ソフトバンクでSIMロック解除端末をつかうには?_001

通信業が民営化されて30年目の2015年。
新たに始まった制度が、SIMロック解除の義務です。

これは、スマートフォン・携帯の会社固定の制限をなくす制度です。

例えば、ソフトバンクで、ドコモの端末が使えるということです。

今後は、自由に通信会社を選ぶことが出来るようになります。
そのため、価格競争が行われ、モバイル通信の料金プランの見直し(低価格化)が見込まれます。

新しくソフトバンクに入りたい方は、他社で使っていた端末を持ち込む事もできます。

新しく端末を買う必要がありませんので、
手軽に安く契約会社を変更することができます。

どのようにSIMロックを解除し、持ち込むのでしょうか?
注意点やデメリットはあるのでしょうか?

調べてみました。

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ソフトバンクは、ドコモのSIMフリー機種が使える

ソフトバンクは、ドコモと同じ通信形式を使っています。
W-CDMA方式という通信技術です。

つまり、
ソフトバンクはSIMロックを解除さえすれば、
ドコモの機種を使うことができるということです。

あなたのドコモ端末をSIMロック解除した場合、
「ソフトバンクで使えるかどうか」は、こちらのサイトで確認できます。

参照:SIMロック解除対応機種の他社SIMカードでの音声・SMS確認結果 | お客様サポート | NTTドコモ
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/simcard/unlock_dcm/check_result/index.html

auの端末は、ソフトバンクでは基本的に使えない

一方大手auの端末は、使えません。

CDMA2000方式という、特殊な通信技術を使っているからです。

ドコモでも使うことが出来ません。

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ソフトバンク回線で使える機種かどうかの確認方法

たとえ同じ、W-CDMA形式でも、周波数に対応していないと使えません。

その判断方法は、メーカーホームページにある「製品の主な仕様」で確認する必要があります。

ドコモ端末F-02Gの主な仕様

ドコモの端末F-02Gの主な仕様ですが、このように書かれています。

700MHz/800MHz/1.5GHz/1.7GHz/2.0GHz

Hzは、周波数のチャンネルです。

この数字が、ドコモが提供している回線の周波数チャンネルです。

一方、ソフトバンクの端末はこのように書かれています。
ソフトバンク201HW主な仕様

201HWの仕様ですが、

国内通信方式:AXGP方式(2500MHz)、 W-CDMA方式(900/1500MHz/2100MHz)
海外通信方式:W-CDMA方式、GSM方式(900/1800/1900MHz)

1500MHz=1.5GHzですので、ドコモとおなじ周波数があります。

このように一致する周波数があれば、
SIMロック解除後も使える可能性があるという意味です。

お分かりいただけましたでしょうか?

ちなみに、ソフトバンク機種には、海外通信方式:GSM方式と書いてあります。
海外のSIMは、GSM方式を使っている国が多くあります。
アメリカとか・・・です。

その国の周波数にあっていれば、使えるということです。
結構便利ですね。

他社端末を、ソフトバンクで使う為の手続き

もしあなたが、SIMフリー端末、SIMロック解除端末をお持ちであれば、
まず必要になるのが、ソフトバンクが提供するスマートフォンSIMです。

もし、SIMロックを解除していない方は、
端末の会社で解除してから契約を解除しましょう。

※重要なので何度も書きますが、ドコモの端末しか使えません。au端末は使えません。

※注意※iPhone系は、SIMロックを解除してもソフトバンクで使えない

Apple社が提供しているiPhone・iPadのSIMロックは、特殊な加工をしています。

端末で設定しているのではなく、
Apple社の社内サーバーで独自にSIMロックを管理しています。

ですので、ドコモの営業所ではロック解除ができません。

ソフトバンクでは他社のiPhone・iPadが使えません。

iPhone、iPad については、ソフトバンクモバイルで販売、または日本国内の Apple Store、Apple Online Store で販売の iPhone 5s (SIMフリー)、iPhone 5c (SIMフリー)、iPad Air (SIMフリー)、iPad mini 2(SIMフリー)、iPad Retinaディスプレイモデル(SIMフリー)、 iPad mini (SIMフリー)以外へは現在提供できません。
引用:ソフトバンク公式サイトより

※2015年5月現時点の情報です。

契約には、本人確認書類とSIMフリー(ロック解除)端末を持参

・スマートフォンは、契約する営業所で動作を確認します。
SIMフリー端末か、SIMロック解除機種で無ければ受け付けてくれません。

・新規加入事務手数料として、3,000円が必要です。
 ただし、支払いは初回の支払い請求の時です。

本人確認書類は、新規加入時に必要な書類と変わりません。

下記のいづれかの身分証明証です。

  • 運転免許証
  • 日本国パスポート
  • 健康保険証+住民票記載事項証明書or公共料金領収書
  • 身体障がい者手帳or療育手帳or精神障がい者保健福祉手帳

※未成年者の場合
・上記本人確認書類 + 弊社規定の親権者同意書 + 親権者の本人確認書類
です。

ソフトバンクと回線契約をしている人は、他社端末を持ち込めない?

ソフトバンクモバイルの回線契約があるお客さまキャプチャ

ソフトバンク公式サイトに、書かれていることが気になります。

・受付不可
■他社が販売するSIMロック解除の携帯電話

つまり、ソフトバンク回線を使っている人は、他社の携帯が使えないということのようです。

でも契約を変更せずに、使っているSIMを他社スマホに入れるとどうなるのでしょう?

パケット定額サービスの対象外になると、通信料が高額に!

SoftBank4Gを契約したSIMを使った場合、
「パケット定額サービスの対象外になる」と書いてあります。

つまり、SoftBank4Gを使う契約をしている人が、
SIMフリー・ロック解除端末を使うと高額な請求が来る可能性があるということです。

海外から購入したiPhone・iPadは、パケット定額対象外

海外で販売されているiPhone・iPadは、
日本で使っていることを認証する「アクセスポイント設定」が出来ません。

アクセスポイントとは、機種を認証するためのIDとパスワードのようなものです。
正常に設定されていないと、パケット定額ではなくなり、
上限が無制限の高額請求になります。(俗に言う、青天井)

ソフトバンクのアクセスポイント名設定数値

あなたのスマホ、技術基準適合証明シールが貼られていますか?

技術基準適合証明マーク
引用:総務省

携帯・スマートフォン端末は、無線機です。
日本では、電波法令にそった無線機しか、使ってはいけません。

技術基準適合証明マーク(シール)は、認定された機種という意味です。

違法な無線機、海外から個人輸入した機種には貼られていません。
このような機種は、ソフトバンク営業所で新規契約時に断られる可能性があります。

もし、黙って使ってしまうと、請求が高額になるという事もあります。

アクセスポイント設定が出来ない可能性が高く、
自己責任になりますのでご注意ください。

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