予防学の考えから行くと、
病気への抵抗力を高める体作りが一番大切です。
体つくりとしては、二つの方法があります。
- 普段から皮膚を鍛える
これらを駆使して風邪や病気を予防しましょう。
皮膚を鍛えるには、乾布摩擦や冷水摩擦
最近見かけなくなりましたが、
よく漫画で和尚さんやお坊さんが寒空の下で乾布摩擦をやっています。
昔から、朝から外で元気よく乾布摩擦をやることで、
皮膚を鍛えるだけでなく、血圧を高めて元気に過ごせるようになります。
ですが、冬になってから外で始めていては遅すぎます。
夏の頃から徐々に鍛えるからこそ意味があるのです。
鍛えてもいない皮膚を、冷たい外気にさらすと、
途端に体が冷え込んでしまいます。
もちろん外でなく、暖かい室内で部分的にやってください。
その時には、激しくこするのではなく、
心臓に遠い部分から、心臓に向けて乾布摩擦を行います。
体を温める事も大切な予防方法のひとつです
体を冷やしてしまうと、
風邪を引きやすくなってしまいます。
温める必要があります。
体を温めるなら、足元から温めるべきです。
足湯や足裏マッサージ、
足専用マッサージ器なども効果的です。
足を暖めることにっより、
血流が活発になり、体全体がポカポカ温まります。
体力を高める
体力を高めるには、運動も必要ですが、
栄養も必要です。
特に女性は、
冬場のダイエットは体重が落ちにくいので、
食事や水分補給を減らす傾向があります。
必要な栄養が取れずに、
体力が低下してしまう可能性が高いのです。
女性は冷え性にもつながりますので、
しっかりと暖かい物を食べるようにしましょう。
風邪についての知識も必要です。
基本的なことを書いておきますので、目を通しておきましょう。
風邪とは?
鼻腔、口腔、咽頭などから、
上気道の粘膜に風邪ウイルスが感染し、
急性発症するかぜ症候群(正式名称)と呼ばれる病気です。
なぜ症候群と呼ばれるのか
風邪ウイルスは、数百種類あるとされています。
一度に複数のウイルスに、感染する事も珍しくありません。
その為合併症で用いられる、症候群が使われているのです。
風邪ウイルスの感染ルート
風邪ウイルスは、せきやくしゃみで飛散し、
他の人の鼻やのどから進入する空気感染が一般的です。
一方で、物に付着したウイルスが、
手を経由して口や鼻に入り込む事もあります。
ウイルスに感染している人が、
同じ部屋にいると60%近くのウイルスと接触すると言われています。
ウイルスが付くと、20分程度で細胞に入り込む
ウイルスは、比較的早い速度で体の中に入ります。
ですが、免疫や抵抗力があれば、
感染しても撃退する事ができます。
もし抵抗力が低ければ、発症しますが、
発症しない場合もあります。
子供が風邪をよく引くのは、免疫力が引くからでもあります。
中学生高校生になると、抵抗力が高まります。
大人になると、そこまで風邪を引かなくなるのはこのためです