スズメバチに刺されると「アナフィラキシーショック」による脅威にさらされます。
一度刺されると「抗体」ができ、重症化しやすい体質になってしまうことがあります。
子供のころ刺された経験がある方は、もちろんですがハチに刺された記憶がなくても幼いころ知らず知らずに刺されている方もいらっしゃるかもしれません。
まずは、ハチに刺されない生活習慣を身につけましょう。
最大のハチ刺され予防策は「服装」
蜂に刺されない為に気を付けることはまず服装です。
白っぽい色や明るい色には、蜂はあまり襲い掛かりません。
逆に黒い色は蜂が攻撃的になるため、持たない方がいいです。
洋服やバック、黒いカメラなどには攻撃的になります。
日本人の髪は基本的に黒色ですので、帽子も予防につながります。
ハチに攻撃されやすい「黒色」その根拠は?
実験でも明らかにされており、ほとんどの蜂が黒色目掛けて攻撃を仕掛けます。
どうして黒色を攻撃するのかについては様々な理由がささやかれています。
例えば天敵の熊に近い色だからというのが主流ですが、
動物の急所が黒である場合が多いから、優先的に攻撃するのではないかといった説もあるようです。
またスズメバチが反応する服装は黒色だけではありません。
黒系統に近い色にも反応して攻撃すると言われています。
蜂は基本的には黒と白の二種類の色しか識別できないので、黒っぽい色の服装を攻撃してしまう傾向にあるのです。
茶色、青、紺などの服装は標的になりやすいです。
逆に言えば白系統に近い服装であれば、攻撃されるリスクは低くなります。
長袖長ズボンで全身を覆う
また肌は出さない方が良いので長袖を選びましょう。
特にひと気が少なく、木が多い林や草むらにはハチの巣が作られやすいため、こういった場所に入る時は服装に注意をしましょう。
蜂は匂いに敏感
甘い香りのする香水や整髪料にも蜂は寄ってきます。
蜂が甘い匂いに引き寄せられるのは、その習性にあります。
あなたもごそん時のとおり、蜂は主食が花の蜜や樹液が多く嗅覚が非常に発達しています。
種類にもよりますが、巣から半径2km以内を感知するともいわれているほどです。
これは、甘い匂いに対して敏感に反応するという野生の感です。
特にスズメバチは甘い匂いを好んでいるため、その匂いを放つ物体に近づくことが多いです。
スズメバチも甘い匂いに敏感
そもそもスズメバチは匂いでエサとなる昆虫や虫が多い場所(木の樹液や花が多い場所)や、敵の居所を探る習性にあるため、甘い匂いに反応してしまうのも当然と言えるのです。
匂いにつられた結果、動く人に遭遇すると、敵とみなして攻撃してしまうのです。
なので例えば甘い匂いの香水や制汗剤などをつけているとハチがどんどん集まってしまうことがあります。
中でも花の匂いに使い成分を使っている製品に集まる可能性が高いです。
人の汗の臭いで攻撃態勢になることも
スズメバチは人間の汗の匂いを感じ取って攻撃態勢に入る場合もあります。
ただ単に甘い匂いを消すだけでは足りないかもしれません。
最後に:蜂に遭遇したら威嚇せず、ゆっくりと離れよう
刺されないようにする対処法は、蜂の巣にむやみに近づかないようにすることが一番ですが、それでも蜂と遭遇することはあります。
もし蜂が近づいてきたりしたらまずは落ち着くことです。
また、大きな声を出したり、物を振り回したりしてはいけません。
蜂が威嚇されていると感じてしまい、仲間を呼び寄せたり、襲い掛かってきます。
その場からゆっくりと離れ、帽子やタオルがあるときは頭から被るとより安全にその場から逃れることが出来ます。