Uconnect搭載の次世代カーで、
ハッキングによる遠隔操作が可能になる不具合(脆弱性)があると発表されました。
様々な機能を、スマートフォンで遠隔操作が出来るようになります。
空調設備だけでなく、エンジンやブレーキなどの制御装置も遠隔されるため、重大な事故につながるとしています。
幸い対象となっているUconnect搭載車は、日本では販売されていません。
アメリカ限定の携帯ネットワーク機能が付いている車だけです。
その他にも、最近では次世代カーの脆弱性が相次いでいます。
- BMW(コネクテッド・ドライブ):ドアロックやエアコン操作がハッキングにより第三者に操作される可能性ありと指摘される
- アメリカメーカー:自動車ディーラーシステムの遠隔操作で100台以上の車が操作不能に
このような遠隔操作は、何も車だけではありません。
今後は、次世代家電などでも発売される予定です。
エアコンやテレビ、お風呂に掃除ロボなど、
外部から遠隔操作が出来ると便利に思えますが、不正侵入されれば被害を受ける事になります。
このようなインターネットを経由した被害は、
ますます増加すると予想されます。
企業の努力も必要ですが、
個人でも対策が必要なこともあるのはご存知でしょうか?
絶対に必要な事は、「パスワードを漏らさない」こと
遠隔操作が出来るような「次世代家電」には、
必ずといっていいほど、システムにログインするためのパスワードがあります。
※過去には、特定URLにアクセスするだけで操作出来る場合もありました(防犯カメラなど)が、
脆弱性が重要視された現在ではパスワード管理が主流です。
アクセスするだけでパスワード漏洩も
パスワードが漏洩するリスクがあるのは、
セキュリティーソフトを導入していないパソコンやスマートフォンで操作した場合です。
インターネットでは、様々なウイルスが誕生し日々被害を広げています。
最近では「Adobe Flash Player」の脆弱性によるウイルス感染がありました。
最新のソフトにアップデートを促されたはずです。
Flash Playerにウイルスが仕込まれると、
アクセスしただけで(改ざんされたフラッシュが表示されると)感染します。
最新のシステムになっているのかを確認
今回のようなフラッシュの脆弱性は、メーカーが即座に対応します。
Adobeは、翌日には修正したプログラムを配布し、
旧プログラムを使用している場合、非表示になるよう設定しました。
ですが、なぜこのような非表示になっているのか?
分からず放置していた人も多いようです。
(私もその一人です)
windows XPなど、古いパソコンは注意が必要
windows XPは、2014年4月にサポートが終了しています。
その為、今回のような修正プログラムは対応しない可能性もあります。
※今回は対応したようです。
最新のソフトにアップデートをしましょう。(Adobe Flash Playerは無料です)
このようなソフトを使用している方は、
今後ハッキングの被害に遭う可能性が十分に高いといえます。
まとめ:なぜウイルスソフトが次世代家電と関係あるのか?
ウイルスソフトは、遠隔操作が可能な次世代家電には入れる事が出来ません。
(メーカー側が意図的に入れない限りは)
ですが、遠隔操作をするには、
スマートフォンやパソコンでのアクセスが必要です。
その為、スマートフォンがウイルスに汚染されていれば、
そこからパスワードが漏れる可能性が十分にあります。
その為、ウイルス対策は万全に行う必要があるという事です。