火山の内部構造図

日本は世界に類を見ない「火山大国」です。
火山の数は、およそ110あり、そのうち47つの火山が活動し、常に監視下に置かれています。

文部科学省は、火山の噴火確率を予測し、一般公開することを発表しました。

現在、火山の噴火警報は。「噴火警戒レベル」であらわしていますが、
2014年9月27日に噴火した御嶽山では、「レベル1で噴火した」と役に立っていなかった事が分かりました。

「御嶽山の教訓を活かしたい」としています。

火山の活動はどのように予測するの?

火山噴火確率お知らせ

現在の研究では、火山の観測をメインにして判断しています。

  • 溶岩の状況
  • 火山灰の降灰
  • 噴石の状況
  • その他にも地震など、「噴火特有のサイン」も参考にして予測します。

最近では、無人小型飛行機「ドローン」を使用して、火山内部の溶岩の動きが分かるようになって来ました。

地震予測は、地域ごとにバラバラ

実は日本の地震予測は、火山の地区ごとにバラバラに判断していたようです。

今回の「噴火警戒レベル」導入では、情報を一元管理、共有することで、今までより詳細な判断が出来るとしています。

「噴火警戒レベル」システム2016年度の予算を10億円に

今後は、最新技術の素粒子技術を用い、火山内部を可視化することで地震の活動をより詳細に調べるとの事です。

今後地震観測に導入される素粒子技術

日本には多くの技術が眠っています。
そのひとつが素粒子技術です。

  • 地球ニュートリノ観測(地球内部を分析・診断する技術)
  • ミュオグラフィ技術(まるでX線のように素粒子で火山の内部を透視できる技術)

素粒子は、地球上で一番小さな粒子です。
分子よりも小さいため、すべての物体をすり抜ける事が可能です。

素粒子を、放射すると、一定のスピードで反射されて返ってきます。
その数値を使用すると、モニターに映し出す事が出来るのです。

このような技術を応用することで、火山の活動が分かるのです。

世界でも類を見ない日本の技術といえます。
最新技術を使う事で、多くの人命が助かることを期待しています。

地震に関する得する情報一覧