毎年初詣で参る神社が決まっているという人も多いようです。
現に私も、家族で行く時は毎年決まっていて、同じ神社でした。
しかし、恵方の神社の方が縁起がいいといわれているようです。
初詣の神社は恵方がいい?
でも調べてみると、自宅から「恵方の方角にある神社またはお寺に参拝する」と縁起がいいとのことでした。
2018年の恵方は「南南東」です。
という事は、家から南南東にある神社に行けばいいの?
その方が縁起がいいというだけですので、機会があれば恵方に行くで良いかと思います。
最近では2月の節分に「恵方巻き」を食べる人も多いので、
ご存知の方も多いかもしれません。
ところでさー、「神社の参拝」ってどういう風にするんだっけ?
なんでみんな「手を洗う」ことから始めるの?
それはね。まずは「手と口を清める」ことから始まるからよ。
じゃあ、このページで「どのような手順で参拝するのか?」を確認してみましょう。
神社参拝の正しい手順
神社に参拝する時は、手順があります。
ここではおさらいをしておきましょう。
1.鳥居をくぐる前に、身だしなみを整える
神社に入る前に、鳥居の下をくぐりましょう。
鳥居は、神様のいらっしゃる領域(神域)と、私たちの住む俗世間をつなぐ門です。
結界とも考えられているそうです。
鳥居の下をくぐらないと、神様のいらっしゃる領域に入ることができないとも言われています。
できる限り鳥居の下をくぐるようにしましょう。
鳥居をくぐる時は、「一礼」するとなお良し
鳥居は神社の玄関ですので、挨拶をして入るのが礼儀とされています。
人の家の玄関に入る時は、まず挨拶をしますよね。
たしかにそうだけど・・・ちょっと恥ずかしいかも(笑)
お願い事をしに来たんでしょ?
ならやるべきじゃないの?
2.神様に会う前に手水舎(てみずや)で身を清めます
- 左手→右手の順に清め、
- 左手で水を受けて口をすすぎ
- もう一度左手を清める
手袋・マフラーは外して参拝した方がいい
お正月は寒い時期ですので、厚着をする方も多いでしょう。
しかし、コートは羽織ったままでも構いませんが、帽子や手袋、マフラーなどは外した方がいいとのことです。
こちらも家に上がる時の礼儀と同じ考えのようです。
2.神殿の前でお賽銭を入れる
- 神殿の前で一礼して挨拶
- お賽銭を入れ
- 鈴を鳴らす(神様に来た事を知らせる)
3.二拝二拍手一拝が基本
- お辞儀を2回して
- 手を2回叩いて心の中で祈りを念じます。
- 最後に一礼して帰ります。
※地域の伝統によって、作法が異なる事もあります。
有名な神社や大きな神社に行くと、
人が多くて鈴を鳴らす事が出来ない事もあります。
人が多い参拝という事で、神様も気が付いていらっしゃるので
鳴らす必要はないとのことです。
普段人が少ない時も、同じ手順で祈願する事ができます。
お寺では手を叩かずに「合掌」
初詣は、神社だけでなく「お寺」でも構いません。
ですが、神社の「二拝二拍手一拝」とは作法が異なります。
「合掌」といって「手の平を合わせて祈る」のが一般的です。
お賽銭はいくらが相場?
神様に祈りを捧げるのに、
「5円や10円では足りないのでは?」と、思う方も多いかもしれません。
昔のお賽銭は、石でした。
自分の感謝の気持ちを、魂と一緒に石に込めて奉納していたのです。
それが現代では、お金に変わりました。
その為、気持ちが込めてあれば、お賽銭はいくらでもいいのです。
縁起物(お守り・破魔矢)は、お願いごとをしてから購入
お守りや縁起物は、参拝した後に買いましょう。
縁起物はお願い事をした後に買うのが一般的のようです。
また、縁起物は「たくさん買えばいい」というわけではありません。
種類と効果に応じて選びましょう。
初詣における「縁起物」の種類と選び方
縁起物はたくさんありますが、それぞれで効果や使い方が変わってきます。
お守り:いつも持ち歩くことができる「小さな護符」が入った袋状のもの
持つ人自身を守ってくれます。
無事故や安産など、入っている護符には種類がありますので、
「願い事に対応したお守り」を購入しましょう。
出来ることなら、「願い事に対応した神社」に出向きましょう。
よりお願い事が通じやすくなります
合格祈願なら「学業の神様」、安産祈願なら「子宝の神様」だね
子宝・・・だっけ?(子孫繁栄?)
お札:家に飾る封筒に近い大きさの護符
家の中に飾ることで、家財や住んでいる人を厄から守ってくれます。
置く場所は、南側・東側など様々解説されていますが、
基本的には「神様が嫌がる場所には置かないこと」とされています。
白い布などを敷いておくか、両面テープなどで柱に貼り付けます。
(釘や画鋲など、金属で打ち付けないこと)
破魔矢:厄を打ち払う矢
破魔矢は、昨年よくなかった場合に購入すると良いとされています。
家に飾る時は、「凶の方向に向けておく」と家に入ってくる厄を打ち払ってくれます。
2018年の凶の方向は、「北」「南」「南東」とのことです。
熊手:運をかき集めて商売繁盛(金運アップ)
熊の手は、大きな手で「運を集める縁起物」といわれています。
そのため、北(悪い運気がある方向)以外に向けて飾ります。
また、玄関などに置く風習もあります。
絵馬:願い事を書いて神社に奉納
絵馬は、神様に直接お願い事をするための縁起物です。
神様からの声を聞く「おみくじ」とは違い、具体的なお願い事をする時に用います。
その場で書いてもいいのですが、家で書いてもいいそうです。
ただし、書いた後は神社に奉納しないと
お願い事が神様に届かないとのことです。
おみくじは何のために引く?
参拝をした後は、おみくじで占う人も多いです。
願いを伝えた人は、
「その願いを達成するには、どうするべきなのか」
返事をもらうという意味もあります。
そうでない方も、
「今年一年どんな年なのか」占う為にも引く人が多いようです。
おみくじの内容は、
人には言わず「自分の心の中だけにしまっておくといい」といわれています。
おみくじの「大吉」と「凶」は、凶のほうがこれから良くなる?
おみくじでは、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶という順でいいとされています。
- しかし、「大吉は、今は良い=今後は悪くなる」という意味でもあるとのことです。
- 逆に、「凶は、今は悪い=これから良くなる」という捉え方があるようです。
末吉、小吉の場合も同様に、これから良くなっていくということで落胆せずに前向きに捉えるといいかもしれません。
お正月の雑学
何でお正月って、みんなでお祝いするんだろ?
1年の始まりを盛大に、祝福しているのよ 景気づけという意味合いもあるの
それって本当?