「ネットショッピング」
慣れた人にとっては、何気ないことですが、
初心者の人にとっては、ハードルの高いものといえます。
- 「値段の比較」
- 「送料の有無」
- 「返品・キャンセルができる、できない」など
普段の買い物とは違うネットショップならではの「暗黙ルール」が存在します。
そのようなルール、注意点をご紹介します。
今回は、筆者の「インターネットに慣れていない母親」が初体験した、
ネットショッピングのお話です。
これから始めてインターネットでお買い物をする方は、
注意点など、一読してご参考にしていただければ幸いです。
ネットショップって本当に安い?
ご近所の奥さんに聞いたんだけど・・・
犬の餌をネットショップで買うと安いんでしょ?
う~ん。
安いかもしれないけど、本当に安いかどうかは、わからないわよ。
安くないの?
送料を入れると高くなる可能性がある
例えば、送料。
普通のお買い物と違って、
ネットショップの倉庫から送られてかます。
だから、基本的には送料がかかるの。
普通のお店なら、自分で持って帰るから・・・
気が付かないかもしれないけどね。
たしかに、頭になかった。
「送料無料」は条件がある
送料が無料のお店もあるけど、
条件に「〇,〇〇〇円以上のお買い上げ」って書いてあるはずです。
同じショップ内で一定の金額以上という条件には注意
この場合も、
「同じショップ内」で、指定の金額以上の商品を買う必要があるのわよ。
「同じショップの商品」?
そう。
「Yahoo!ショップ」や「楽天市場」のようなショッピングモールでは、
違うショップがたくさんあるから・・・
複雑でわかりにくいかもしれないわね。
そういえば、ご近所の奥さんも、
同じ日に注文した商品なのに、送料を別々に払って高くなったとか言ってたわ。
『同じショップ内』って?同じ「Yahoo!」「楽天」の中じゃダメなの?
同じショップ内って、Yahoo!ショップの中ってことでしょ?
違うよ。
同じショップ内というのは、Yahoo!ショップの中で出店している同じショップの商品を買うってこと。
「Yahoo!」「楽天」はショッピングセンター。「ショップ」はテナント
- 「Yahoo!ショップ」
- 「楽天市場」
- 「アマゾン(Amazon)」
これらは、ショッピングモールといって、
普通のショッピングセンターのような「外枠」でしかないの。
イオンとかの、商業施設みたいなものね。
その中で、1つ1つの店舗は「テナント」みたいなもので、
全く違う人が個人で経営しているのよ。
だから、「販売している人(ショップの経営者)」も違うし、
「送ってくる場所も違う」ってわけ。
だから、違うテナントの商品をたくさん買っても、送料が無料にならないの。
同梱(ドウコン)も同じショップ(店舗)内でしかできない
ネットショップでは同梱発送(同一梱包)サービスという、
同じ箱に詰めて送ってくれるサービスもあります。
同梱発送なら、送料は一回分でお得です。
しかし、同梱サービスも違う店舗の商品同士ではできません。
同じ理由で
「違う店舗の商品同士では、同じ箱に入れて送れない」ので注意した方がいいわよ。
複数の商品を別の店舗でたくさん買うと、
「送料を2回・3回と多めに払う必要が出てきてしまいう。」ことになるのよ。
- 「1回の配送で1000円」かかるとすると、
- 「2回の配送で2000円」
- 「3回で3000円」と高くなります。
1個づつ買うと、トータルでものすごく高くなってしまうのね
まとめ1:ネットショップは同じ店舗なら「まとめ買いで送料がお得」
ネットショッピングは、送料がかかります。
その為、まとめ買い以外では、高くなってしまう恐れがあります。
同じ店舗内でまとめて買いたい場合なども、
「1回にまとめて送ってもらえるサービスがあるか」を確認した後に利用しましょう。
安いショップはどこ?値段(価格)を比較しよう
- 「Yahoo!ショップ」
- 「楽天市場」
- 「アマゾン(Amazon)」
先ほどの話では、
上のような「ショッピングモールのショップ」といっても、
全く違う人が別々に経営しているとお話ししました。
この仕組みだからこそ、同じ商品でも値段が違うことがあります。
そうか。
だから同じ商品でも違う値段が表示されるのね。
いろんな店舗が競争するから、「ネットショップは安くなりやすい」という利点があります。
ただし、すべての商品が「かなり安くなっている」ということはありません。
「仕入れ先(メーカー)」「仕入れ値(問屋)」が同じならほぼ変わらない
仕入れ先が一緒だったり、仕入れ値が同じなら値段はあまり変わりません。
- 「経営努力(人件費削減?)」をするか、
- 「劣化商品(訳アリなど)」を売っていない限り、
そんなに安く売られていません。
送料がかからない分、お近くのお店の方が安いかもしれません。
うちの母も・・・
なんか、普通に買うのと同じ値段なんだね。
って、言ってましたw
送料を入れると、かなり割高になっていたはずです。
それでも、母はネットショップで買い物をしました。
一般の店舗にはなかった、お徳用サイズ(大用量サイズ)があったからです。
普通の店舗にはない「お買い得商品」が見つかるかも
普通のお店であれば、置いてある商品に限りがあります。
- 数量
- サイズ(用量など)
なるべく「売れ残らない商品」を、
見極めておいている(発注している)からです。
普通のサイズはおいていても、お徳用サイズはおいていないことがあります。
ネットショップでは、似たような商品が表示されることがあります。
このようなお得な買い物ができる可能性があります。
その他の注意点
- 「相手の顔が見えないサービス」
- 「連絡が取りにくい(話が通じにくい?)サービス」です。
いろいろとトラブルは絶えません。
また、ショップ側に問題がなくても、宅配業者。仲介業者などの第三者に問題がある場合もあります。
ここからは、よくある(?)問題をまとめてご紹介します。
食べ物は消費期限に注意
食べ物を買う場合、消費期限がわかりません。
普通のお店であれば、あなたの目で確かめて買うことができますが、
ネットショップでは、売っているお店の人が商品を選びます。
例えば、今回のペットフードの購入では、このように書かれたショップがありました。
「当店では、消費期限(賞味期限)が8か月以上の商品を取り扱っています」
つまり、「他店では消費期限が短いことがある」と、取れます。
え?そうなの?
売れていない商品の場合、
「消費期限の日付が近いものが送られてくる可能性がある」と捉えておいた方がいいでしょう。
そのような場合、「返品できるか」を確かめておきましょう。
返品を受け付ける・受付ないは店舗次第
また、問題があっても、返品を受け付けない場合もあります。
不安な方は、注文を確定する前に、ショップに問い合わせましょう。
何だか面倒ね・・・
面倒だと思ったら、ネットショップは利用しない方がいいわよ
送られてくる日付を確認
宅配を選択すれば、日付や時間を指定できます。
商品によっては、郵便ポストの投函で済む可能性があります。
全ての場合において、共通するのが
入金確認後、何日後に配送手続きを始めるのかを確認することです。
ショップによっては、「商品が付くのが1週間後」ということも珍しくありません。
入金が確認できた日に配送するとは、限らないということに注意です。
入金トラブル
ネットショップは、個人で出店しているケースもあります。
ショッピングモールが用意している支払いサービスや、
カード払い、コンビニ払いなどであれば、入金履歴が残りるのである程度安心です。
しかし、個人名の銀行に振り込む際には、
注文番号などを名前欄に入力する必要があることがあります。
もし、忘れてしまうと、
店舗側から確認できないと連絡が入るかもしれません。
メールや注文状況の確認は、怠らないようにしましょう。
配送トラブル
ネットショッピングでは、倉庫から宅配業者を経由して自宅に送られてきます。
そのため、途中で壊れたり、形が変わることも考えなくてはいけません。
ネットショップ側に問題がなくても、配送途中で何らかのトラブルになる恐れもあるのです。
宅急便などであれば、補償が受けられる場合もありますが、
補償が受けられないケースもあります。
その時は、ショッピングモールに独自の補償サービスがあるのかも確認しましょう。
Yahoo!ショッピングには、お買いものあんしん補償があります。
※無料会員の方でも利用することができます。
(回数の制限があります。プレミアム会員は無制限)
ただし、こちらにも厳しい条件がありますので、必ず補償してくれるというものではありません。
個人情報漏えいリスク
個人情報にもさまざまあります。
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 年齢?
- クレジット番号
- 銀行口座
など
これらは、漏えいリスクが付きまといます。
店舗側が厳重に管理したとしても、
システムのハッキングや、パソコンのウイルス感染などで漏えいするリスクがあります。
支払いは、できる限りショッピングモールのサービスを利用
ただし、クレジット番号などの支払い情報は、漏えいリスクが抑えることができます。
それは、ショッピングモール側が準備している「決済サービス」を利用することです。
決済サービスを利用すれば、ショッピングモール(運営)側が管理するため、
販売している店舗の人にも伝えないようにしていることがあります。
一個人で管理するよりも、「比較的安全」といえます。
まとめ2:トラブルが起きたら自分で対処する覚悟が必要
トラブルは、今回ご紹介したような
- 「支払い」トラブル
- 「配送」トラブル
- 「個人情報漏えい」トラブル
だけではありません。
他にもたくさん報告されています。
消費者庁のホームページも確認してみましょう。
今回ご紹介できなかった「ブランド品詐欺」なども、詳しく紹介されています。
私自身、ブランド物って買ったことがないので・・・
わかりません。
「詐欺にあう」危険性も考える
また、ブランド品だけでなく、普通の商品でも詐欺にあうケースもあるようです。
初心者の方は「誰か、わからない人から買う」ということを頭に入れて、
「疑いの目」を持つことを忘れないようにしてください。