NTTdocomoは、「PREMIUM 4G」が iPhone 6s(Plus)から使えるようになったと発表しました。
現在の対応は38都市のみですが、2015年中には640都市、2016年3月までには900都市にも広げるようです。
PREMIUM 4Gとはどんなことが出来るのでしょうか?
まとめてみました。
PREMIUM 4Gの特徴
PREMIUM 4Gのスゴイところは、2つの周波数を束ねて使う「ダブル周波数」です。
複数の周波数を同時に使うことで、データを一気に送受信できるようになりました。
いわゆる、スマートフォンでやり取りしていたデータのパイプが、1つから2つに増えたということです。
といっても、2倍になることはなく、あくまでも60%のスピードアップ(向上)が可能になりました。
スマートフォンにありがちな「不安定な通信」を2つの周波数でより快適に
従来のように一つの周波数を使った場合、電波が不安定になりやすく読み込み(下り)や書き込み(上り)が重くなる遅くなる傾向になります。
PREMIUM 4Gの場合、2つの周波数を同時に使いますので、片方の電波が悪くなってももう片方の電波が継続してデータを送受信するので速度低下が少なくなります。
PREMIUM 4Gベストエイトフォーは、60%向上(約1.7倍)なのに「4倍早くなる」その根拠は?
ドコモの通常LTEでは最速通信速度が、150Mbps(下り)が理論値です。
しかし、PREMIUM 4Gでは、262.5Mbpsになっています。
約60%通信速度が向上したことになります。
しかし、ドコモ側はこのように発表しています。
体感上速度が4倍早く感じるはず
これは「ダブル周波数によるデータ通信の安定」を意味していると思われます。
常に通信が出来る→スピードは段違い?
例えば、電車が早いスピードで動いている状態でデータ通信を行う場合、見た目上は普通に通信していても基地が次々と変わっていきますので内部の通信状態は不安定になっています。
この時に従来の1本周波数を使っていたとすれば、読み込み動作は途切れ途切れになり遅くなっているはずです。
しかし、PREMIUM 4Gであれば、2本の周波数を同時に使っていますので、どちらか1本がつながっている状態を保ったまま通信を続けますので、結果的に早く読み込めます。
今までの体感よりも4倍早いかは”疑問”ですが、早く感じることはあると思われます。
人それぞれ体感速度や使い方は違いますので、必ずしも4倍早くなっているということではありませんのでご注意ください。