あなたは「グッスリ眠れてますか?」
24時間・365日、不眠不休の日本社会。
忙しい現代社会において、不眠の症状を訴える人も少なくありません。
夜遅くまでの残業、付き合いなど。
年末の忙しい時期になると、不眠になるのも仕方がないかもしれません。
ですが、それとは別な”物”でも不眠症の原因になるのはご存知でしょうか?
今不眠症の原因として注目されているのが、
パソコンやスマートフォンなどのモニター、テレビの画面です。
これらが発する光は、人の目にはまぶしく感じる事が多く、脳に強い刺激を受けてしまう原因です。
その結果、「夜遅くまで目が冴えて、眠くなれない現象」が起きてしまうのです。
味の素が独自に調査した結果、スマホ依存の67%が不眠
20~30代の約1200人にアテネ不眠尺度を試した結果、67%の人が不眠に該当すると発表したのです。
国際的な睡眠指標として、世界中の医療機関が取り入れています。
理由を追求した結果、「寝る前にスマートフォンを毎日使っていた」という事実も浮上しました。
「寝る前にスマホを使うと、なかなか寝付けなくなる」ということが、裏づけられたという事ではないでしょうか。
たとえ眠れたと思っても、実は睡眠が浅い場合が多く、体の疲れが取れていない可能性もあります。
20~30代で最近疲れが取れないという方は、寝る前のスマートフォンやパソコン利用を控えてみてください。(テレビも同様です)
あなたも心当たりがありませんか?
今すぐ国際的な「アテネ不眠尺度テスト」で、あなたの不眠度をチェックしましょう。
アテネ不眠尺度テスト
これから8項目の質問をします。
※左から0~3までの加算方式で、点数を足していってください。
最後に点数を合計して、不眠症の進行状況をランク付けを行ってください。
質問 | 0点 | 1点 | 2点 | 3点 | |
Q1 | 寝つきは良い? (布団に入ってから眠るまで要する時間) |
いいよ | 少し時間がかかる | かなり時間がかかる | 全く眠れなかった |
Q2 | 夜間、睡眠途中に目が覚めることは? | ない | 少しある | かなりある | 全く眠れない |
Q3 | いつもの起床時間より早く目覚めたか? | 別に問題なし | 少し早かったかな | かなり早かったよ | 非常に早く目が覚めた |
Q4 | 総睡眠時間 | 十分 | 少し足りない | かなり足りない | 全く足りない (全く眠れない) |
Q5 | 全体的な睡眠の質 | 満足 | 少し不満 | かなり不満 | 非常に不満 (全く眠れない) |
Q6 | 日中の気分はどう? | いつも通り | すこし憂鬱 | かなり憂鬱 | ヤバイ (悪い意味で) |
Q7 | 日中の活動状況 | 普段通り | 少し低下ぎみ | かなり低下 | 非常に低下 |
Q8 | 日中に眠くなる? | 全くない | 少し眠い | かなり眠い | 激しく眠い (寝てしまう) |
6点以上で不眠!あなたの結果は何点でしたか?
6点以上のあなたは、不眠症の可能性あります。
4~5点以下の方は、不眠症の予備軍です。
もし、6点以上だった場合、不眠症専門の医師カウンセリングを受けましょう。
不眠症を改善するには?不眠症の原因を特定すること
まず不眠症といっても、原因は人それぞれです。
多くの若い人の間では、「スマートフォンやパソコンの画面が原因が多い」という結果になりましたが、人によってはまったく関係ないこともあります。
- 不安から来るストレス
- イライラによる感情の高まり
- 病気や怪我による体の不調
これらに該当しない人は、やはり「光」が原因かもしれません。
不眠になる前に、こんな症状はありませんでしたか?
テレビやスマートフォンの画面を凝視して、肩が凝ったり、目が痛くなりませんか?
人によっては頭痛という症状も現れます。
このような人は、目から入ってくる光が脳に影響している結果といえます。
もし心当たりがある方は、1時間に一回は目を休めることを考えましょう。
そして、就寝の1時間前には、スマートフォンやテレビを見ないことをおすすめします。
長時間、画面を見てても眩しくないよ?大丈夫でしょ?
普段から使い慣れている人にとっては、眩しいという感覚はありません。
その為、夜遅くまでテレビやスマートフォンの画面を凝視してしまっている人が多いです。
そうなると、自然と目の瞳孔が大きく開き、多くのブルーライトや可視光線からダメージを受けてしまいます。
現代人の多くが、このような生活で視力を悪くしています。
「目が慣れればいい」という考えも止めましょう。
人の目にも、朝昼夜の周期があり、瞳孔が開きやすい時間や閉じやすい時間があります。
夜は、瞳孔が開きにくく、テレビやスマホのようなまぶしい光は苦手です。
暗い中、電気もつけずにスマートフォンを見ていると、疲れ目になるのはその為です。
夜は出来る限り昼間よりもやや暗めの照明で目をいたわることが大切です。