パニックになる理由を漫画で解説_001

震災はいつどのように起こるのかわかりません。

寝静まる深夜や人通りの少ない早朝だけでなく、
出勤や帰宅ラッシュの時間、土日の人通りが多い時間帯など

人が多い場所にいる時、
人通りが多い時間にも起こる可能性があります。

その時にあなたはパニックになりますか?
それとも、冷静になれますか?

パニックになる人、ならない人の違いは知っているかどうか

パニックになる人の多くは、どうすればわからない人です。

「他の人と同じことをすれば助かる。」
そんな考えに行きがちです。

確かに、助かる可能性があるかもしれません。
ですが、失敗すれば、多くの人が同じ結末になります。

冷静に正しい判断をしなくてはいけません。

出入り口とエレベーターに多くの人が殺到する

まず大地震などが起きると、たいていの人が一斉に外に出ようとします。
狭い出入り口やエレベーターに、何人もの人が詰め掛けてしまうのです。

われ先と狭い出入り口二人が殺到してしまうと、
パニックになることも珍しくありません。

普段は大きな扉でも、
大勢の人が一斉に動くと圧迫事故につながります。

出入り口がふさがり、多くの人が出られなくなる可能性があります。
従業員やビル保守人の誘導に従う事が大切です。

過去にもビルやホテルの火災で、集団パニックなり、
脱出できずに多くの人が一酸化炭素中毒になる痛ましい事故もありました。

大きなビルやショッピングモールだけでなく、
小さなビルやマンションも同様に注意が必要です。

物が多いスーパー・ショッピングセンターの注意点

人が多い意外にも、注意しなくてはいけないこともあります。
それが、落下物による怪我です。

人が多く出入りするビルや商業施設の構造は、
耐震性と安全面も考慮され、比較的安心といえます。

しかし、中の陳列物(商品や什器)は、
耐震性がそれほど考慮されていません。
※一般的な地震は想定していても、大きな揺れは想定していないことが多い。

ショッピングセンターでは、物が所狭しに置いてあります。
陳列棚だけでなく、飾りや案内板なども多くあり、危険な場所も少なくありません。
※特にガラス製品や缶詰などの固いものが多いコーナーは要注意です。

ちょっとした揺れでは動かない物でも、
激しい揺れには耐え切れない可能性があります。

商品が置いてある棚(什器)が倒れてきたり、
商品が落ちてくる可能性があるので、安全な場所に移動する必要があります。

エレベーターよりも階段を使うべき理由

人はパニックになると、冷静な判断が出来ません。

「入ったところから出るしかない」と考える人は多いのです。
一目散に逃げるとすれば、エレベーターしか思い浮かばないこともあります。

ひとりの人が動くと、同じ行動に出てしまいます。
冷静に見渡すと、非常口や非常階段があるにも関わらずにです。

集団パニックになったと思ったら、
冷静に周りを見渡してください。

非常口を見つけても、焦らず状況を確認してください。

パニックになった人に教えると、
同じ現象になるので注意が必要です。

まずは、パニックになった人を誘導するよりも、
弱い子供や女性を優先して脱出させる事が大切です。

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