現在はインターネットといえば、
多くの人が光通信を思い浮かべるかもしれません。
多くの通信企業が、光通信を推しています。
ですが、ADSLやISDNと呼ばれる「電話腺を使ったインターネット回線」もあります。
ADSLとISDN、そして光回線の違いは?
通信方法はもちろんですが、通信できるデータ量に大きな違いがあります。
ADSLは初期の方式で、使い勝手がわるいのが特徴です。
ネット通信と電話(FAX)を同時に使えません。
ネット通信中でも電話が使えます。
しかも通信速度は、ISDNの方が数倍以上早いといえます。
その為、現在では申し込みは激減しています。
今流行りの光回線は、FTTHと呼ばれる専用回線
現在は、一軒の家(マンションの一室)毎に専用回線を引く、FTTH方式の光回線が主流です。
各家庭(企業)に、光ファイバーを直接引く方式。
光回線なら、ISDNよりもさらに早いため、もはやADSLに固執する必要がなくなりました。
ネット回線は、ADSLが火付け役!「工事不要」で人気に
総務省発表の統計を見ると、ネット回線方式の人気度が分かります。
現在は、光回線(FTTH)契約の増加率が高く、ADSLの契約数は減少していると分かります。
- FTTHの契約数は2,576万(前期比+1.6%、前年同期比+6.0%)
- DSLの契約数は424万(前期比▲5.2%、前年同期比▲17.8%)
引用:総務省|電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成26年度第1四半期(6月末))
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban04_02000084.html
今後ADSLは、サービスが停止(終了)する可能性も
ADSLは、電話とネット回線の両立が出来ません。
それゆえに人気が低く、サービスを提供する企業にも負担がかかります。
一方で、FTTH方式の光回線に人気が集まっていますので、利用者低下がサービス終了の危機に結びつきます。
NTT「2025年にはアナログ通信をデジタルに移行を検討」と発表
2025年頃には、ADSLが使えなくなる恐れもあるようです。
※ADSLは、NTTの通信システム。
その理由は、電話回線のアナログ通信が終わる可能性が高いからです。
将来は、現在のアナログ回線をすべてデジタル回線に移行するからです。
それが2025年頃といわれています。
アナログ回線とデジタル回線の違い、判別方法は?
アナログは、従来のダイヤル式電話の事です。
昭和時代の指でまわす「黒電話」が出回った頃の回線です。
デジタル回線は、現在の携帯電話のようなボタン式電話です。
アナログなのか、デジタルなのかの判別方法は簡単です。
電話の番号を押した時に、「ピッ」「ポッ」「パッ」と音がすれば、デジタル回線です。
音声もデータと同じで、デジタル回線の方がクリアな音が聞こえます。
ASDLを使っています。早めに乗り換えるべきですか?
現在も、ASDLを使っているご家庭はあります。
ASDLは、料金が安い(FTTH料金の1/4程度)ので人気があります。
また、そこまで高速通信をしない文字がメインの方(画像や動画を見ない方)は、
コストが安いアナログ回線がいいかもしれません。
しかし、先述したとおり将来は終わるといってもいいでしょう。
たとえ、2025年で終わらなくても、いつかは消えるはずです。
それまでに10年ほどありますので、じっくり選ぶのもいいかもしれません。
ですが、これから時代(画像や動画は当たり前の高速通信)を考えると、
やや物足りないスペックになりますので乗り換えた方がいいかもしれません。
今後変わるネット回線の販売方法と低価格化
今後は、インターネット回線が安くなる可能性があります。
- 光回線とスマートフォンの同時契約(通信事業のセット販売解禁【総務省】)
- 光回線と電力の同時契約(電力自由化によるセット販売【経済産業省】)
- モバイル通信(wifiルーターのMVNO推進【総務省】)
これら政策が始まっていますので、価格競争がすでに始まっています。
現在は、以前ほどの高額というわけではありませんので、乗換えを検討するのもいいかもしれません。
その他のモバイル情報も随時追加しています。
現在利用しているサービスだけでなく、新サービスや法改正などの情報も集めています。
これらはほんの一例です。
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