
Windows10に自動アップデートに搭載(?)された「ペイント3D(スリーディー)」。
以前のバージョンに戻す人もいらっしゃるようですが、実は便利な機能が使えるようになっています。
ペイント3D(スリーディー)で出来ること
- 人物切り抜き
- 文字の3D化
- 3D図形作成

私なんかは、画像や動画を作っていますので、「人物切り抜き」や「文字の3D化」は便利な機能だと思います。
人物切り抜きは○ 他社ソフトより高性能
切り抜きの作業には、ソースネクストさんの「ご都合写真」というソフトを購入して使ったことがあります。
ご都合写真とは、人物を切り抜いて、他の写真に合成するというものです。
しかし、実際に使ってみると・・・背景が思った以上にシンクロしてくれません。

そんなこんなで使わなくなり、無駄な出費になったんです。

といっても、ご都合写真は半額購入したソフト(それでも1780円)なので、大きな出費にはなっていませんが・・・(ソースネクストさんは、会員優待価格というものがあります。)


人物切り抜きで有名なソフトは「PhotoShop CC」がありますが、「フォトプラン毎月980円の支払いは高いなー」と思っていたところですw

しかし、ペイント3Dには「人物切り抜きができる機能がある」ことを知りました。

実際に使ってみたところ、思いもよらぬ高性能でした。
- 【切り抜きが簡単】人物を自動判別する(思った以上に正確)
- 【切り抜き後】背景が自動作成?
- 背景を透明にも対応(透過もできる)
このページでは、「ペイント3Dで人物切り抜きを行う手順」を備忘録としてメモしておきます。

【ペイント3D】人物切り抜きの手順
手順を書くとこんな感じです。
ペイント3Dの起動~切り抜き、出力の手順
- ペイント3Dの起動
- 画像の読み込み
- 人物の切り抜き(トリミング)
- 背景を透明にする(透過)
- 画像をエクスポート(外部出力)
1.ペイント3Dの起動
Windows10で、ソフトを起動する場合、メニューから探さなくても「Cortana(タスクバー左にある検索窓)」で起動することができます。
ペイント3Dの場合、「3d」と入力するだけで検索・起動ができます。


どこにしまったかわからないファイルも検索できます(フォルダー)。探す手間が省けるので便利ですよね。

2.画像の読み込み
ペイント3Dに画像を読み込む方法は、2つ(?)あります。
- 開く:ファイルを参照して開く
- 貼り付け:ファイルマネージャーからドラッグ(左ボタンを押しながら移動・読み込み)

一番簡単な「放り投げるだけ(ドラッグ・貼り付け)」でOKです。
貼り付けは「キャンパスのサイズ」に注意
画像を3Dペイントに貼り付けて(ドラッグで読み込んで)作業を始める場合、キャンパス(白枠)のサイズが合わないことがあります。

サイズが合わない場合は、修正をしましょう。(切り取りなので、あまり関係はないですが)
キャンパスサイズの変更方法:マウス・数値で調整

キャンパスのサイズを変更する場合、上のメニューにあるキャンパスを押すとできるようになります。
ペイント3Dのキャンパスサイズを調整する2つの方法
- マウスで余白を調整する
- 数値で指定する(幅と高さ)

ファイルから開く:キャンパスサイズが自動調整される
「サイズの調整が面倒」だと感じたら、【ファイルを開く】から読み込みましょう。(画像のサイズに自動で調整してくれます。)

「ファイルを開く」は、左上メニューの中にあります。

3.人物の切り抜き(トリミング)
切り抜きの手順を紹介します。
- 画像を範囲で選択
- マジック選択=切り抜き範囲(仮)の調整
- 「完了」ボタンで切り抜き完了
3-1.画像を範囲で選択

【アートツールの「右側メニュー」】に、選択というボタンがあります。
このボタンを押して、人物を画像を選択しましょう。


切り抜く場合は、範囲指定を「人物を囲むように」しましょう。(画像全体を囲むと修正が面倒になる場合があります。)
範囲指定をすると、右メニューに【マジック選択】が出てきますので、このボタン(マジック選択)を押しましょう。

3-2.マジック選択=切り抜き範囲(仮)の調整

マジック選択のボタンを押すと、切り抜く範囲を自動で認識します。
青白い線が、仮決定された切り抜き範囲です。

自動認識ですので、一発で成功することもあれば、おかしい場合があります。

上の画像では人物のと背景の一部が、ちょっとおかしいですね。
- 人物:服が入っていない
- 背景:左腕に葉っぱ(背景)が入ってる
「追加」で切り抜く対象に入れる

切り抜き範囲を調整するには、右メニューにある「追加」と「削除」を使います。
- 追加:切り抜く画像に入れる(含ませる)
- 削除:切り抜かない(除外する)
始めは、追加で範囲外になっている部分(女性の服)を範囲の中に入れてみます。

すると、背景の一部(左腕に入っていた葉っぱの部分)が消えました。

このように、ペイント3Dは「けっこう頭がいい」ので、修正も楽にできる場合があります。
「削除」で切り抜き範囲から除外する

削除は小さな修正に使うことが多いです。
切り抜きたい画像に「必要ない箇所」があれば、削除で「トリミングの範囲」から除外しましょう。
3-3.「完了」ボタンで切り抜き完了

完了ボタンを押すと、切り抜きが完了します。
ただし、確定後(切り抜き後)も背景は消えません。
※画面には「背景+人物」がそのまま表示されていますが、人物は切り離されています。

切り抜いた画像(ここでは女性)は、マウスでクリックすると移動することができます。
これで、切り抜き作業は完了です。

え?でも、背景は残ってるよ?女性だけの画像にしたいんだけど?

背景を「透過させる」ってことですね。
背景は自動で追加?(スポット修復)
人物をトリミングすると、背景が自動で追加されます。
PhotoShopにある「スポット修復ブラシ」のような機能のような仕組みのようです。

「スポット修復ブラシ」は、画像から「自然に消す」という機能です。

使い方によっては、いろんなことができそうですね。
4.背景を透明にする(透過)
今回は、「人物(女性)だけ」を切り抜く作業を行います。

キャンパスを透過させて、保存しましょう。
ペイント3Dで画像を透過する手順
- 必要な画像(人物)を「切り取り」でコピーする
- 新規で新しいキャンパスを開く
- キャンパスサイズの変更
- 【透明なキャンパス』を「オン」にする(透過が完了)
- 「.PNG」で保存する
人物だけを、切り取り(クリップボードに記憶)
切り抜いただけの状態では、背景画像が残っています。

切り抜いた(人物)を右メニューの「編集>切り取り」で人物だけを記憶しましょう。

※切り取りを押すと、画像が消えますが「クリップボード」に記憶されます。(ペースト・貼り付けができる状態)
「新規作成」新しいキャンパスを開く(左上メニュー)

人物だけの画像を作りたい場合、新しいボードに人物画像を貼り付けます。
人物をクリップボードに記憶した状態で、新規作成をしましょう。

新規作成は、左上のメニューから開くことができます。

コピペ画像(クリップボードから)の貼り付け
下の画像が、キャンパスを新規作成後、貼り付けた状態です。(ペーストのみの状態)


これだけでは、キャンパスサイズ(保存するサイズ)があっていませんね。
キャンパスサイズを変更

ペイント3Dのでは、キャンパスサイズの変更方法は2種類ありましたね。

たしか
- マウスで変更(ドラッグ)
- 数値で変更
だったよね。
画像のサイズが決まっているなら、数値で調整した方が正確です。
「背景を透過」する(透明なキャンパスをオンに)
ペイント3Dで背景を透明(透過)にしたい場合、【キャンパスを透明にする】にチェックを入れるだけです。

ペイント3Dの背景を透過する手順
- キャンパスの編集画面に移動
- 右メニューの【透明なキャンパス】を『オン』にする

え?これだけでいいの?

そうそう、画像を出力(エクスポート)する時に、画像の端子をpngにしましょう。
これだけで、背景が透明の画像が出力されます。(人物だけが浮き出る)
※JPEGファイルは透明にならない

JPEGファイルでエクスポートしてしまうと、背景が透明になりません↓。(透過できない)


「PNGだけが透過できる」はソフトに関係なく共通事項です。jpegは透過できないと覚えておきましょう。
5.画像をエクスポート(外部出力)

さあ、透過させた画像を、出力(画像として外部に保存)するわよ。

やっとでか・・・長かった
では、切り抜いた画像(女性)を、画像として出力しましょう。
ペイント3Dで作成した画像を、外部に出力したい場合は「エクスポート」を選びます。

写真を透過なら「2D-PNG」を選択
今回は、人物を切り抜いて、他の背景に入れる予定です。
そのため、透過で出力しましょう。(PNG画像にする)

2D画像の切り抜きなので、「2D-PNG」ですね。

するとバッチリ、背景が透明のPNG画像が出来上がりました。

※保存とエクスポートの違い(ペイント3Dの場合)

保存じゃないの?

ペイント3Dの保存は、「編集データ(プロジェクト)を保存する」になります。(画像の保存ではない)

※プロジェクトとは、ペイント3D独自の編集データのことです。ペイント3Dでしか開けないファイルです。
プロジェクトで保存すると、後で編集するときに「開く」から読み込みます。(復元)


復元もできますので、「何度も使ったり」「編集する予定」ならプロジェクトで保存することをおすすめします。
まとめ:慣れれば簡単 5分以内も可能

文章で説明すると、長くなっちゃいましたねw

これじゃあ、5分で終わらないんじゃない?

そうでもないですよ。今回は、説明文だったので「なが~く」なりましたが、

実際に作業すると、5分かからないんじゃないかな?

これで「ペイント3Dの切り抜き&透過」をマスターしたんだし・・・、これから仕事始めるわよ!

えーっ!?今日はこれで終わりにしよ~よ。(書いてたら疲れたw)
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