オール電化に続き、スマート家電が普及してきています。
スマート家電とは、インターネット接続をした家電です。
テレビや冷蔵庫、お風呂に照明、さらに玄関の防犯カメラなど、
あらゆる家電をインターネットにつなぎ情報収集をしたり、スマートフォンから操作・確認ができるようになります。
電子レンジであれば、インターネットからレシピをダウンロードし、温度や時間をレシピどおりに調整してくれます。
これからは、スマート家電を使う事により便利に、楽しくなります。
このように便利な家電は、次世代家電といわれ、販売件数もジワジワと伸びています。
今後、電力自由化が進むにつれ、電気代が安くなると普及も加速する見込みです。
しかし、このスマート家電には課題があります。
それは、セキュリティー問題です。
最近相次いで、インターネットのセキュリティー問題が浮上しています。
- 年金機構への不審メール送信事件
- ネット銀行の不正ログイン、不正送金
- パソコンの乗っ取り
- 次世代カー(スマートカー)の乗っ取り事件
- 公的機関のホームページへの攻撃
など、数多くのニュース・報道が毎月のように流れます。
最近では、インターネットにつなげて便利機能を使える「ネットワーク付きスマート冷蔵庫」に脆弱性の問題が発覚しました。
冷蔵庫とインターネット上のカレンダーを、接続する時のセキュリティーに問題があったようです。
冷蔵庫の近くから特殊な装置を使って、回線に割り込む事で
カレンダーで使っているアカウント(googleアカウント)に勝手にログインされてしまう可能性があるようです。
次世代スマート家電の注意点
こちらの記事「アメリカで車の遠隔操作相次ぐ!ネットワーク付き家電の注意点」でもご紹介していますが、スマート家電のセキュリティーについてお話いたします。
今回のようなスマート家電の脆弱性は、個人で対応する事は難しいようです。
その理由としまして、一般家庭では回線方式を選べなかったり、操作できないことにあります。
パソコンやスマートフォンであれば、セキュリティー対策としてウイルスソフトを入れる事が出来ます。
しかし、スマート家電にはそのような事が出来ません。
つまり、メーカーの対応待ちになります。
もちろん、使用しないという選択肢も残っていますが、機能のON/OFFの切り替えが出来るのかはその製品によるようです。
今後、電力自由化に必要なスマートメーターは安全?
2016年4月から電力自由化による「一般家庭への電力小売販売」が解禁されます。
このときに、あなたのご自宅の電気メーターは、スマートメーターに変更しなくてはいけません。
スマートメーターが、「電気業者の切り替え」「検針」を行うためです。
このスマートメーターも、今回のような次世代家電です。
インターネット上で、消費電力を見たり、節電サービスに登録をするだけで節約プランを見る事が出来ます。
もし、同様なセキュリティーの欠陥(脆弱性)が見つかれば大変です。
除き見られる可能性もあるようです。
脆弱性がなくても、パスワードの管理に注意しましょう
もし、セキュリティーに問題がなくても、あなたのスマートフォンやパソコンから情報が漏れれば、遠隔操作される可能性もあります。
スマートフォンのセキュリティー対策は万全でしょうか?
これからはますます便利になりますが、このような機器は外部から狙われやすいのも事実です。
まだ遅くありません。
この記事を読まれたあなたなら大丈夫です。
「家電だから大丈夫」と思わずに、しっかりと確認しましょう。