「あけおめ」「ことよろ」メールが遅れない・・・。
『親しき仲にも礼儀あり』ということわざがあるように、日本人は礼儀正しい振る舞いが好きな人が多いです。
「あけおめメール」は基本的に、ご家族やご友人など「身近な人に送る」事が多く信頼関係が深いほど、早く送りたくなるのが日本人の心境です。
そのこともあり各キャリアのメールアドレスで送りたい方がほとんどでしょう。
キャリアメールとは、例えば@docomo.ne.jpのような携帯会社独自のメールアドレスです。
- docomoメール(@docomo.ne.jp)
- softbankメール(@softbank.ne.jp)
- AUメール(@ezweb.ne.jp)
しかし、この三社は使用しているユーザー数が多いため、毎年1月1日(元日)の深夜0時00分に正月の挨拶(あけおめメール)を送ろうとしても、エラーになる事が多いです。
送れないばかりか、エラーで返ってくることもあるため「イライラとストレスがたまる」かもしれません。
初詣の寒い中、何度もメールが送り返される
携帯三社(ドコモ、ソフトバンク、KDDI)は、元日0時からの「あけおめメール」「あけおめコール」を自粛するように呼びかけています。
毎年1月1日の0:00になると、多くのユーザーが同時に「あけましておめでとう」という内容のメールを複数発信することが習慣になり、毎年メールや通話のサーバーがパンクすることもあります。
台風や地震、大雪などの自然災害のように地域に限定されているわけではありませんので、サーバー増強も出来ません。
しかも現在は2人に一人は携帯・スマートフォンを持つ時代でもあり、
年々増え続けているため、2016年の元日も大幅な「メールの遅滞」や「通話の不通」が予想されています。
このため、携帯各社はサーバーの動作やメールの受付を意図的に制限する可能性も出ています。
あけおめメールををうまく送るためには、一体どのようにすればいいのでしょうか?
ここでは、あけおめメールをストレスを軽減して送る6つの方法をご紹介します。
その1:1月1日0:00ちょうど、ジャストに送らない
あけおめメールの送受信が多くなるピークの時間帯は、1月1日0時0分~30分です。
この時間帯はほぼネットワーク制限がかかるため、メールの送信を受け付けないこともあります。
また、ネットワークそのものに制限が働くため、3G/4G/LTEはインターネットも使うことが難しくなります。(メールと同様の回線のため)
また、メールを送れないからといって、何度も送ってはいけません。(←これが遅滞が発生する主な原因。)
その2:送信を面倒に感じたら予約しよう
- 午前0時にメールを送るのが面倒な方
- あけおめメールをたくさん送りたい方
- 年が明ける前に寝てしまいたい方
どうしても早めに送ってしまいたい方は、予約する方法もあります。
※相手側が受信する時間は指定できませんのでご注意ください。(受信側が制限にかかるため遅滞する可能性があります)
docomoメールの予約方法
タイマーメール(iモードメールplus)を使用します。
メールを送信する日時を、3か月先まで指定できるサービスです。
同時に12人まで送信できるので便利です。
また、予約したメールはサーバーに保管されます。
電源をオフにしたり、通信圏外の場所にいても送信されるため安心です。
ただし、送信できる相手が「iモード・spモード契約者のみ」となっているのも注意が必要です。
softbankメールの予約方法
ソフトバンクの端末には、「指定した日時にメールを自動で送信する」機能があります。
この機能を使うと、指定した日時にメールを送信するよう端末に予約できます。
ただし、メールは端末に保存した状態で予約されますので、電源をOFFにしたり、通信が出来ないエリアにいると送る事が出来ません。
また、元日0時はネットワークを制限されるとメールを送る事ができず、エラー表示になることもありますのでご注意ください。
auメールの予約方法
アプリの送信予約機能を使います。
「あらかじめ指定した日時にメールを送信できる機能」とありますので、こちらも送信できるエリアで、端末の電源をONにしておく必要があります。
予約機能を使うときは、端末の電源、電波状況を確認しておきましょう。
方法その3:WiFi経由で送る(スマホのみ)
キャリアメールでも、スマートフォンやガラホであればwifi経由で送ることは可能です。
また、auはパソコンやタブレットのweb画面からでも、AUメール(@ezweb.ne.jp)を送ったり見たりする事ができます。
ドコモ:spモードメールアプリ
NTTドコモでは、「spモードメール」という名称のアプリをリリースしています。
入手方法:Googleストア・appストア
主な説明はこちらの公式ページでご確認ください。
Wi-Fiで利用する際の設定 | サービス・機能 | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/service/provider/spmode/function/mail/usage/set_up/wifi/
※あらかじめ設定が必要です。
SoftBank:メールアプリケーション
入手方法:Googleストア
ソフトバンクでは、200SH以降に発売されたアンドロイドスマートフォンでメールアプリが使えます。
※それより以前の端末は、公式サイトをご参照ください。
こちらのアプリは、ショートメッセージ(SMS)の送受信にも対応しています。
主な説明はこちらの公式ページでご確認ください。
S!メール(MMS)がWi-Fiで送受信可能になりました | 個人のお客さまへのお知らせ | お知らせ | モバイル | ソフトバンク
http://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/service/201211271211090000/
au(KDDI):Eメールアプリ、Webメール
auでは、@ezweb.ne.jpのメールを、web上で読み書きする事ができます。(パソコンやタブレットでも可能です。)
webメールは、「au ID」を設定しているauユーザーであれば、誰でも使う事ができます。
使ってみてもいいかもしれません。
ログイン | Webメール:サービス・機能 | au
http://www.au.kddi.com/mobile/service/mail/webmail/login/
また、au Marketにはezメール対応の「Eメールアプリ」があります。(スマートフォンのみ)
こちらを使うことでwifi経由のメール送受信が出来るようになります。
【iPhone】メール(@ezweb.ne.jp)で利用するアプリ変更(メールアプリ→メッセージアプリ)
http://www.au.kddi.com/iphone/support/guide/mail-app-setup/
wifi経由でメールを送っても制限は回避できない?
ここまでは、キャリアメールと呼ばれる専用アドレスで送る方法を紹介しました。
しかしキャリアメールの場合、wifi経由で送っても制限の対象になってしまいます。
なぜなら、送るには各社のメールサーバーを経由する方法しかないからです。
インターネットメール(@yahoo.co.jpや@gmail.comなど)のように、「ネット環境がよければいい」というわけではありません。
どうしても早く伝えたい場合には、その他の手段を使うしかありません。
それが次から紹介する方法です。
方法その4:SNSを活用する
親しいご友人であれば、LINEやFacebookのような「SNS」を利用する方法がオススメです。
これらのアプリをご自宅のパソコンやwifi環境で利用すれば、制限を受けることはありません。
ただし、他のネット環境を使っても制限がないわけではありません。
たとえば、全世界の人がLINEであけおめメッセージを送れば、LINEのサーバーが落ちるかもしれません。
しかし、LINEやFacebook、twitterは世界で使われているサービスです。
日本のキャリアの設備とは比べ物にならないほど巨大なため、その点は大丈夫かと思われます。
また、相手がSNSを利用していなければ、「あけおめメッセージ」を送ることは出来ません。
利用者登録をする手間がかかりますので、「元日の挨拶だけ」という理由で登録するのも面倒ですね。
方法その5:最終手段はEメール
どうしても、メールで送りたい方はEmailが一番ベストではないでしょうか?
Eメールで予約をしておくと、送受信で障害に悩まされることはほぼありません。
ただしスマートフォンのキャリアメールに送ると、結局は遅滞に巻き込まれますので意味がありませんのでご注意ください。
方法その6:格安SIMやモバイルwifiも制限の対象?
2015年は、SIMロック解除が義務化されました。
格安スマホと呼ばれる「SIMフリースマートフォン」を使っている人が増えています。
格安simと呼ばれる安いプランで運用した場合、ネットワーク制限はどうなるのでしょうか?
格安SIMも制限になる可能性が大
格安SIMを使っても、ネットワーク制限になる可能性が十分にあります。
そもそも格安SIMは、基本的にドコモかau、ソフトバンクの回線網(サーバー)を使っています。(MVNO)
そのため、大手キャリアが制限を実施すれば、インターネットが使えない(つながりにくい)状況に陥ります。
もし、あなたが格安スマホで「あけおめメッセージ」を送ろうとしているのであれば、wifi経由で送ることをオススメします。
モバイルwifiは回線の種類による
wifi経由(特に光)では、そのプロバイダの影響に依存するため、こういった制限は少なくなります。
※パソコンなどのオンラインゲーム各社がイベントを行っていることもあり、必ず使えるというわけではありません。
しかし、移動型端末である「モバイルwifi」「ポケットwifi」には注意が必要です。
LTE/4G/3Gを使うモバイル端末は、制限を受ける可能性があります。
たとえば、下記のようなモバイルwifiがネットワーク制限の影響を直接うけます。
- docomoの「Wi-Fi STATION」
- ソフトバンク系列の「Yahoo!wifi」
- au系列の「wimax(2+)」
これらモバイルルーターは、スマートフォンの回線から電波を引っ張っていますので、直接く影響を受けます。
年明け直前直後はモバイルwifiの使用を避け、出来る限り大切なデータは別に保管をしておきましょう。
以上、面倒なあけおめメールでストレス軽減する方法でした。