モバイルwifiとスマートフォンで悩む漫画

外出先でインターネットを見たい時、あなたはスマートフォンを使のではないでしょうか。
パケット契約をしているスマートフォンであれば、何も操作することなくブラウザを開くだけでインターネットに接続できます。

最近は、格安スマートフォンという方法があります。

月額2000円程度で、7GB以上のパケット通信ができるプランがあります。
これなら容量を気にせずに、気兼ねなく使えますね。

 

では、ノートパソコンやwifi用タブレット、そしてゲーム機を外出先で使う場合はどうでしょうか?
最近は、PlayStationVitaやPSPでwifiを使う人も多いようです。

この場合も、やはり格安スマートフォンのテザリングで使うのがいいのでしょうか?
それともモバイルWi-Fiで使うほうがいいのでしょうか?

 

工事が不要なのはどちらも同じですが、まったくの別物です。

どちらがいいのかを、体験談をもとに比較してみました。

モバイルwifiとスマートフォン5つの選び方

初期費用でみると、安いのはモバイルWi-Fi

初期費用を漫画で比較

初期費用というのは、基本料金とは別に契約するために必要な金額のことです。

モバイルWi-Fiのメリットは、”ルータ端末本体が無料でついている事が多い“という部分です。
※ルータというのは、電波受信機のことです。

モバイルwifi業者のほとんどが、端末料金を無料か、月額基本料に入れています。
契約に必要な初期費用は、事務手数料のみということです。

モバイルWiFiの場合、基本料の初回の支払い時に事務手数料3,000円が請求されるだけで済みます。

Yahoo!Wi-Fiの端末代金は0円
Yahoo!Wi-Fiの端末代金は0円
GMOとくとくBBのWiMaxも端末代金は無料になっています
GMOとくとくBBのWiMaxも端末代金は無料になっています

 

格安SIM、格安スマートフォンはスマホ本体が必要

一方、格安スマートフォンはスマートフォン端末が必要ですので、契約するには事務手数料3,000円と端末料金が必要です。

楽天モバイルの格安SIMは、端末を買うか、準備する必要があります。
楽天モバイルの格安SIMは、端末を買うか、準備する必要があります。
umobileで端末代金を分割払いを選択したときの支払いイメージ
umobileで端末代金を分割払いを選択したときの支払いイメージ

もちろん、格安SIMはカード単体で契約することもできますので、必ず購入費用が発生するというわけではありません。

ただし、対応端末なのかは必ず確認する必要があります。
また、ドコモのスマートフォンではテザリング機能が使えなくなるトラブルも発生しています。

 

補足:ドコモのスマートフォンは、テザリングが使えない機種も

もともとスマートフォンを持っていらっしゃれば、事務手数料のみで使うこともできます。
ドコモの回線が使える格安SIM業者(MVNO)は多いですし、AUの端末でも使える会社(mineoやUQmobile)もあります。

申し込む人は初期費用が抑えられますが、『他社SIMをドコモ端末で使った場合、テザリング機能が使えない機種が多い』というデメリットがあります。

WiFi目的で契約するなら、「モバイルWi-Fiのルータを選んだほうが安心」ということです。

 

プラン料金でみると、格安スマホが安い

プランで比較した場合

しかし、初期費用さえ目をつぶれば、月額料金が安いのは格安スマートフォン(SIM)のほうです。

モバイルWiFiは、電話機能が使えないのに月額3,000円が相場です。(データ上限7GBプランの場合)
しかし、格安スマホや格安SIMは電話が使えるプランでも、月額2000円程度と安く設定されています。(データ上限5GBプランの場合)

このため、長期的に使うことを考えると、格安スマホを選んだほうがランニングコストが安いといえます。

 

モバイルwifiの月額料金は、やや高めの3000円が相場

yahoowifiの支払いは、2年間は2,743円、3年目からは3696円と高いので注意
yahoowifiの支払いは、契約から2年間は2,743円ですが、3年目からは3696円と高いので注意
とくとくBBのwimaxプランは3600円
とくとくBBのwimaxプランは安くても3600円

格安スマートフォンは、大容量プランでも3000円未満のプランが多い

楽天モバイルのプラン表
楽天モバイルのプラン表:最大の10GBプランでも3000円以下
umobile通話付きプラン表
umobile通話付きプラン表:LTE使い放題プラン(月間使用量無制限)でも最大3000円以下

 

年間の縛り期間でみると、格安スマホが短い

最低契約期間で比較した場合

モバイルwifiや格安スマートフォンは、基本的に年間の縛りがあります。
※解約すると違約金が発生する期間のこと(最低利用期間ともいう)

モバイルwifiは2年(24か月間)~3年間(36か月間)の契約が一般的です。

しかし、格安スマートフォンは、通話付きプランが半年(180日間)~1年間(24か月間)の会社が大半です。
さらに、データ通信のみのプランは最低契約がないことが多いです。(翌月の解約が可能)

 

モバイルWiFiの最低利用期間(縛り)は、2年間か3年間

モバイルwifiの場合、契約期間が満了しても自動的に契約が更新されてしまいます。
1か月間で解約手続きをする必要があります。

 

yahoowifiの2年契約と3年契約、ともに解約できる期間は1か月のみ
yahoowifiの2年契約と3年契約、ともに解約できる期間は1か月のみ。逃したら2年間か3年間は違約金が発生
とくとくBBwimaxの契約期間は最低2年間
とくとくBBwimaxの契約期間は最低2年間ごとの自動更新

 

格安スマホで違約金が発生するのは、最大でも1年間のみ

格安SIMの契約では、期間縛りが最大でも24か月間しかありません。
※スマートフォン端末の同時購入も同じです。

最低利用期間を過ぎれば、解約手数料(違約金)はいつでも無料です。

また、データのみのプランは、違約金が一切かからない会社が多いです。(中には請求する会社もあります)
ここに大きな差が生じます。

楽天モバイルの解約制限は通話付きプランのみ12か月間
楽天モバイルの解約制限は通話付きプランのみ12か月間
umobbileの解約制限は通話付きプランのみ6か月間
umobbileの解約制限は通話付きプランのみ6か月間

違約金:モバイルwifiが高く、格安スマートフォンは安い

解約手数料による比較

解約できる期間も違いますが、違約金も大きく変わります。

モバイルwifiは、24,800円(GMO)や38,858円(Yahoo)と高額です。
しかし、格安スマートフォンは高くても9,000円(楽天)、平均相場は6,000円(u-mobile)と低めです。

 

モバイルwifiの違約金(公式HPより)

yahoowifiの解約違約金表
yahoowifiの解約違約金表;最大38,858円が請求される
とくとくbbのwimaxで解約するときの違約金
とくとくbbのwimaxで解約するときの違約金は、2年以内だと24,800円必要

 

無線Wi-Fiとしての使いやすいのは?モバイルwifi

目的で選ぶ

もし、ほかの機種やパソコンで共有する使い方をするのであれば、
モバイルルータのほうが、スマートフォン端末よりもダントツで使い勝手がいいです。

wifi専用に作られているというのもありますが、無駄な通信をしないという点が大きいです。

 

スマートフォンの場合、通信量が多く、スピードが遅い傾向がある

スマートフォンは、スイッチをONにした状態では、アプリやメール機能が定期的に自動で通信しています。
何もしない状態でも、1日当たり200MBほど消費していきます。

また、通信スピードにも影響します。

たとえば、「スマートフォン本体でメールチェックの交信をしている状態で、パソコンを1台つなげてネット通信をした」とします。
この場合、2つのデータ通信を同時に行っていますので、両方の通信速度は遅くなります。

 

しかし、モバイルwifiのルータ本体は、無駄な通信をする機能がほとんどありません。
そのまま放置しても、ほとんど減らないというメリットがあります。

ほかの端末を1台つなげても、速度が落ちない(遅くならない)というメリットがあります。

 

また、月間の上限データ使用量が同じ7GBでも、スマートフォン端末のほうが減りが早いということにもつながります。

 

まとめ:モバイルwifiと格安スマートフォンは期間と使用方法で選ぼう

長くなりましたので、ここでまとめましょう。

モバイルWi-Fiのメリット
  • 端末料金が無料なので、初期費用が安い
  • Wi-Fi機器として使いやすい
  • 通信速度をある程度保つことができる(複数の機器をつなげなければ)
モバイルwWi-Fiのデメリット
  • 月額料金がスマホより高い
  • 通話ができない
  • 解約できる期間が短い(契約期間が長い)
  • 違約金が高い
格安スマートフォン(格安SIM)のメリット
  • 月額料金がモバイルwifiより安い
  • 通話ができるプランがある
  • 最低利用期間が過ぎればいつでも解約できる(契約期間を短くできる)
  • 違約金が安め(6000円~)
格安スマートフォン(格安SIM)のデメリット

 

  • スマートフォン端末を準備する必要がある(同時購入する場合、端末料金が必要になる)
  • Wi-Fi機器として使いにくい(テザリングが使えないこともある)
  • パソコンなど、他の機器につなげると通信速度が遅くなりがち

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