iPhoneを新機種に買い替えたいけれど、高くて手が出せない。
しかも、ドコモやauはキャッシュバック規制にかかって安くできないらしい。
もう少し安くiPhoneの新機種を買うことはできないのだろうか?
スマートフォン大手三社は、総務省の規制により大幅な値引きができなくなりました。
関連記事:iPhoneは販売価格を10,800円以下にできない理由
この影響で、最低でも1万円以上の自己負担が要求されてしまうのです。
そんな状況の中、iPhoneの販売元であるアップル社が自社で下取りをすることで、新機種を値引き購入できるキャンペーンを始めました。
それが、Apple Storeの下取りサービスです。
旧機種のiPhone(6s以降の機種)を、最大36,000円で下取り(値引き対応)してくれます。
このサービスを使えば、最新機種は安く手に入れることも可能です。
(このキャンペーンは、スマホ回線の契約ではないので規制を受けません。)
申し込みは2通りあります。
- 実店舗のAppleストア:購入する際に値引きされる
- インターネット上のAppleオンラインストア:Appleストアで使えるギフトカード(使用期限なし)と交換
しかし、このサービスを利用するのはちょっと考え直したほうがいいかもしれません。
iPhone下取りサービスは良心的?価格は7つの項目で決まる
Appleストアオンラインショップ(http://www.apple.com/jp/iphone/trade-in/)では、このように申し込む前に質問に答えるといくらで下取りしてくれるのか、基準額を確認できます。
下取りサービスでは、最高36,000円(iPhone 6S)~最低0円ですが、
iPhone 5s(64GB)の下取り価格は14600円と出ましたので良心的にも見えます。
しかし、これはあくまでも新品同様の端末に限った話です。
中古となれば、この価格になることは滅多にないでしょう。
価格決定は7つの審査基準で決められている
下取り価格を決定する決め手になるのは、機種です。
iPhone 6sの下取りは最高31,000円ですが、iPhone4は最高でも3,500円でしか下取りしてくれません。
機種以外にも条件は6つあり、デバイス(本体)の状態がいいかどうかで価格が上下します。
- 電源が正常に入る(動作する)
- ディスプレイが良好(割れやヒビ、汚れがない)
- 本体のボタンが正常に作動する
- 本体の外装の状態(綺麗か、すり減りがないか)
- 水濡れによる損傷(水没しなくても、液体侵入インジゲータに反応があれば買い取り額は安くなります)
- カメラの状態(背面(iSightカメラ)前面(FaceTimeカメラ)どちらも正常に動くかどうか)
表示されるのはあくまで最高額、実は買い叩かれる?
実際にこの見積もりシステムでいろいろ試してみると、恐るべきことが分かりました。
実はすべてが「はい」になっている状態でなければ、高価買取にならないのです。
一つでも「いいえ」があると、0円~800円という低い金額が表示されます。
機械的な見積もりとはいえ、Appleストアに下取りを申し込むと買い叩かれる危険性もあるといえます。
これなら、通常の中古買取に出したほうが無難といえるかもしれません。
価格が違えば、送料無料でキャンセルも可能
iPhone下取りページにある「よくある質問」には、通常はキャンセルができないとあります。
しかし、「見積金額と下取りの金額(査定額)が違えば」という条件付きで、キャンセルができるということです。
キャンセルされた場合は、送料無料で返却されるということですので、高価買取かどうか一度試してみるのもいいかもしれません。