名前」を設定
-
受信側(パケットをもらう側)
Bluetooth機能をONにし「電話の名前をタップ」
-
「両方」の端末
Bluetoothのペア設定リクエストで、パスキー(ペア設定コード)があっているかを確認
-
受信側(パケットをもらう側)
インターネットアクセスにチェックを入れOKを押す
-
「両方」で、Bluetoothマークが出れば共有設定が完了
このように、Bluetoothのテザリングは電波にアクセスしようとすると画面に表示されます。
セキュリティー面で考えても安全性は高めかと思います。
※Wi-Fiの場合は、ユーザー数が表示されるだけです。
確かに、知らない人が「乗っ取ろうとするのがわかる」のはいいかも。
パソコンは「Bluetoothが搭載されていない」ことが多い
Bluetoothって、パソコンでも使えるんでしょ?
ええ。Bluetoothが搭載されていれば使えますよ。
えっ?使えない機種もあるってこと?
はい。Wi-Fiには無線LANの子機が必要なように、Bluetoothの受信機が必要です。
「Bluetoothが搭載されているか」を確認する方法 win10
私が使っている「Windows10」だと、確認方法は2種類あるようです。
1.Wi-Fiのネットワーク設定から「Bluetooth」で検索する方法
2.デバイスマネージャーで「Bluetooth」を探す
ありゃ。ブルートゥースは使えなさそう。
Wi-FiもBluetoothも使えないなら、USBテザリングしかないわね。
USBテザリング
USBテザリングって、「スマートフォンをパソコンにUSBでつなげる」だけで使えるの?
いいえ。使えないことがあります。
USBテザリングをするには、いくつか条件があります。
USBテザリングができる条件
- スマートフォンがUSBテザリングに対応していること
- USB(コード)がデータ通信に対応していること
USBが充電専用のケーブルを使うと、データをやり取りできないことがあります。 - パソコンがデータ通信として認識していること
パソコン側に専用のプログラム(ドライバー)を、インストールする必要があります。
とくに、2番目の「USB(コード)がデータ通信に対応している」は重要です。
スマホのUSBコードは3種類ある
- 充電専用
- データ通信専用
- 充電+データ通信用
もし、充電専用のUSBしかない場合、USBテザリングは出来ません。
コードの中と、データ通信に使う金属線がつながっていないため、データのやり取りができません。
充電+データ通信に対応したケーブルが付いているのですが、100均など安いショップで買った場合は充電専用の可能性があります。
バックアップ・同期ができるUSBなら「充電+データ通信」です。
それでもUSBテザリングができなければ、パソコンにドライバーのインストールが必要です。
テザリングで「パソコンと共有する」と、パケットの減りが早くなる
これって、当たり前なんじゃない?
いやいや。なかなか気が付かないですよ←
スマートフォンであれば、データ通信の制限をかけることができますね。
スマホはWi-Fi接続以外のデータ通信に制限をかけられる
- 「画像や動画データのアップロードをさせない」
- 「アプリのダウンロード・自動アップデートはしない」
※モバイル回線でも、Wi-Fi接続をするとデータ通信が開始されることがあります。
ですが、パソコンにはこのような制限する機能が少ないです。
さらに、インターネット接続を要求しているソフトもたくさんあります。
パソコンは、勝手に自動更新を開始するアプリが多い
- 自動更新プログラム:Windows Updateなど
- セキュリティーソフトの自動更新:マカフィーなど
- オンラインストレージの自動同期:Googleドライブ、Oneドライブ、DropBoxなど
※オンラインストレージとは - 動画があると、自動再生されることが多い
- Skypeなどの常時接続のアプリもある
- ソフトを起動すると、ライセンス認証が行う
1日6時間使用で平均250MBの使用
しかし、筆者自身の経験ですと、「一日6~8時間で200~300MB」のパケット消費で落ち着いています。
そこまでガンガン減ってないんだね
動画を見るなどの「大容量通信をしてないから」だと思います。
そのかわり、画像のダウンロードやアップロードは多いですが・・・
使い方によって、人によって違いはありますので、参考までにしてくださいね。
無料Wi-Fiスポットは使わない方がいいの?
ねぇ。どうして無料WiFiを使わないの?
使いたくないので・・・w
無料なんだよ?「パケットがもったいない」じゃん。
ちょこっと使うにはいいかもしれませんが、時間などに制限があることが多いですよね。
それに、「何時間も同じ場所に居座る」わけにはいきません。
確かにね。
マックで何時間も粘りたくないしw
なんか、読者さんに誤解されそうな発言だな・・・
※筆者がマックで書いているわけではありません。
無料WiFiはセキュリティーが甘い部分があります。個人情報・企業情報が多く含まれるノートパソコンはつながない方がいいんです。
そっか。今はハッキングとか、ウイルスとかいろいろあるから恐いよね。
身代金を要求されたり・・・ね。
え?でも、ウイルスソフトは入れているんでしょ?
入れてるわよ。ほら・・・マカフィーリブセーフ。
じゃあ、大丈夫でしょ?
ダメ!
そんな甘い認識じゃ・・・絶対ダメ!
そ、そうなの?
過去記事をちゃんと読みなさい!
楽天モバイルの体験談
私(筆者)は、楽天モバイルを契約しています。
実際に使ってみた感想を踏まえて、解説していきますね。
これから選ぶ人だけでなく、いま契約している方にも、
お得な情報をお届けしていきます。
随時追加していきますので、たまに見に来てくださいね。
楽天モバイルの申し込みから届くまでの流れ
- 楽天モバイルへの申し込み(楽天IDがあれば約5分)
(新規登録なら住所などの入力が必要なため10分程度) - 通話付きSIMプランは、本人確認のための身分証明書データをメール送信(写真のデータがあれば、1分程度で終了)
※データSIMプランの方は、不要です。 - 楽天側は、証明書を確認した2日後に配送手続きに入りました。(楽天モバイルは審査がありません。カスタマーに確認済み)
- 楽天モバイルが配送手続きをした、4日後に自宅に届きました。(申し込み手続きから5日間)
このような内容もありますので、チェックしてみてください。