地球の公転と日付は、
同じではないのはご存知でしょう。
4年に一度訪れるうるう年の2月29日は、その調整日に当たります。
それでは、足りないのでうるう秒も存在します。
2015年は、7月1日午前9時00分00秒の前に1秒追加されます。
※他には、1月1日も調整日に該当するようです。
厳密的にうるう年は、
4年に一度ではなく、4で割れる年です・・・ね。
西暦年号が4で割り切れる年をうるう年とする。
引用:どの年がうるう年になるの? | 国立天文台(NAOJ)
http://www.nao.ac.jp/faq/a0306.html
さて、うるう秒とは一体どんな意味でしょうか?
そもそも、必要なのでしょうか?
うるう秒は、7年間で1秒足すか、引くかで決まる
うるう秒とは、IERS(国際地球回転基準系事業)が国際的に調整を検討します。
3年~7年で実施され、
1秒足すべきか、引くべきかで世界中の時計を動かす機関です。
「一秒単位?」とお思いでしょうが、
今は重要な部分のほとんどが、パソコン管理です。
1秒狂っただけで、何が起こるのかはわかりません。
- 医療機関であれば、心臓のペースメーカーに異常をきたすかもしれませんし、
- 金融機関であれば、入金が感知できないかもしれません。
- さらに原子力発電所であれば・・・。
と、考え始めれば、キリがないほど問題点は浮上します。
うるう秒は必要ないとの意見も
実は、世界的にうるう秒の是非を問う話し合いが国際的に行われています。
システム異常もあるし、必要かわからないからやめたい国6カ国
- アメリカ
- フランス
- オーストラリア
- 韓国
- 中国
- 日本
必要かもしれないから、一応継続したい国8カ国
- イギリス
- ロシア
- アラブ6カ国
(アラブ首長国連邦・バーレーン・クウェート・オマーン・カタール・サウジアラビア)
多数決で考えれば、うるう秒継続でしょうか?
辞めたい派の国のチカラが強いので、もしかすると終わるのかもしれません。
もしうるう秒が終わるとなれば、
新しい時間系列を作る必要があるので、また一大事かもしれません。
2012年にうるう秒で大規模なシステム異常が発生した経験あり
2012年のうるう秒調整の前後、航空会社のウェブサイトや国内外のSNSでトラブルが発生
時間と関係するシステムは、たとえ1秒といえども深刻になる可能性があります。
特に、高度なシステム程影響を受けやすいとの事です。
ちなみに個人が使用するような、パーソナルコンピューターは、
そこまで高度なプログラムを使わないので問題はないと思われます。
ただし、タイマーなどをセットしている場合は、ズレが生じるかもしれません。
さまざまな身近な時計。調整する必要はあるの?
パソコンやスマートフォンなどの端末にいたっては、
インターネットに接続すれば、自動調整してくれます。
時計に関しては、電波時計であれば、
1日に1度調整しますので、次の日には調整されているかと思われます。
その他の時計に関しても、1秒ですので動かさなくてもいいかもしれません。
特にアナログ時計は、1~2秒はずれますので、
気にしない人が多いのでは?と思います。
うるう秒は、一般人にはあまり関係のないので、
無視していただいてもかまわないイベントかもしれませんね。
ただし、正確な時間を知る必要がある人は、
うるう秒は大きなイベントになるのは間違いありません。
インターネットで言えば、サーバー会社や携帯会社などが当たりますね。
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