楽天モバイルでは、ユーザー向けに「SIMアプリ」を提供しています。
「SIMアプリ」とは、「当月に利用したデータ通信量の確認」や「通信速度の”高速/低速”の切り替え」が立ち上げ後10秒で出来る便利アプリです。
楽天モバイルで購入したスマートフォンには、出荷時点でプリインストールされています。
※プリインストール:自宅に届いた時点でインストールされているという意味。
その「SIMアプリ」が、2017年9月28日に大幅にリニューアルされました。(バージョンアップ)
※アプリの再インストールは必要ありません。(ログインすると切り替わります)
過去のSIMアプリと比べると、大幅にリニューアルされたのが一目瞭然です。
新たに追加された機能はよく使う部分だけで5つあります。
大きく変わった5つの機能
- 楽天モバイルを契約しているアカウント情報を表示(ランク・ポイント数)
- 請求額・ポイント利用額が表示
- 利用明細が確認できる(通話記録・SMSの送信先なども)
- 通話・SMS明細に送信先に相手の電話番号が表示される
- リワード広告:デイリーミッションクリアでポイントを獲得
この新機能は、便利な部分もありますが、「セキュリティ的に問題な部分」もたくさんあるようになってしまいました。
特に利用明細は、相手の電話番号などが表示されています。
スマートフォン画面をロックするなどして「他人が見れないようにする必要」が出てきたのです。
このページでは、「どのように便利になったのか?」「どのような部分がセキュリティ的に問題なのか?」を説明します。
【注意】リニューアル後に起動する前の確認事項
10月1日以降にSIMアプリにログインする際には、ログインが必要になるようです。
※SIMアプリのログインにはIDや電話番号とパスワードが必要です。
- 「電話番号とパスワード」
- 「ユーザID(raから始まる13桁)とパスワード」
- 「楽天IDとパスワード」
※楽天IDでログインする場合は、スマートフォンの別アプリに登録しているとIDとパスワードで自動ログインできます。
一度ログインすると、一定期間ログインされた状態になります。(ログアウトは可能です)
「通信エラー」と表示されたら「1時間後」にログインしてみる
また、ログインする際には、ログインできない状態になる場合もあります。
「通信エラー」「通信状態を確認してください」と表示されますが、SIMアプリ側の問題です。
その場合は、時間をおいて後からログインするようにしてください。
時間を置くといいみたいです。
私が、11月1日に起動したときに『SIMアプリ』と『楽天アカウント』が連携できない状態になりましたが・・・
3時間後にもう一度ログインすると、アプリに入れました。
請求額の反映も時間がかかる
リニューアル直後にアプリ起動しても、「前月の請求額」などが反映しない時があります。
この場合も、1時間ほど後にアプリをもう一度起動すると、表示されるようです。
初期画面の機能(アプリの起動直後)
楽天モバイルのSIMアプリを起動させると下のような画面が出てきます。
表示される5つの機能
起動画面の機能 | 詳細 |
---|---|
高速のデータ通信量残高
(繰り越し+今月分) |
画像で『残り3.84GB』と表示されている部分。※数分毎に更新。 |
楽天のアカウント情報を表示 | 『ゴールドランク』『利用可能ポイント』の部分。
※楽天モバイル会員は「毎月ゴールドランク以上」 |
高速データ通信 | OFFと表示されている部分
※通信速度の「高速/低速」を切り替えるスイッチです。 低速にすると、高速データ通信残高を消費しません。 |
請求額・ポイント利用額 | 『2017/09』と表示さている部分
リニューアル直後は反映されていません。(翌日も) 予想では10月から反映されるかもしれません。 |
利用明細のボタンを設置 | 「通話・SMS明細」「利用明細」と書かれている部分。
明細をタップすると、毎月の利用内容がわかります。 |
データ量の残高(高速通信)がアプリで確認できる
SIMアプリを起動した直後の画面に、「楽天アカウント情報」「請求額」「利用明細」が表示されるようになっています。
グラフで見れるのでわかりやすいですね
今まで「請求額」「利用明細」は、WEB上のホームページ(メンバーズステーション)から見る必要がありましたが、今後からアプリ上で確認することができるようになりました。
その分、起動時間が長くなったように感じます。(読み込む量が多いため?)
高速データ量が気になったらチェック
今月の高速データ量は気になることが多いかもしれません。
「今月はあと○GB分使える?」「あの動画で何GB消費したんだろう?」など、現時点での残高が確認ができます。(更新は約10分後)
また、「残り○BG」の部分をタップ(タッチ)すると、3日前までの詳細も確認することもできます。
本日と過去3日間のデータ使用量(詳細)が見れる
残データ詳細には、大きく3つの表示ができます。
- 「前月からの繰り越しデータ量」
- 「高速通信オプション」(データチャージで追加購入した分)
- 「直近のご利用内訳」(本日と1日前~3日前までの合計4日分)
※「直近のご利用内訳」の本日分は仮の使用量となります。
「高速モードと低速モード」を切り替えて節約する
データ通信の速度(高速250Mbps/低速200kbps)をスイッチ1つで切り替えることができます。
低速モードに切り替えることで、高速通信量の消費せずにインターネット接続ができるため「節約」になります。
「低速モードは200kbps」と読み込みのスピードは遅いですが、楽天モバイルではバースト機能が付いていますので初期の読み込みはやや早くなります。
関連記事:2017年に追加された「楽天モバイルのお得な機能」一覧
ゲームアプリなどは、低速モードで問題ないくプレイできるアプリもあります。(アプリの通信もバースト機能が働きます)
低速モードで遊べた「確認済のゲームアプリ」
- 星のドラゴンクエスト(気にならない)
- 遊戯王デュエルリンクス(バトル画面の読み込みがやや遅い)
- オルタナティブガールズ(画面切り替えの読み込みにやや時間がかかる)
- ヴァルキリーコネクト(画面切り替えの読み込みにやや時間がかかる)
※アップデートなどの更新は含んでいません。(高速通信かWiFiを推奨します)
「オルガル」と「ヴァルコネ」は、低速モードだとやや時間がかかることがあります。
通話/SMSご利用明細:「内訳(通話履歴)」を表示
利用明細が表示されるようになりました。
今までは、ホームページ(メンバーズステーション)から見る必要がありましたが、アプリ上から可能になりました。
新アプリでは起動直後の画面に、「楽天アカウント情報」「請求額」「利用明細のボタン」が表示されるようになっています。
その分、起動時間が長くなったように感じます。
【新機能】通話/SMSご利用明細
- 1年分(過去12か月分)の利用明細が確認できる(通話記録・SMSの送信先なども)
- 内訳に送信先に相手の電話番号が表示される
※1年分(過去12か月分)の利用明細とは、2017年10月時点で見ると「2017年09月~2016年10月」が表示されています。
明細内訳:相手の番号・通話時間などの詳細
通話/SMSご利用明細の内訳には、下のような内容が表示されています。
大まか
- ご請求年月:2017年07月
- 通話・SMSご利用料金(税別):140円(1日の合計額)
内訳(通話の場合)
- 日付別内訳:2017/06/0?
- 通話開始時刻:09時16分57秒
- 通話先:03-○○○○-□□□□(全て)
- 通話時間:00事案03分17.0秒
- 通話料(税別):140円
- 通話先区分:東京
内訳(楽天でんわ以外の通話/SMS明細)
- 通話開始時刻:23時49分48秒
- 通話先:050-○○○○-□□□□(相手の電話番号)
- 通話時間:00時間00分04.5秒
- 通話料(税別):20円
- 通話先区分:IP
※通話時間が極端に短い通話(04.5秒など)はSMSが多いようです。
通話先の電話番号は、相手の電話番号です。
かけた相手の電話番号、どの程度話したかの通話時間が丸見えの状態です。
「通話先がバレてしまうと困る」という方は、セキュリティ対策を行いましょう。
個人情報が見られる可能性あり=セキュリティ対策が必要
楽天モバイルのSIMアプリは、1度ログインすると30日はログイン情報が保存されます。
ログアウトしない限り、最低でも30日間はアプリを起動するだけで個人情報が見えてしまいます。
SIMアプリで見えてしまう個人情報
- 通話先の電話番号
- 楽天モバイルのログインID(raから始まる番号)
- お客様番号(電話番号やログインID以外)
- 請求先名(契約者の本名)
- 請求先住所(楽天アカウントに登録している住所)
- お支払い方法(クレジットカードの下4桁)※デビットカードもクレジットカードとして表示されます。
※契約者の個人情報は、「利用明細」から見えてしまいます。
第三者が勝手に見てしまう可能性があります。
アプリをログアウトさせるか、スマートフォンにロックをかけましょう。
SIMアプリのログアウト方法
※「アプリのログアウト」は、右メニューの一番下にあります。
筆者は常日頃からスマートフォンにロックをかけています。
「低速/高速の切り替え」「残高照会」で定期的に使う方は、ログアウトせずにスマートフォンをロックするといいかと思います。
また、自動的にログイン出来てしまう方も、スマートフォンにロックをかけた方が良いかと思います。
楽天リワード:広告を見ると1Pの「デイリーミッション」
左のメニューを開くと「楽天リワード」と書かれている場所があります。
開いてみると、広告が表示され「10月ミッションを達成して獲得したポイント」と表示されます。
ミッション一覧に書かれている詳細には、下のように表示されています。
1日5回楽天リワードポータルのお得情報をチェック
1日5回楽天リワードのポータル内に表示されているおトク情報をチェックする(毎日1回)
つまり、1日5回広告(おすすめ商品とおトク情報という画面)を表示させると、「毎日1pまで」がもらえるようです。
楽天モバイルは「1P=1円でポイント払い」ができますので、楽天市場の商品を宣伝するのに使うつもりのようです。
あまり見たくない方は、表示させないようにしましょう。
楽天リワードの1カウント条件:左メニューの「楽天リワード」をタップ(毎回通信)
楽天リワードのポータル内に表示されているおトク情報をチェック?
これってどういう意味だろう?
実際にやってみました。
SIMアプリの「左にあるメニュー」から、「楽天リワードをタップするだけ」で1カウントのようです。
これを5回繰り返すと、「未読のポイントがあります」と出ますのでこれをタップすると1Pに変換されるようです。
※一定期間タップしないと消滅します。また、「実際にポイントが加算されるのは後日」になります。
楽天リワードは使うべき?30日で基本料が30円引き
時間制限はないので、暇な時に5回タップすると良いかと思います。
毎回広告を読み込みますが、広告をタップする必要はありません。(広告へのアクセスは不要)
30日で30円引きになりますので「ややお得な機能」として覚えておくといいかと思います。
最後に:楽天モバイルのポイント払いってやった方がいい?
楽天モバイルの基本料金は、楽天市場のポイントで支払うことができます。
ポイント数が1ポイントでもあれば、全額に達していなくても割引されるため、ポイント払いを設定しておいた方がいいでしょう。
ただし、ポイント払いにするには、カード決済にしないと利用できません。
また、事前に設定が必要です。↓
関連記事:楽天モバイルの基本料金「ポイント払いON/OFF」に設定する方法
「楽天スーパーポイントスクリーン」の方が効率がいい
楽天の関連アプリに、「楽天スーパーポイントスクリーン」というアプリがあります。
公式サイト:楽天スーパーポイントスクリーン
ポイントスクリーンでは、先ほどの「楽天リワード」と同じように広告を表示させるとポイントがもらえます。
ポイントスクリーンの方が、「1つ広告を1タップするだけで1ポイントです」ので効率はいいといえます。
私は楽天モバイルの支払いを安くするため、毎日寝る前にタップしています。
※
ポイントが獲得できる広告は、毎日5個程度(1ヶ月で150ポイント程度)です。
1ポイント獲得するには「広告を読み込んだ後5秒間表示させる」必要がありますが、1タップして放置すれば1円と考えれば楽ですね。
物を買う必要もありませんので、「楽天モバイルの基本料を抑えたい」方にはおすすめです。
ポイントスクリーンは、新規登録後5日間利用で100ポイントもらえる
楽天スーパーポイントスクリーンをダウンロードする前に、新規登録キャンペーンにエントリーしましょう。
5日間継続して利用すると、初回限定で100ポイントがもらえます。
※楽天スーパーポイントですので100円相当の割引になるためお得です。
おそらく毎月開催かと思います。
さらに招待コード入力で最大+150ポイント(新規+招待コードで最大250ポイント)
また、友達招待で50ポイントももらえます。
※「招待コードの発行者」と「コードを入力する人」がアンドロイド版同士であれば、9月10月は招待コード分が150ポイントに増量されます。
新規登録キャンペーンと同時利用ができるため、最大250ポイントの獲得が可能です。
興味がある方は「iu5zob」と入力してみてください。
公式サイト:楽天スーパーポイントスクリーン(新規ダウンロード&エントリー画面に移動)
招待コードの注意事項
一度インストールされたスマートフォンで登録する場合、対象外になるようです。
また、新規+招待コードで最大250ポイントにするには、「キャンペーンのエントリー」と「Android版アプリへのコード登録」が必要になります。
楽天モバイルの体験談
私(筆者)は、楽天モバイルを契約しています。
実際に使ってみた感想を踏まえて、解説していきますね。
これから選ぶ人だけでなく、いま契約している方にも、
お得な情報をお届けしていきます。
随時追加していきますので、たまに見に来てくださいね。
楽天モバイルの申し込みから届くまでの流れ
- 楽天モバイルへの申し込み(楽天IDがあれば約5分)
(新規登録なら住所などの入力が必要なため10分程度) - 通話付きSIMプランは、本人確認のための身分証明書データをメール送信(写真のデータがあれば、1分程度で終了)
※データSIMプランの方は、不要です。 - 楽天側は、証明書を確認した2日後に配送手続きに入りました。(楽天モバイルは審査がありません。カスタマーに確認済み)
- 楽天モバイルが配送手続きをした、4日後に自宅に届きました。(申し込み手続きから5日間)
このような内容もありますので、チェックしてみてください。