”秋になるとスズメバチが狂暴化する”
このような言葉を聞いたことはないでしょうか。

スズメバチは暑さに強く、気温が高い季節である「夏」に成長していきます。
近年の温暖化により、その数は年々増えているとの報告もあります。

涼しくなった秋ごろに活動が活発化し多く見かけるようになります。
冬になるまでは警戒しなくてはいけません。

ポケモンGOのポケストップに多い「スズメバチの巣」

ポケモンGOでは、公園や施設にポケストップが設置されていることが多いです。

公園や施設の軒下にはスズメバチの巣が多い傾向があります。
画面に集中していると、スズメバチに刺される可能性も高くなるかもしれません。

ここでは、スズメバチ2つの習性をご紹介しています。

  1. 「どのような理由でスズメバチが狂暴化するのか」
  2. 「どのような場所にスズメバチの巣が多いのか(襲われやすい場所)」
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スズメバチが秋に狂暴化する2つの理由

蜂の大群

まず1つ目の理由として秋になると餌が少なくなるからです。

餌が少なくなると、遠くまで餌を探しに行く必要があるためこれも活発化しているといえます。

蜂は花の蜜などを主食にしていると一見捉えがちですが、スズメバチは違います。
アリやチョウチョ、クモなどを餌として補食する肉食昆虫です。

涼しくなってくると餌が冬眠をしたり、少なくなりますのでスズメバチも減っていきます。

 

秋は女王蜂に餌が必要になる成長期

次に二つ目の要因として、秋になると女王蜂の成長時期に入ることが挙げられます。

この時期は餌がたくさん必要になるため、狩りに出かける働き蜂が多くなります。
これは他の蜂達の繁殖期と重なっていますので、スズメバチだけではありません。

女王蜂の育成期間は、たくさんの栄養を女王蜂に与えなくてはなりませんので、秋は働き蜂が多く飛び交う時期でもあります。

 

繁殖期のハチは刺激に敏感

繁殖期である秋の蜂は、普段より刺激に敏感になり、怒りっぽくなります。
なのでちょっとした些細なことでも刺して来ることがあります。

「巣に近づかない」「飛んでいる蜂を刺激しない」など用心しなくてはなりません。

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蜂が巣を作りそうな場所「襲われそうな場所」は?

スズメバチの巣

スズメバチには種類がいくつもいますが、有名なのは「オオスズメバチ」と「キイロスズメバチ」です。

他にもヒメスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ、クロスズメバチなどがいますが、個体が少なく見かけることも少ないです。

それぞれの「特徴」や「巣が多い場所」を見ていきましょう。

 

キイロスズメバチ(民家・都会でも多く見かける狂暴な種類)

黄色スズメバチ

キイロスズメバチは、テレビなどの特番でもよく見かけるスズメバチです。
日常でもよく見る方が多いと思いますが、巨大なボ―ル状の巣をつくります。

都会でも民家の軒下や家の床下、樹上などに巣を作ることがあります。

とても狂暴な性格をしていますし、巣があちこちでみられますので被害も多い特徴があります。

 

屋根裏部屋や物置など「閉鎖された場所に多い」(ヒメスズメバチ・モンスズメバチ)

ヒメスズメバチは、屋根裏部屋や物置などの閉鎖的な場所に巣を作ります。

小さな巣で見つけにくいので、被害にあいやすいかもしれません。
普段近づかない物置小屋に入る時は、羽根音がしていないかを確認しましょう。

他にも、モンスズメバチも天井裏などの密閉された狭い空間に巣をつくります。

 

山や林など気が多い場所に多い(オオスズメバチ・コガタスズメバチ・クロスズメバチ)

オオスズメバチは、山林内の「土の中」や「木の根元」に巣をつくります。

一目パッと見ただけではどこに巣があるか分かりません。
なので登山者などが分からずに近づいて刺されることが多いです。

オオスズメバチに気を付けることは、「半袖などの軽装で山や林に入らない」ということです。

似た特徴として、コガタスズメバチは樹木に、クロスズメバチは地中に巣を作ります。

基本的にはスズメバチですので、ハチの巣に近づくと同じ敵をターゲットにして攻撃してきます。

「長袖」「長ズボン」「帽子」は必須です。
それでも、服の上からさしてきますので対策としては不十分です。

ハチが飛び交う音(警戒音)が聞こえたら、できる限り早めに引き返して他の道を行きましょう。

 

ひと気が少ない山林に少人数で入らない

また、一人二人の少人数で行動しないことも大切です。

人が少ない場所で集団攻撃されると逃げる事さえできないため、命の危険性が高くなります。

 

刺されると強い毒性を持っていますので場合によっては、アナフィラキシーショックになることもあります。

 

蜂に刺されると意識がなくなる「アナフィラキシーショック」

気絶する人

蜂に刺されると意識がなくなるのは、いわゆるアナフィラキシーショックが原因となっています。

アナフィラキシーショックとはほんのわずかなアレルゲン(アレルギー物質)であっても、腹痛、下痢、ひどい場合には呼吸困難、ショック死してしまいます。

蜂の場合もアレルギーによって、意識が低下する可能性があります。

関連記事:アナフィラキシーショックの「応急処置」は?気道確保を優先

 

蜂毒の抗体を持っている人が「アナフィラキシーショック」になりやすい

蜂に刺されて倒れる(意識がなくなる)方は少ないのですが、もともと抗体を持っているという体質の人に多い特徴があります。

そのような方は一回蜂に刺されただけでもショック死してしまう例も少なくないです。

たとえば、以前蜂に刺されて一回目は大丈夫な場合だった方は要注意です。

2回目になると1回目に刺されたときに蜂毒の抗体ができていると、それが過剰に反応する性質を持っています。

そのためアナフィラキシーショックを引き起こす危険性が増します。

昔から「蜂に二度刺されると、命にかかわる」といいう言い伝えはこのことをさしているようです。