ついに暑い夏が来た!
梅雨明け宣言がないものの、九州地方は連日猛暑日が続き、
朝から『ミーンミーン』『ジュワジュワジュワ~』と、多くのセミが鳴いています。

暑い日が続くと、体温の異常上昇による「熱中症」が心配です。

脱水症状は、「体内水分の不足」が原因ですので水分補給をすれば予防はできます。
しかし、熱中症は「体温上昇」が主な原因ですので、水分補給では防げません。

熱中症対策(予防)でおすすめなのが、ひんやりタオル(冷感タオル)です。

水にぬらすだけで、ひんやり感(冷たい感じ)が続くので長時間のお出かけには最適のアイテムです。

しかし、どんなものなのかわかりにくいですよね。
そこで、今回は得する情報.COM編集部が実際に買って試してみました。

スポンサーリンク

ひんやりタオルの使い方は、水に浸して軽く絞るだけ

今回購入したのは、量販店で売っていた「サラッキー(ユニチカトレーティング株式会社)」500円です。

ひんやりタオル

ひんやり(冷感)タオル価格帯は、普通のタオルよりも単価が高い傾向にありますが、低価格のものをチョイスしました。
(価格相場は、500円~1000円が多いようです。)

開封すると、このように縦長(横長?)でした。

ひんやりタオル開封後の写真

実は普通の(真四角)タオルが欲しかったのですが、首にかけて使うには最適の形かもしれません。

 

使い方

  1. タオル全体を水に浸す
  2. 軽く絞る
  3. ぬるくなったら、タオルを振る

使い方は、パッケージを開けたらまず水に浸す必要があります。
ただし、水にぬらすのは一回で十分です。

あとは軽く絞るだけでいいのです。

ついている水分がぬるくなったら、タオルをパタパタと振るだけで冷たさが戻ります。(ここがひんやりタオルと呼ばれる理由)

※冷たくなる原理は、網目状に見える青い繊維にあります。

スポンサーリンク

ひんやりタオルのメリットは、「体温の低下」が期待できる部分

ひんやりタオルは、やや濡れた状態を維持します。
水を使いますので、気化熱(空気中に熱を脱がす)が期待できます。

この部分では、非常に効率のいい熱中症対策グッズといえます。

また、何度でも洗って使えますので、金銭的にもお得といえます。
(使い捨てではない商品の場合)

ただし、注意するべきデメリットも存在しますので、合わせてご覧ください。

 

ひんやりタオルのデメリットは「衛生面」

ひんやりタオルを使って分かったのが、同じタオルを使い続けると「衛生面に悪い」ということです。

一日中使えば、タオルには汗がベッタリついているはずです。
ぬらすだけで冷たくなるといっても、翌日も同じタオルを使わない方がいいかもしれません。
※実際に翌日にはなかった異臭がしました。

できる限りタオルを2枚買って、翌日は洗濯することをおすすめします。

 

カバンに入れると湿気がこもる可能性も

また、ひんやりタオルは、やや濡れた状態を維持しする必要があります。
水分がポタポタ落ちることがなくても、湿度が高い状態を維持することになります。

カバンに入れると、一緒に入れている食べ物や布製品・革製品は湿気で傷みやすくなります。

このような点を考慮すると、いいかもしれません。

 

アレルギー体質の方は要注意(国民生活センターより)

国民生活センターによると、冷感タオルに「アレルギー性の接触皮膚炎を起こす可能性がある商品もある」という報告があります。

2006 年度以降の約 5 年間(2011年 11 月末日までの登録分)で 12 件あり、その内訳は 2010 年度 1 件、2011 年度 11 件で、危害内容はいずれも「皮膚が赤くなった」や「湿疹がでた」などの「皮膚障害」であった。

「水でぬらすだけで冷感が得られることをうたったタオル」 -湿疹・かぶれの原因となることも-(独立行政法人国民生活センター報道資料)

こちらは全ての商品が対象ではありません。
一部の防腐剤を使っている商品だけとのことです。

また、2012年時点の報告書ですので、現在国内で市販されているひんやりタオルは問題ないと思われます。

海外から輸入されている「ひんやりグッズ」には注意をした方がいいかもしれません。