インフルエンザが流行る時期は、基本的には1月~3月初旬頃までです。
ですが、2015年はそうも行かないようです。
中国では3月に入ってからも、
鳥インフルエンザの被害が拡大しています。
今は、対象となる鳥を隔絶し、被害も最小限に食い止められています。
それでも中には、世界規模の流行が懸念されるという研究者もいるくらいです。
H7N9型は2013年にアジアで流行済み
H7N9型の特徴は、2013年に人への感染が確認されている事です。
2013年H7N9型による世界的な被害
- 500人が感染。
- その半数の250人が死亡
数字を見ると、感染者の約半数が死亡しています。
ウイルス遺伝子の変異が早いの特徴
H7N9型は、鳥インフルエンザの中でも、
変異を繰り返す回数が多いようです。
つまり、いつ人から人に感染しやすいウイルスに進化するのかが、分からないという事です。
鳥は人よりも、細胞の代謝(入れ替わり)が早く、
鳥インフルエンザウイルスも同じ速度で進化を繰り返しています。
その一部のウイルスが進化をすると、
人のインフルエンザウイルスよりも、数倍以上の早いスピードで増殖するといわれています。
今後、どのような経路で広がるのか、
それともこのまま沈静化するのかは誰にも分かりません。
中国に旅行する際には、十分に気をつけてください。