夏の熱中症対策として、
多くの人が行ったいるのが水分補給です。
しかし、その水分補給には注意しないといけないあります。
中でも重要なのが、「低ナトリウム血症」です。
その名の通り、血液に含まれるナトリウムが少ない状態です。
低ナトリウム血症の主な原因は、ミネラルの補給不足です。
市販のミネラルウォーターや真水には、
ミネラルが微小にしか入っていません。
※特にミネラルウォーターに含まれるナトリウム(塩分)は、必要な数値の1/10。
人体に必要な塩分濃度は、0.1 ~ 0.2%
(環境省発表の数値)
水分補給と同時に、塩分を取ることも忘れずに行いましょう。
熱中症の緊急搬送で、
低ナトリウム血症と診断された方も決して少なくはありません。
熱中症対策で水分補給をしっかりしている人でも、
夏の炎天下で倒れる場合があるという事で気をつけなくてはいけません。
ナトリウムの血液中濃度が135mEq/l以下になると発症
健康な方であれば、血液中のナトリウムの濃度は、
135~145mEq/lに保たれています。
低ナトリウム血症の症状は?
この数値(135~145mEq/l)を下回った場合、健康障害が起こります。
- 手足のむくみ
- 頭痛
- 倦怠感
- 吐き気
- 嘔吐
- 筋肉のこむらがえり(特に睡眠中)
- 痙攣(ケイレン)
- 呼吸困難
- 意識障害
予防する為には、塩キャラメル・塩あめ・梅干のおやつが一般的
夏の熱中症と低ナトリウム血症を同時に対策するには、
塩分の摂取量を普段よりも若干多めにする事です。
簡単に取るなら、おやつに塩キャラメル・塩あめ・梅干を食べることです。
その他にも、昼食はそうめんなどの麺類だけでなく、
「おにぎり」や「いなり寿司」などで塩分をプラスしてもですね。
そうめんの「つゆ」にも塩分はありますが、
それほど多いとはいえませんので、十分な量を取れるわけでもありません。
※だからといって、「つゆ」そのものを飲むと不健康です。
塩分(ナトリウム)と体の関係
猛暑が続くと汗がダラダラ流れます。
汗にはナトリウムが含まれていますので、体内の量は「減ってしまいます。
血液中のナトリウム濃度は、腎臓が管理をして一定に保っています。
濃い分は尿として排出されるため調整がしやすいのですが、
ナトリウムが少ないと体内の貯蔵庫(筋肉など)から引っ張り出してきます。
その為、体内のナトリウム濃度は、
汗をかくたびに薄くなってしまうのです。
そして、一定のナトリウムがなくなると、
前に書いた症状が起きてしまうのです。
(手足のむくみ、頭痛、筋肉のこむらがえりなど)
筋肉を正常に保つには、ナトリウムが必要です。
少ないとこういった障害が起こります。
熱中症対策で水分補給をしているつもりが、
「低ナトリウム血症」になってしわないためにも、塩分補給は忘れずに行いましょう。
熱中症対策の関連記事
あつ~い。
5月~7月は、「初夏の季節」に入りますので、天気がいいと気温が高くなりますね。
夏じゃないからといっても、暑い日は「水分補給」を忘れずにすること。
汗をかけずに熱中症になることがあるそうです。
場合によっては、「倒れる」らしいよ(血液障害・貧血になる)
そういえば、暑いと血液中の水分が少なくなるので、脳卒中が多くなるとも言ってましたね。
えーっ。おじいちゃん大丈夫かな・・・