4種混合ワクチン

4種混合ワクチンと聞くと、「インフルエンザ予防接種?」と思った方多いかもしれません。

今年2015年から、インフルエンザのワクチンが4価になったからです。

4価になったインフルエンザワクチンの種類

詳細:2015年、インフルエンザ予防接種が4価になった理由

インフルエンザワクチンが品薄であれば、例年のごとく接種できる人が限られてきます。
※ワクチンが品薄の場合、高齢者や子供が優先されます。

しかしご安心ください。

今回品薄と報道があった4種混合ワクチンは、乳幼児が対象の予防接種のことです。

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4種混合ワクチンとは?

3歳未満の乳幼児が受ける「無料の定期接種」のこと。
ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオに対応したワクチンを指す。

  1. ジフテリア:ジフテリア菌による毒素が原因。
    重症化すると全身に毒が回り、昏睡・心筋炎などになる危険性がある。
    ただし、ワクチンで防ぐ事ができる。
  2. 百日せき:のどから細菌が入ると起こる病気。
    かかると重症化しやすいが、ワクチン接種をすると高い確率で防ぐ事ができる。
  3. 破傷風:破傷風菌が傷口から入ると、増殖する伝染病。
    もし発見されれば、保健所に報告しなくてはいけない大病。
    破傷風菌は、どこにでも生息しており常に感染する可能性があるが、ワクチンで防げる。
  4. ポリオ:ポリオウイルスが口から体内に入ると腸内で増殖する。
    手足が麻痺する深刻な病気。日本でも大流行し死者5千人を記録。
    ワクチンによる免疫で、日本では感染者を見かけることはほぼない。

いずれも、予防接種をすれば、かかる事がない病気です。

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4種混合ワクチンは、短期間に4回接種

なぜ、4種混合ワクチンが品薄になるのかというと、人口増加ではありません。

短い期間に4回接種して、ようやく効果が出るワクチンだからです。

  1. 3~8週間置きにワクチン接種を3回
  2. 4回目は、3回目の6ヶ月以降12ヶ月以内

年に数回必要な上に、製造元(化血研)が出荷を控えているようです。
(製造方法が違うということで、厚生省が安全確認中との事。)

その為、4種混合ワクチンが品薄で、11月中にも切れるのでは?とされています。

 

インフルエンザワクチンが品薄になる可能性は?12月中旬のピーク頃

12月中旬になると、インフルエンザが猛威を振るってきます。
流行ってくると、ワクチン不足になる可能性もあります。

なぜかというと、製造元が一緒(化血研)だからです。
化血研は、日本国内のワクチン製造の60%と高いシェアを誇る会社だそうです。
もしかするとインフルエンザワクチンにも影響があるかもしれません。

早めに接種をした方がいいかもしれません。

関連:【インフルエンザ】子供と大人の予防接種は何が違うの?抗体ができる仕組み