2016年3月26日、北海道新幹線が開業します。
ちなみに、北海道新幹線と呼ばれる車両は2つあるのはご存知でしょうか?
- はやぶさ
東京・仙台~新函館北斗 間 - はやて
盛岡・新青森~新函館北斗 間
※新函館北斗駅は、2016年3月26日に開業する新幹線が発着する駅の名前です。
(現在の「渡島大野駅」から駅名が改称されます)
※2016年3月10日現在、GoogleMAPでは新幹線の時間が計算できませんでした。
「はやぶさ」と「はやて」の違いは「のぞみ」と「さくら」?
「はやて」は東北からしか乗れません。
東京駅で見る(乗る)ことができる北海道新幹線は「はやぶさ」だけということです。
例でいうなら、九州新幹線「さくら」と山陽・東海道新幹線「のぞみ」と同じような感じです。
(詳細は違いますが・・・)
- さくらは、「鹿児島-大阪」間
- のぞみは、「福岡(博多)-東京」間
さて、「はやぶさ」と「はやて」はいくらで乗れるのでしょうか?
調べてみました。(2016年3月10日現在の情報)
東京→札幌「はやぶさ」の大人1人の料金は「片道26,820円」(割引なし)
JR北海道函館支社(http://jr.hakodate.jp/)によると、
北海道新幹線で、東京駅から札幌に行くと最安値で「片道26,820円」です。
あくまでもこれは、最長区間の「東京-札幌」間の通常料金です。
(乗車券+指定席特急券+従来線の割引適用)
他の駅までであればもう少し安くなりますし、事前の予約割引もあります。
※新函館北斗(旧 渡島大野駅)までなら22,690円です。
羽田空港(東京)-千歳空港(札幌)間JAL/ANAともに通常4万円
実は、飛行機(JALとANA)の料金が高いようです。
ANAとJALの通常価格は両社とも40,190円です。(片道・割引なしの場合)
ただし、最近流行の格安航空会社LCC(Low Cost Carrier)を使うと料金差が出てきます。
ツアーなどで安くすることもできます。
SKY703は、LCCのスカイマーク社が運航する国内便です。
通常運賃でも3万円、特割だと19,290円です。
※特割の条件:いま得→3日前までの予約購入、特割1→2日前~前日まで予約購入可能。
正しい運賃の比較はこちら:大黒屋トラベルの国内格安航空券
ただし、移動にかかる時間は3.5倍以上
安さで比較すると、「はやぶさ」の方がお得かもしれません。
しかし、移動時間を考慮すると、飛行機の方が早く着きます。
- はやぶさは、東京駅-新函館北斗 間で約5時間(東京-札幌間は8時間)かかりますが、
- 飛行機は、1時間30分です。
実際には搭乗している時間のみで、空港から駅まで移動時間は考えていません。
乗っている時間を、観光に使えると思えば「格安航空会社がいい」のかもしれません。
「北海道新幹線が高い」といわれる理由は、グランクラスの存在?
ちなみに「はやぶさ」にはグリーン車とグランクラスがあり、それぞれ料金が高くなります。
特にグランクラスは、飛行機でいうファーストクラスにあたる特別車両ですので、料金が1.5倍ほど高くなります。
東京-新函館北斗間の場合 | 料金 | 合計 |
グリーン車料金 | 通常車両の料金+7,370円 | 3万060円 |
グランクラス(ファーストクラス) | 通常車両の料金+15,590 | 3万8,280円 |
専用のアテンダント(旅客乗務員)がいたり、食べ物や飲み物を提供してくれます。
(ANA・JAL並みのサービスといえます)
このようなハイグレードなサービスを利用すると少しばかり高いのかもしれません。
北海道新幹線「グランクラス」は何が特別?6つのサービス
- 専任アテンダントによる車内サービス
アテンダントコールにより、お客さま一人ひとりのご要望にお応え- 軽食サービス
東北・北海道新幹線の沿線各地域をイメージしたメニューとするとともに、季節感を演出し
た軽食- ドリンクサービス
東北・北海道新幹線沿線ゆかりのもの- 茶菓子
沿線の素材を取り入れた茶菓子(パウンドケーキ等)をご用意- おつまみ
沿線ゆかりの素材を取り入れたおかきをご用意- アメニティーサービス等
ブランケット、スリッパ、アイマスク、靴べらのほか、新聞、雑誌をご用意引用:北海道新幹線「グランクラス」のサービス内容について 北海道旅客鉄道株式会社より
https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160127-1.pdf
※注意※
営業区間によりシートのみの営業があります。
- 仙台~新函館北斗間の「はやぶさ」
- 盛岡・新青森~新函館北斗間の「はやて」
これらの区間ではグランクラスはシートとスリッパだけの提供で、その他のサービスはありません。(アテンダントもいない)
それでも高い料金になりますのでご注意ください。
東北新幹線「グランクラス」と同じ?
ちなみに、2015年3月14日に開業した北陸新幹線「かがやき」と「はくたか」にもグランクラスがあります。
サービス内容は、同じといえるようです。
(ただし、軽食の内容は地方限定のものとありますので、素材や内容は違います)
また、九州新幹線のさくらには「グランクラス」はありません。
グリーン車・グランクラスに「立ち乗り」はできるのか?
JRといえば、お盆や正月休みの帰省ラッシュの行き返りで、乗車率が120%を超えることがあります。
乗車率が100%を超えると、定員オーバーですので20%の人は立ち乗りということです。
この場合、自由席と指定席の車両通路に、人が立って乗ることになりますが、
グリーン車やグランクラスの車両に乗ることはできるのでしょうか?
結論から言うと、グリーン車やグランクラスには乗ることができません。
そもそも、グリーン車にはグリーン料金、グランクラスにはグランクラス料金が別料金としてかかるためです。
もし、グリーン車に立ち乗りするのであれば、グリーン料金を支払うことで可能です。
逆にグリーン車が満席だったため、他の自由車両に乗る場合はみどりの窓口で払い出しができます。
※車両内ではできません。(参照:JR東日本:よくいただくお問い合わせより)
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