韓国で感染が広がるMERSウイルス。
新しいウイルス対策として、登場したのが抗体入りスプレーです。
ダチョウの卵で大量生産が実現したとのことです。
中東呼吸器症候群と呼ばれるコロナウイルスが問題視される中、
日本の研究機関である京都府立大大学院の教授が、抗体入りの「感染予防スプレー」を開発していると発表。
現在は、アメリカの研究機関で検証している段階です。
もし一般販売に成功すると、今後はスプレー缶でウイルス感染を予防することが出来るようになります。
この京都府立大学は昨年、
インフルエンザウイルスの抗体入りマスクを発売し、
一目注目されたこともあるようです。
これからは、このような予防グッズが次々と発案される可能性があります。
ダチョウの”治癒能力の高さ”が決め手
ダチョウは、他の動物よりも治りが早いとのことです。
その理由は、他の細菌(バクテリアなど)の繁殖を抑えるたんぱく質が多いことに着目し、
応用したのが、ダチョウ抗体マスクです。
今回はさらに液体化し、
スプレーの実現を行ったということです。
抗体入り感染予防スプレーで何が出来るのか?
スプレーを吹き付けるだけで、ウイルスが減少するだけでなく、
感染の予防を高める事が出来ると報じられています。
体内に取り入れることがありませんので、
薬に弱い方、持病の薬と併用できない方も、多くいらっしゃいます。
身の回りの物に吹き付けることで予防できるのであれば、
多くの人がインフルエンザなどのウイルス感染を予防する事が出来るようになります。
感染予防スプレーはいつ一般で販売されるのか?
ダチョウ抗体スプレーは、
すでにMRES感染が広がっている韓国やアメリカで配布する準備を進めているとのことです。
日本の空港など、海外と接触する場所から徐々に浸透していくようです。
一般販売になるにはもう少し時間がかかるかと思われます。
医薬部外品だから一般化は薬よりも早い
ダチョウで作られた新技術の抗体マスクが、
いち早く一般市場に出たように、
感染予防スプレーも、早く商品化されると思われます。
内服薬の場合、日本で承認されるには数年かかりますが、
スプレーであれば、1~2年ほどで実現すると思われます。