日焼けと健康被害の漫画

夏といえば、紫外線による「日焼け」。
ゆっくり負担をかけずに健康的に日焼けをするのはいいのですが、
一日で一気に真っ黒になりたいとは思わない方がいいようです。

体への負担を増やしてしまう可能性が高まるからです。

また、オゾン層の破壊による温暖化で、年々増加している紫外線の健康への影響も問題視されています。
環境省によると、紫外線を浴びすぎによる健康への影響は主に7つあるそうです。

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7つの紫外線による体への影響

紫外線による健康被害
画像出典:紫外線環境保健マニュアル 環境省より http://www.env.go.jp/chemi/uv/uv_manual.html
1.免疫力の低下
皮膚への影響 2.シワ(ひし形皮膚)の増加
3.シミ、老人性色素班(日光黒子)
4.良性腫瘍
5.前がん症 皮膚の表皮に異常が起こる病気。
※放置すると悪化して皮膚がんになることも
目への影響 6.白内障 水晶体(眼球のレンズ部分)が濁る病気。
7.翼状片 白目の半透明膜が黒目を覆う病気。
※悪性ではないが、治療が必要になることも

 

「日焼けで免疫力が低下する」とは、どういうこと?

ランゲルハンス細胞と呼ばれる「外敵から守るセンサー」がダメージを受ける為です。

紫外線による肌への影響は、メラニン色素が増えるだけではありません。
皮膚の表面(表皮)にある細胞にダメージを与えています。

ランゲルハンス細胞は、外敵(ウイルスやカビ、紫外線など)が皮膚表面から侵入したという情報や外気の温度を、「リンパ節や脳に伝える」役割を持っています。

もし、この細胞がダメージを受けていると、体の異変を感知する機能が低下してしまうのです。
その結果、侵入を未然に防ぐ能力(免疫力)が低下するため、「日焼けのやり過ぎは病気になりやすい」といわれています。

 

紫外線が原因の病気は中高年の世代に多い(慢性型)

日焼けという現象は、「急性」と呼ばれる比較的早く表れる細胞への影響をさします。
日焼け直後は赤くなり(サンバーン)、日がたつにつれ茶色く変化(サンタン)します。

それに対して、慢性の病気があります。
上で述べた、「シワ・シミ」「白内障」「翼状片」などです。

慢性とは、長い間ジワジワと蓄積されたダメージのことです。
一時的な日焼けと違い、治療が必要になることもあります。

これらの症状が起こる可能性は、「その人が今まで受けた紫外線の量に比例して高まる」という説もあるほどです。

できる限り早めに、紫外線の浴びすぎを避けた方が無難かもしれません。

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適度な紫外線は健康に必要 日焼けはじっくりゆっくりがコツ

日焼けはゆっくりやるといい 漫画で説明

紫外線対策は必要ですが、やりすぎるのもよくありません。
日光を絶対に浴びなかったり、完全に遮光してしまうのは健康的に良くないのです。

なぜなら、日光は人体にとって必要不可欠だからです。
過度な紫外線対策は、不健康の原因になることも忘れてはいけません。

 

日焼けをするならじっくりゆっくり「サンタニング」

日焼けの程度を表す用語があります。

  • サンバーン:赤くなる急性の日焼け、痛みがある
  • サンタン:ゆっくり褐色(かっしょく)になり痛みがない

じっくりゆっくり肌に負担をかけない日焼けを目指すことをサンタニングといい、専門家のいる日焼けサロンでは肌に負担をかけないように「日焼けをするコツ」を指導してくれるお店があるほどです。

 

適度な紫外線浴が体内でビタミンDを作る

また、日光浴にはビタミンDを作る効果もあります。
ビタミンDは、体内のカルシウムのバランスを保つのに必要な栄養素です。

「最近の子供たちは骨がもろい」といわれる原因は、カルシウムが多い食べ物である「魚」を嫌ったり、外で遊ばない子供が増えているからともいわれています。
(カルシウム摂取と日光浴が不足している)

もし紫外線を全く浴びなければ、あなたの骨密度はスカスカになる可能性があるのです。
「骨粗しょう症」は、”くしゃみだけで骨折してしまう”といわれるほど深刻な病気です。

 

日光に浴びると、体内時計がリセットする

また、日光には体のリズムを正常にする役目があります。

人の体は25時間で「目が覚めた」「お腹すいた」「眠くなった」などの活動リズムを作り上げています。

太陽などの強い光を浴びると朝になったということで体内時計をリセットして地球の時間(24時間環境)に合わせているのです。

もし、太陽の光を浴びなければ、1日25時間で体内時計と地球時間がドンドンずれ込んでしまうのです。
それを防ぐためにも、完全遮光はよくありません。

 

最後に:日本人は世界中で最も皮膚がんになりにくい人種?

散々書いていて恐縮ですが、「日光浴や日焼けは皮膚がんになりやすいから避けろ」ということではありません。

日本人を含むアジアの黄色人種は、肌が白いアメリカやオーストラリアの人たちよりも「皮膚がんになりにくい体質」です。

これはもとから皮膚組織にメラニンが多く、紫外線から守ってくれているからです。
逆にいうと、肌が白く日焼けをしにくい人は紫外線に弱い傾向にあると予想できます。

そういう方は、人よりも紫外線対策を意識した方がいいかもしれません。