大手インターネット通販サイト「Amazon」は、独自の低価格タブレット「Fire」を発表いたしました。
メーカー小売価格(?)が、最安4980円(無料プライム会員も対象)と非常にリーズナブルです。
(正式発売は、2015年9月30日予定)
安いからといっても、「性能が悪い」とはいえません。
実際に人気のGoogleタブレットと比べると、高性能なのがわかります。
筆者が愛用しているGoogleタブレット「Nexus7(2012)」と、同等クラスのスペックを持っていると判明しました。
※Nexus7(2012)」の相場は、現時点でも15,000円程度とおよそ3倍の高さです。
安価な中華タブレットよりも更に安いAmazonタブレット「Fire」に注目しました。
丈夫さも謳っているので、壊れやすいと噂の中華タブよりも、経済的な感じがしますね。
「Fire」の価格は3種類から選べます。
価格 | メリット(特典) | 条件 | |
アマゾンプライム会員 | 4980円 | 一か月に1冊 無料で読む事ができる 対象:ベストセラーやコミックを含む、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書 |
年会費3,900円が別に必要 (クレジットによる一括払いのみ) |
アマゾンプライム無料お試し会員(30日間) | 8980円 | Amazonギフト券4000分がもらえる ※商品到着から5~6週間後 |
アマゾンプライムの30日間無料会員に登録 |
一般会員 | 8980円 | なし | なし |
さらに一括5台購入すると、1台無料で付いてくるお得パックも準備しているようです。
※現時点では、お一人様3台までの制限あり
「Nexus7(2012)」と比較すると、スペックがほぼ同じ「Fire」
筆者はGoogleタブレットである「Nexus7(2012)」を使っています。
こちらと比べると値段の割りに、あまり遜色ありません。
スペック | Fire | Nexus7(2012) |
プロセッサー | クアッドコア最大1.3GHz | クアッドコア1.3GHz |
RAM | 1GB | 1GB |
ストレージ | 8GB | 8GB/16GB/32GB 3種類がある |
ディスプレイサイズ | 7インチ | 7インチ |
解像度 | 1024 x 600 (171 ppi) | 1280×800(wxga) |
バッテリー | 最大7時間 | 連続8時間 |
サイズ | 191mm(高さ) x 115mm(幅) x 10.6mm(厚さ) | 198mm x 120mm x 10.45 |
重量 | 313g | 340g |
リアカメラ(外部用) | 2メガピクセル(200万画素) | なし |
メモリーカード対応スロット | あり | 基本的になし(アプリダウンロード+外部端子が必要) |
おおまかに、スペックをまとめてみましたが、アマゾンの「Fire」とGoogleの「Nexus7(2012)」は、ややアマゾンタブレットの方が高スペックです。(リアカメラが付いている分)
ちなみに、「Fire」はアマゾン独自のOS(Fire OS 5 Bellini)のため、GooglePlayなどは使えません。
Android(アンドロイド)が使いたい人には不向きです。
アマゾンタブレットFireを購入すると何が出来る?
アマゾンタブレットだからといって、電子書籍だけのタブレットではありません。
最近では多くの人気ゲームができたり、動画が見れます。
(パズドラなどの人気ゲームは、「amazonゲームダウンロード ストア」で無料ダウンロードできます)
→「Amazonビデオ」だけでなく、YouTube動画も見れます。(もちろん液晶は”カラー”です)
専用のネットブラウザを使う事で、ホームページを見る事ができます。
※昨今発売された「Fireシリーズ」のみです。
以前発売されたモノクロ端末では無理のようです。
Amazonが出しているタブレットは、複数あります(Fire HD 6、8、10)が、出来る事はほぼ同じです。
違いはスペックだけです。
電子書籍がいつでもどこでも読める
Amazon7インチタブレット「Fire」は、主にアマゾンが販売している「電子書籍」の機能が他のタブレットより充実しています。
(開発を強化といってもいいかもしれません)
電子書籍とは、インターネット上で読む事が出来る本です。
今ではほとんどの雑誌や書籍が「電子化」され、インターネットで販売されます。
印刷された本を購入するよりも、安く購入することが出来る上に、
タブレット一台に複数の書籍が収納できますので、本を置くスペースも必要ないメリットがあります。
逆にタブレットを持っていなかったり、(電池切れなどで)使えなければ読めませんので、デメリットもあります。
これはどんな端末でも同じ事です。
カメラで「写真が取れる」「テレビ電話が出来る」
Fireは、インカメラとリアカメラが付いています。
インカメラは、液晶画面上部についています。
webカメラとして、チャットやテレビ電話として使う事ができます。(skypeなど)
リアカメラは、タブレット背面にあります。
こちらは、写真を撮影する時に使う事ができます。
200万画素なので、画質はあまり良くありませんが、使える分だけいいのかもしれません。
ちなみに同時期発売の最新iPhone6sのカメラは、800万画素です。
(Nexus7 2013は、500万画素)
音楽や動画も楽しめる
Fire OS 5 Bellini(2015年最新版)では、音楽や動画再生が可能になりました。
基本的には、amazon系列の「プライムビデオ」や「Amazonビデオの100円レンタル」、「デジタルミュージックストア」が使えます。
さらにブラウザ経由で、同時にAppleやGoogleが提供するサービスも利用できます。
最大のデメリット「Androidではない」
ここが一番重要なことです。
アンドロイド端末とはまったく別物です。
良く勘違いをするところですが、
使い勝手や操作性、出来ることがまったく違いますのでご注意ください。
Fire OSは、性能的にもAndroidよりも大幅に劣ります。
AppleのiosとAndroidも違いますが、それとは比べる事ができないほど大きな落胆差があります。
例えば、Androidアプリにはあるのに、Amazonアプリにはないという現象が当然あります。
絶対に使いたいアプリがある方は、事前にアマゾンストアで確認をしましょう。
アマゾン専用機とも言われるほど、出来る事が制限されているので合わせてご注意ください。
詳細は、今後分かり次第お伝えいたします(2015年9月30日正式発売)