12月になると、あちらコチラで咳き込む人が増えています。
あなたは風邪やインフルエンザ対策、予防をしていますか?
予防といっても人それぞれですが、多くの人が実践しているのは「手洗い」と「うがい」ではないでしょうか?
風邪対策でやるべき事は、優先順に7つあげてみます。
- 手洗い
→風邪ウイルスは、8割が物に触れた手から感染します。 - うがい
→うがいをする事で、のどに侵入したウイルスを殺菌 - 人ごみを避ける
→人が多いと、ウイルス感染している人に出会いやすい
(病院の待合室は特に注意) - マスク着用
→ウイルスからのどや鼻の粘膜を守る - 空気の入れ替え
→室内の乾燥を防いで、ウイルスの繁殖を抑える - 栄養を取る(特にビタミンC)
→必要な栄養をとることで抗体を増やす。 - 休眠もしっかりと取る
→体を休めることで免疫を低下させない
「手洗い」と「うがい」がトップに来ている理由は、幼稚園や小学校、そして病院で盛んに言われるからです。
いろんな公的機関(教育機関)が「”手洗い”と”うがい”での予防」を挙げているのは、それだけ有効性があるからです。
うがい薬は不要?
うがい薬を使っているご家庭、使わないご家庭に分かれています。
その理由は、決して「経済面の理由」ではありません。
もともと「うがい薬の有効性に、賛否両論があるから」です。(医療関係者談)
この論点に持ち出されるのが、殺菌力の問題です。
うがい薬の「殺菌力が強すぎる」との声
人の体には、もともとウイルスへの抵抗力があります。
その代表格が、血液内にある「白血球」やリンパ液ですが、のどや鼻の粘膜にもウイルス侵入を抑えるための抵抗力があります。
しかし、うがい薬の殺菌・消毒能力が、人が持っている抵抗力を削ってしまっている可能性があるというのです。
※必ずという事ではありません。臨床実験や統計が少ないのが今の現状です。
殺菌性の高い「ポピドンヨード」の使用が疑問視される
ポピドンヨードとは、医療的な消毒液に世界中で使われています。
その為、安全性は保証されていますが、殺菌能力が強いのが特徴です。
しかし、あまりにも殺菌力があると、困るのがいい働きをする細菌や細胞の死滅です。
うがい薬は、予防するためのサポート商品なので、「人工的に強い消毒力に頼る事はない」という見解が強いのです。
水道の水でうがいをしてもウイルスの3割が死滅
日本では、蛇口をひねるだけで消毒された水が出てきます。
水道水の消毒には、塩素やカルキ、次亜塩素酸ナトリウムなどが使われています。
- 塩素:台所用洗剤でも使われる消毒性のある薬品
- カルキ:塩化石灰の事、鳥インフルエンザなどで石灰が撒かれるのは消毒性が優れているからです。
- 次亜塩素酸ナトリウム:原液が消毒液として、エボラやインフルエンザのウイルス対策に良く使われます
これらは水道水として、あなたの家庭の蛇口から出る時は、人体に害がないほど薄まっていますのでご安心ください。
しかし、ウイルスには有効な量は含まれています。
その為、水道水でうがいすると効果があるとの事です。
水道水に「一つまみの塩」を入れるとさらに効果がUP
水道水でそのままうがいをしても効果は期待できます。
しかし、ほんの一つまみの塩をコップに入れるだけで、効果は飛躍的に上昇します。
ちょっととした事ですが、やってみる価値はありそうです。
うがい薬の日本トップシェア「イソジン」とは
うがい薬のトップシェアを誇るのが、イソジンと呼ばれる商品です。
日本ではなんと、半数の人がイソジンを手に取っている事になります。
※余談ですが、明治のイソジンは商品名が変わるそうです。
アメリカの製薬会社ムンディファーマの商品名になり、明治の商品名はそのまま「うがい薬」のようです。