粘膜状態と免疫について漫画で説明_001

冬寒くなると風邪を引いたり、インフルエンザに感染する人が多くなります。

空気が乾燥しウイルスの活動が活発化したり、
突然の気温低下による「体調不良」や「免疫低下」が原因といわれています。

ウイルスに対抗するには、
「粘膜状態の改善」と「免疫力」がとても重要です。

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風邪とインフルエンザの違い

風邪とインフルエンザの違い

風邪もインフルエンザどちらもウイルス感染です。
ではその違いはどんなことでしょうか?

  • 風邪→200種類以上のウイルス感染や化学物質による上気道の炎症
  • インフルエンザ→A型やB型などの特定ウイルスによる感染症

このような違いがあります。

 

多く存在する風邪ウイルスの中でも、特定以上の感染力を持つウイルス
これがインフルエンザに指定されているという訳です。

 

インフルエンザに感染するとどんな症状になる?

インフルエンザに感染すると

血管を通じて体全体にウイルスが回り高熱が出ます。
腸でウイルスが増殖すれば、下痢などの消化器に症状が現れる事になります。

ウイルスが入り込める場所は無数にあり、時には肺に入り込み肺炎になる事もあります。

毎年少しずつ変異をしているので、確実に防ぐ事はできませんが、
予防接種をする事である程度感染を抑えることは出来ます。

 

かぜとインフルエンザの発症や予防方法はほぼ同じ

風邪とインフルエンザは似ている

かぜもインフルエンザも、ウイルスが違うだけです。
どちらの感染も鼻やのどの粘膜に付くことで、増殖するのが原因です。

だからこそ、
マスクと手洗いは特に有効な予防手段とされているのです。

関連:部屋中にウイルス拡散!くしゃみよりも手が感染源の理由

 

免疫低下や粘液不足が風邪ウイルスの感染原因

免疫低下や粘液不足が感染原因

健康体であれば、鼻やのどの粘膜についても
粘液によってウイルスが排除され感染する可能性は低くなります。

もしウイルスが粘膜に付いた時に
過労や栄養不足による免疫低下や粘液が不足していると、
炎症を起こし、鼻水やくしゃみといった症状が起きます。

 

風邪を防ぐための二つのポイント

風邪を防ぐための2つのポイント

  • 鼻やのどの粘膜状態を良好に保つこと
  • 免疫力を高めること

これらが必要です。
免疫力は食事によって、高める事が出来ます。

免疫力を高める食生活を心がけましょう

免疫力を高めるには食べるのが一番

免疫力を高めるには、下記の栄養をバランスよく食べる事が大切です。

  • 良好のたんぱく質
  • ビタミンやミネラル

偏った食事をしたり、食事を抜いたりすると、
必要な栄養がかけてしまいウイルスに感染しやすくなります。

免疫力を高める栄養と食材

免疫力を高める栄養と食材を漫画で説明

鼻やのどの粘膜成分である「リゾチーム」と「ラクトフェリン」が、
ウイルスを排除、増殖を抑えてくれますので補給しましょう。

  • リゾチーム→卵白に多く含まれる「たんぱく質分解酵素」
  • ラクトフェリン→牛乳やヨーグルトに含まれるたんぱく質

その他にも

・ショウガに含まれる二つの成分

  • 抗酸化作用で風邪を予防する「ショウガオール
  • 体をあっためる「ジンゲロール

・まいたけに含まれる、免疫力を高めてくれるグルカン類も有効です。

このような食品と成分が風邪やインフルエンザ対策に有効です。

 

あとは、ウイルスに接触しないようにする事も大切です

また、冬場は人が多い場所を避けたり、
マスク着用によるウイルスの進入を防ぐ事が大切です。

口で直接呼吸をするのではなく、
鼻呼吸にする事を意識して粘液でウイルスを排除しましょう。