スマートフォンといえば、大きな画面が特徴です。
特殊な強化ガラスで出来ているものの、
うっかり落とすと割れることがあります。
画面が割れてしまえば、修理に出すしかありません。
あなた自身で修理しては、違法改造に当たるからです。
もし今お使いのスマートフォンの画面が割れたら、
あなたは、どこに修理を出しますか?
インターネットや電話帳で調べ、
近くの修理屋に頼む方も中にはいらっしゃるでしょう。
街中でも、「スマホ修理」「iPhone修理」など看板がでています。
ですが、このスマホ修理業。
実はつい最近2015年4月に届出制が義務になったのはあまり知られていません。
- 電波法に基づく特別特定無線設備の「登録修理業者制度」
- 電気通信事業法に基づく「登録修理業者制度」
この2つの登録をしていないと、正規の修理業者ではありません。
あなたが修理を依頼する場合、
正規登録をしている業者かどうか調べる必要があります。
もし申請をしていない業者に修理を依頼すると、
電波法に違反する可能性が高くなります。
もしかすると、電波法違反になってしまうかもしれません。
このような事がないように、
登録業者かどうかは、ご自身で十分に調べる必要があります。
総務省がスマホ修理業者を登録制にした理由
携帯電話端末(特別特定無線設備)は、製造した業者以外が修理をすると、
電波法で規定している技術基準に適合するかどうか不明確である。
としています。
製造した業者以外では、
「電波法に定められた基準で修理できない可能性がある」という意味です。
さらに、
修理の箇所及び修理の方法が適正で修理後の無線設備が技術基準に適合していることを第三者である修理業者自らが確認できるなど、
電波法で定める登録の基準に適合する場合には、総務大臣の登録を受けることを可能とする登録修理業者制度を導入
ともあります。
つまり、電波法に沿った修理をしたい業者は、
事前に届出をして、審査をクリアしてください。という意味です。
引用:総務省 電波利用ホームページ | 登録修理業者制度
http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/repairer/
「技適マーク」認定店に修理を依頼する必要性
一般で販売されている携帯・スマートフォンは、
電波法に定められている規定をクリアした無線機でなければいけません。
それを証明するのが、
バッテリー裏側に張られた「技適マーク」のシールです。
許可を取っていない業者、適切な処理をしていない場合、
その端末から技適マークを抹消しなくてはいけません。
※正規登録修理業者であれば、技適マークはそのまま使用可能
もしこのような技適マークが表示されていない機器を使った場合、
使用者であるあなたが、法律違反になります。
ここでいう、修理業者は小規模の街の修理屋さんがほぼ該当します。
※大手スマホ会社の窓口で修理を担当するのは、大抵は発売したメーカーのため安心です。
[ad#co-2z]一番安全な修理は、購入した店舗、製造した業者に依頼すること
スマートフォン、または携帯を製造したメーカーあるいは、
端末を購入した業者(大手であれば、ドコモ、ソフトバンク、auの窓口)に頼むのが一番安心できる方法です。
販売業者なら、直接メーカーに依頼しますので正規修理になります。
仮に、契約を解除していたり、
SIMロック解除をした機種でも、修理は受け付けてくれます。
※実費は必要です。
正規の修理であれば、代替機も貸してくれる場合もあります。
海外の業者から購入したスマートフォンは、電波法違反の可能性も
最近では海外で購入したり、
または海外からネット通販で購入する人も増えています。
iPhoneなどは、
日本で発売される数ヶ月前には、海外で発売されますので、
個人輸入で買い求める方も少なくありません。
その他にも、海外旅行で購入した機器した経験がある方も多くなりました。
日本の機種を持ち込んでも使えない国も多いので、
海外製品を買う事は仕方かもしれません。
※国際ローミングが使えない国は意外と多いため。
海外製のスマートフォンには、日本の「技適マーク」がない
ですが、このような海外のスマートフォンは、
電波法で定める「技適マーク」が貼られていません。
その為、日本では使用できない可能性が極めて高くなります。
もしそのような「技適マーク」がないスマートフォン端末を、
修理業者にもって行けば、その場で通報される可能性もあります。
十分に気をつけましょう。