マイナンバーのトラブル解決方法とは

2016年から本格的に始まるマイナンバー制度。
日本に住民表があるすべての国民に「個人番号」が割り振られています。

この番号を本人に通知するため、2015年11月~12月末までに該当するすべての人に、個人番号が書かれた通知カードが順次郵送されています。

すでにお手元に届いている地域もございますが、配達状況は全体のおよそ3割程度となっています。

 

しかし、マイナンバー通知が届いている地域が増えるにつれ、何らかの問題も起きているようです。

マイナンバーは、一生涯に関わる「個人情報」ですので、他人事ではありません。

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誤配・紛失によるミスで「個人情報が漏れる危険性」どう防ぐ?

マイナンバーが見られたときの対処法を漫画で説明

想像してみてください。

もし、通知カードがあなたの手元に届いた時に、「開封した形跡がある」と判断した時は、どうすればいいのかご存知でしょうか?

また、郵便局の配達員に「紛失した」と言われたら、どうすればいいのでしょうか?

この「通知カードの郵送」にかかわる問題を知る事が、今後の対策にもつながります。

もし、マイナンバー通知カードに対する不安な点や疑問点がございましたら、お近くの役場にある市民課(町民課)あるいは、行政課にお尋ねください。
※住民票や戸籍票などを取り扱っている場所です。

では、実際にどのような配達ミスが起こっているのか確認しましょう。

 

簡易書留で送られているはずがポストに投函

まずマイナンバー制度であなたが知っておくべき事は、
マイナンバーの通知カードは、受取人のサインが必要になる「簡易書留」で送られてくるという事です。

簡易書留の郵便物の場合、誰もいないときには不在書をポストに投函する事になっています。

郵便配達員、21軒の配達証に受取人のサインを偽造し、ポストに投函

通知カードは、「第三者に漏れてはいけない番号」が書かれています。
もし直接ポストに投函されていれば、業務上の過失になります。

対応策

もし封書が開封されていれば、役場に届け出ましょう。
開封されていなくても、ポストに入っていた事実を郵便局に報告することも忘れてはいけません。

誰が配達を担当したのかは、記録に残っていますのでそこから調べてもらう事で、被害を最小限に食い止める事ができます。

 

通知カード誤配・紛失 市区町村20地域に拡大

マイナンバーカードは全世帯に送られるため、配達員不足に悩まされています。
「一日数百軒の配達ノルマ」が課せられせられていたり、「配達が終わるまで家に帰れない」との情報もあります。

その為、人為的な配達ミスが相次いでいるようです。

例えば、このような事故が起こっています。

  • 配達中に落として紛失
  • 集合団地(住宅街)で隣の人と宛名を間違えて渡した
  • 配達が面倒だったので捨てた

など

このような事が、時折あるようです。

「個人番号が他人に見られた」時の対処法

マイナンバーは町民課、市民課に問い合わせる

簡易書留は手渡しですので、まずあり得ませんが、
もし開封されていた状態であれば、すぐにお住まいの自治体に相談しましょう。

無償で番号を作り変えてもらうことです。
通常の郵便物であれば、郵便局に届けて賠償してもらうのが「筋」かもしれません。

ですがマイナンバーの場合、作り変えてもらった方が無難です。
速やかに、役場の市民課、あるいは行政課に届け出ましょう。
※自治体によっては違う名称の課に案内されることもあります。

 

隣近所には届いているのに、「私の家だけ届いていない」

マイナンバーは全世帯に配送されますが、
「同じ地域だから同じ日に届く」という事ではありません。

配送方法によっては、前後する事が予想されます。

また簡易書留は、不在票のポスト投函から10日間前後で差出人に返却されます。
もしかすると、役場に送り返されている可能性もあります。

ご近所に配達があった後、半月以上経っても届かない場合は役場の市民課、あるいは行政課に一度電話でご確認ください。

もしかすると、配送ミスも考えられます。