スメルハラスメントで受け付けない女性たち

あなたは、体臭について悩んでいませんか?
「体臭が気になる」「口臭が臭っているかも」

臭いに関しては人それぞれ感じ方が違います。
ニオイに敏感な人、気が付かない人それぞれ感じ方が違うのです。

 

一般的には、男性よりも女性のほうがニオイに敏感です。
香水や消臭グッズが女性向けが多いのも、その傾向が影響しています。

ですが、男性もニオイに対するケアが必要になってきました。

暑い夏でも外で営業をするサラリーマン。
外回りの営業といっても以前とは違い、女性も多くなりました。

営業職は暑い中外に出歩く事が多く、以前なら汗臭くて当たり前という認識がありました。
しかし最近、このような汗臭さは、ハラスメントに該当すると言う声が多くなりました。

スメルハラスメント【スメハラ】という言葉が注目され始めました。

  • スメルとは、日本語で「ニオイ」
  • ハラスメントとは、「いじめ」

ニオイが原因で、「仕事の効率が下がる」「職場にいられなくなった」など。
仕事に影響があるニオイが、注目されています。

 

とあるサラリーマンのスメハラのエピソード

僕は、外回りの営業サラリーマン。
今日は猛暑で、暑い中10社を回って帰社し、自分のデスクで一息ついたところ。

女性事務員(Nさん)が一言。

Nさん:「○○(僕)さん!それって”スメハラ”ですよ!止めてください!(怒)」

僕:「スメハラ??」

Nさん:「スメルハラスメントですよ!」
「汗のニオイが、きつすぎるんです。課長に言いつけますよ!(怒)」

僕:「ああ、汗臭いって事ね」

Nさんは、そんな返答が気に入らなかったらしく、課長のデスクに走って行きました。

Nさん:「課長!○○さんが、ハラスメントしてきます。」「どうにかしてください(泣く)」

みるみるうちに課長の顔が「鬼の形相」になり、僕の方に慌てるように走ってきてこういったんです。

課長:「○○君、君ってやつは!Nさんに、”ハラスメント”したんだって!!(怒)」
「どう責任取るつもりなんだね!!」

僕:「ハラスメント??」
どうやら課長は、セクハラかパワハラと勘違いしたようです。(汗)

※この物語はノンフィクションです。
後日:漫画仕様の予定

 

別名「臭いハラスメント」といわれるスメハラ その原因は?

汗だくのサラリーマン

スメルハラスメントの原因は、多くの方が体臭と答えています。

  • 汗のにおい
  • 加齢臭
  • 部屋乾き臭
  • 御鳴らし臭(おなら)
  • 足のにおい
  • トイレの残り香

このようなニオイに敏感な人も多いようです。
特に男性は、ホルモンや汗腺の関係上、不利な点が多いようです。

 

しかし、女性でも注意が必要です。
香水などのにおいもスメハラに該当するからです。

 

過剰な香水のニオイがスメルハラスメントの対象に?

気になるニオイ対策として、化粧品を使っているという女性の方が多いようです。
しかし、過剰な香水の匂いは、「臭い」と思われる事もあります。

1メートル以上離れていても、匂う場合大抵は不快感があるようです。

 

心理学的にも証明されている体臭が臭う時の「不快指数」

あなたは、レストランのカウンターに座る時、他の人の隣の席に座りますか?
大抵の人は、一席空けて座ることでしょう。

心理学には「対人距離」という法則があります。
知らない人とはある一定の距離をとる性質があるという事です。

それが、45センチ~1メートルの範囲内です。(パーソナルスペース~社会的距離)

 

パーソナルスペース(固体距離:personal distance)とは?

他人との距離が45cm~1メートル内の範囲。

主に心を許している親友や恋人など、一定の交友関係がある場合の人だけが、入る事が許される範囲。
まったく知らない人が突然、パーソナルスペースに入ってくると、「敵意(不快感)」を表す事がある。

また、「長時間その状態が続くと、逆に好意的感じてしまう」という心理テクニックでも用いられる。

 

対人距離(社会的距離:social distance)とは?

100cm(1メートル)以上の距離。

一般的に、他の人と話すときの距離。
人は大抵、ふつうの会話をする時に、知らず知らずのうちに自然とこの距離(1m)を保って話しています。

声が聞き取りやすく、密接にならない(不快感を感じにくい)距離の為、レストランのテーブルもこの距離に設定されることが多い。

 

スメハラ対策は、無香料のデオドランドで

においに敏感だからといって、香水を振り掛けすぎてしまい、「匂いがプンプンする」と不快感を表す人も多いようです。
うっすらと匂う程度(微香料)にするか、無香料のタイプがいいようです。

 

職場のスメハラ対策は、難しい問題 対人関係に直結

人間関係が良い職場

汗臭いといっても、決して「故意にいじめをしよう」と思っているわけではありません。
体臭は、生理的な現象なので仕方がありません。

しかし、職場で問題になるほどの「ニオイ」がある場合、取引先やお客様にも迷惑をかけている可能性は高いです。

職場を管理する人にとっては、対策を迫られる事になります。

その場合、どのようにするべきなのでしょうか?
ニオイが原因で、職場の対人関係を崩さずに行う必要があります。

 

職場全体(全員)で、体臭対策を徹底

あなたは、大きなスーパーの食品売り場(特に、惣菜やベーカリーの手作りコーナー)で、「汗臭い人」「香水の匂いがきつい人」に会った事がありますか?

多くの人が、「ない」と答えるはずです。
それは、従業員全体が気をつけているからです。

 

食品売り場は、「清潔」「安全」「安心」が売りですので、ニオイに関しては徹底しています。
「こまめに洗った清潔な制服」「過度な化粧はしない」がルールとして設定してあります。

このような事は、食品業界・飲食業だけでなく、サービス業などでも多くの企業がルールとして徹底しています。

 

もし、あなたの職場で、ニオイ対策を迫られたら、このような「体臭改善ルール」を作ってみてはいかがでしょうか?

ニオイ対策の得する情報一覧