暑気払いという言葉をご存知でしょうか?
冷たいものを食べたり、飲んだりする事で体温を下げる事です。
夏の暑さで食欲が低下してしまうと、こってりとした物を食べるのが難しいですが、ツルツルとのど越しのいい麺類ならいくらでも食べられるという人も多いはずです。
そうめんや冷やし中華を毎日食べる人も多くなることでしょう。
中には冷たい物を飲む機会が増える人も多いかもしれません。
キンキンに冷えた飲み物を飲むと気持ちがいいですね。
暑さをしのぐ為とはいえ、ついつい飲みすぎる人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、水分の取りすぎや取りかたには注意をしなくてはいけません。
冷たい飲み物・食べ物は取りすぎに注意
熱中症防止のためとはいえ、過剰なまでの水分摂取は思わぬ病気の引き金にもなってしまいます。
特に過剰な水分補給は水毒(すいどく)の原因になってしまい深刻になる場合もあります。
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適切な量の水分を取るという心がけが必要です。
その上体を冷やしすぎると、夏バテの原因になったり血液の流れが悪くなる事もあります。
何事にも程々が一番です。
飲みすぎによる病気とは
腹痛や下痢ももちろんですが、体内に余分な水分がたまってしまう事で健康被害が出ることもあるようです。
その原因はミネラル不足です。
汗をかくと水分のほかにも、塩分やミネラルなど体に必要な物がたくさん出てしまいます。
これはミネラルウォーターなどの飲料水からは、必要な分量を得る事が出来ないからです。
ですので、他の食べ物などから摂取する必要があります。
夏には梅干が体にいいと良く言われているのはその為です。
水分を取ると同時にこういったものから、ミネラル分を取る事が大切です。
スポーツドリンクや緑茶の飲みすぎに注意
市販のスポーツドリンクにはビタミンやミネラルが入っている物もありますが、ついついがぶ飲みしすぎてしまう可能性があります。
糖分も多いため、のどが渇きやすくなります。
結果的に好ましくありません。
その他にも、利尿性がある緑茶やコーヒーなどもよくありません。
せっかく取った水分もすぐになくなってしまうからです。
適量の水分はどのくらい?
適量の水分は、一日1.5~2リットル
大人が一日で汗をかく量が大抵1.5~2リットルといわれています。
その分を補う程度の水分が体にはやさしいのです。
ご自身でしっかりと量を調整して飲むことを心がけましょう。