Windows10のWiFI設定にある「従量制課金接続」は、モバイル通信量を制限する機能です。
スマートフォンやモバイルWiFiのデータ通信料を抑えることができ、「パケットの節約」「速度制限の回避」に役立ちます。
Windows10をテザリングで接続する前に「従量制課金接続」をONにしよう
Windows10には「従量制課金接続」という設定があるのをご存知ですか?
「従量制課金」とは、決まった時間・期間・パケット量で課金するという意味です。※スマートフォンやモバイルWi-Fiのプラン(3.1GBで月額2000円など)のような契約を指します。
「従量制課金接続」を設定することで、モバイル通信量を抑えることができるんです。
こんな経験はありませんか?
ワーッ!どうしよう!
どうしたの?
ノートパソコンでインターネット見てたら「パケット上限」になっちゃった!
月末までまだ日にちがあるのに、スマホで快適にネット出来ないじゃん・・・。
えっ?スマートフォンのテザリングだけで、パケット使っちゃったの?
ううん。画像を見たり、ゲームもいろいろしたかなw
パソコンはパケット量をたくさん消費するソフトもあるから、スマートフォン(モバイル回線)で接続しすぎたらダメでしょー!
光通信のWi-Fiで見なさい!
えーっ!?でも見たいじゃんw
なら、パケット消費を節約する(抑える)設定をすることね。
え?そんな設定があるの?
「従量制課金接続」という設定よ。
これをON設定すると、指定した電波で接続している間は「自動で通信量をある程度、抑えてくれる」わ。
一部ソフトの自動アップデートも制限できるらしいから、おすすめよ。
Windows10の「従量制課金接続」の役割
Windows10には、「従量制課金接続」という項目がWi-Fi設定にあります。
設定画面にかいてある従量制課金接続の説明
- 「制限付きのデータ通信プラン」を使っている場合に効果がある
- データの使用量を細かく制御
- アプリによっては、ネットワークへの接続時に動作が変わる
- データ使用料を減らすことができる場合がある
「従量制課金接続」をオンにすると、指定した通信網(Wi-Fiやテザリングの電波)に接続している間は、データ通信量をある程度減らしてくれるようです。
ただし、ウイルスソフトのスキャンなどは実行されます。
自動アップデートを制限
従量制課金接続で制限する具体的な動作(パケット節約)を挙げると、ソフトやハードの「自動アップデート」です。
「自動アップデート」を制限(しないように)してくれる可能性がある。ということです。
※「従量制課金接続」をオンにした通信網では、Win10(ハード)の自動アップグレードはしないようになるそうです。ただし他のソフトは制限できるかわかりません。
パソコンのアップデートは、膨大な量のデータ通信が行われる可能性があります。
Wi-Fiやテザリング毎に設定できるため、自動アップデートは他の電波に接続する時に行うようになるようです。
パケット通信量が気になる方は、「従量制課金接続をオンにして」でパケット節約を行うといいかもしれません。
Windows10で「従量制課金接続」をONにする方法
※「従量制課金接続」をオンにするには、節約したいデータ通信(Wi-Fi・テザリング)に接続しておく必要があります。
簡単な設定方法は下記のとおりです。
「従量制課金接続」の簡単な手順(Win10)
- まずは、「節約したいWi-Fi(テザリング)に接続」しておきましょう
- その後、Win10の設定画面から「ネットワークとインターネット」をクリック
- 左側メニューの「Wi-Fi」をクリック
- 節約したい「Wi-Fi(テザリング)」をクリック
- 「従量制課金接続」をONにする
Windows10の「従量制課金接続」具体的な手順と説明
-
1.パソコンで「設定したい電波」に接続
従量制課金接続は、「設定したい電波を指定する」必要があります。
まずは、パソコンで「WiFi(テザリング)」に接続しましょう。
-
2.設定画面から「ネットワークとインターネット」
制限をかけたい電波に接続したら、Windows10の設定画面から「ネットワークとインターネット」に入ります。
-
3.左側メニューにある「Wi-Fi」に入る
右側メニューの「Wi-Fi」に入ります。
すると、画面中央(上に)今接続しているWi-Fi回線が出ているはずです。(出ていない場合は、接続できていない可能性があります。)
-
4.設定したい「Wi-Fi(テザリング)」をクリック
「従量制課金接続」をオンにしたい電波(WiFi)を選びます。※Wi-Fiが表示されない場合は接続を確認してください。
-
5.「従量制課金接続」をONにする
一度ONにすると次回から設定が不要になります。
-
これで指定したルーターからの電波(WiFi)の通信量をある程度抑えてくれます。
他の電波も「従量制課金接続」を設定したい場合は「手順4」に戻って作業を繰り返します。
設定は簡単。効果は・・・?
簡単に設定できたけど、これだけでノートパソコンのパケット通信量が節約できるの?
「従量制課金接続」を設定するだけでは、「劇的に改善するとは言えない」かもね。
私(筆者)もまだ設定したばかりですので、「どのくらいパケット通信を節約できるか」がわかっっていません。
本格的にパケット節約するなら「低速モード」
本気でパケット通信量を節約するなら、スマホの通信を低速モード(200kbps以下)に切り替えることです。
※低速モードに切り替え:SIM業者によっては、低速モード・高速モードを切り替えることができる場合があります。
低速モードに切り替えることで、高速通信(LTE・4G)のデータ量を消費しなくなります。
「低速モード」を使いすぎても「速度制限に気を付ける」
しかし、スマホ業者によっては、「低速モードで3日間の○○○MB以上通信すると高速通信にしても低速しか使えない(速度制限をかける)」という会社もあります。
このような会社のSIMでは、低速モードの消費量も気にしなくてはいけません。
テザリングをする目的でスマホ業者(格安SIM)を選ぶ方は、この点についても調べるようにしましょう。
ちなみに、私が契約している楽天モバイルは、速度制限がありません。(撤廃されました)
このような会社もありますので、参考にして探すといいかもしれません。
最後に:スマホテザリングは格安SIMがおすすめ
スマートフォンでテザリングを使う機会が増えていませんか?
ノートパソコンだけでなく、タブレットやゲーム機など、いろんな機器でテザリングやWiFi通信ができるようになりました。
しかし、外出先でテザリングを使う時に気になるのが「パケット通信の量」です。
いろんな通信をしすぎて、ついつい定額分を使い切ることになります。
また、テザリングしなくてもゲームをしているだけで、パケットがなくなったという声もよく聞きます。
毎月1000円程度で「3GBのデータ通信」が使える格安SIM
格安SIMなら「3GBのデータ通信」が安く使えます。
毎月の支払いは、電話番号付きで月1600円程度、通話なしなら900円です。
もちろん。テザリング接続料(オプション料金)は無料です。(そもそも設定されていません)
電話番号も付けたり、付けなかったりもできますので、「セカンド機(2台目)」や「WiFi専用」としても良いかもしれません。
SIMカードだけでも契約できる
また、格安SIMでは、通信に必要な「SIMカード」だけの契約ができます。
わざわざ「新機種を買う必要もない」のでおすすめです。
※大抵はドコモのスマホが使える業者が多いです。
格安SIMの契約手順や選び方、使い心地などは、私の体験談をご覧ください。
楽天モバイルの体験談
私(筆者)は、楽天モバイルを契約しています。
実際に使ってみた感想を踏まえて、解説していきますね。
これから選ぶ人だけでなく、いま契約している方にも、
お得な情報をお届けしていきます。
随時追加していきますので、たまに見に来てくださいね。
楽天モバイルの申し込みから届くまでの流れ
- 楽天モバイルへの申し込み(楽天IDがあれば約5分)
(新規登録なら住所などの入力が必要なため10分程度) - 通話付きSIMプランは、本人確認のための身分証明書データをメール送信(写真のデータがあれば、1分程度で終了)
※データSIMプランの方は、不要です。 - 楽天側は、証明書を確認した2日後に配送手続きに入りました。(楽天モバイルは審査がありません。カスタマーに確認済み)
- 楽天モバイルが配送手続きをした、4日後に自宅に届きました。(申し込み手続きから5日間)
このような内容もありますので、チェックしてみてください。
その他のモバイル情報も随時追加しています。
現在利用しているサービスだけでなく、新サービスや法改正などの情報も集めています。
これらはほんの一例です。
その他の記事はこちらからご覧いただけます。