総務省によると、学校に通う小中高大で、
体調不良を訴える子供の約9割が、携帯やスマートフォンを持っている
と発表しています。
多くの原因が、インターネット依存症の可能性があるとの事です。
- メールや掲示板など、連絡ツールの返信
- LINEやTwitterなどのSNSでの会話
- 不特定多数の人とオンラインでつながるMMOゲーム
- 希少型イベントによる、重課金(廃課金)など
「仲間に迷惑がかかる」など
「ネット上の人間関係がこじれ、大きな問題になるのが何よりも恐ろしい」という人も多く、ネット依存が人間関係につながるのが原因です。
ネット依存の影響は、体の不調だけではありません。
精神的にも、金銭的にも悪影響を受ける可能性が高いのが特徴です。
格安スマホなど、安価なサービスが増え、
身近になった分、子供の使用には注意が必要です。
ネット依存の原因は、便利過ぎるネット社会にある
引きこもりが多くなった要因のインターネット
インターネットの利点は、外に出なくても外部とつながる事にあります。
現代のネット社会では、様々な情報だけでなく、
商品やサービスを受ける事が出来ます。
仕事を請け負うことも可能ですので、
生活の中心になっている人も珍しくありません。
ネット依存と引きこもりは比例
引きこもり生活をするには、最適な環境といえるでしょう。
インターネットが普及するまでの時代では、
このような事はできませんでしたので家に引きこもる人もほぼ少数でした。
※引きこもり生活は、ほぼ不可能といってもいい時代です。
ネット依存治療の受診者は10歳~80歳と幅広い
ここ数年間で、精神病院によるネット依存治療が急増しています。
その中でも、10代~20代の若年層の受診が増えているとの事です。
受診者のほとんどが、日頃からスマートフォンやパソコンで、
インターネット経由で人との接点があるという事実があります。
社会適応能力が付く前に、ネット依存になると重症化も
未成年(特に幼稚園~中学生)は、
人とのコミュニケーションや集団行動など、大切な学習をする時期です。
このような時期にネット依存になると、
社会に適合できなくなる可能性があるとも言われています。
さらに、文字が中心になるインターネットでのやり取りは、
ちょっとした意味の行き違いによるトラブルが多いのも事実です。
このようなすれ違いが発端となった事件も、数多く報道されています。
これら被害から守る事が出来るのは、他でもなく親御さんだけとなります。
子供に携帯やスマートフォンの使用を許可する場合、
ルール付けが必要となることでしょう。