カラーパウダー

台湾のイベントで粉塵爆発が起き、
多くの負傷者が出ました。(主にヤケド)

この事件により、多くのイベント関係者が衝撃を覚えたことでしょう。

粉塵爆発が起きた原因は、
カラーパウダーと呼ばれるものです。

カラーパウダーの特徴
スーパーなどの量販店でも販売され、
一般の人でも購入できます。

その原料は、人体には無害です。
→コーンスターチなど、食べ物を粉末にしている為。
ちなみに、コンスターチの原料は文字通り「とうもろこし」

ですが、今回の事故のように、3つの条件が重なると、
粉塵爆発(火災)が起こる可能性が高まります。

  1. 狭い範囲に大量に
  2. 高温の場所で
  3. 空中に一定濃度以上満たされる

特に「濃度」と「温度」が重要です。
一定以上の濃度の粉塵がなければ、発火・爆発する事はほぼありえません。

このことを考えると、今ネットで話題になっている
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「袋麺の粉など、少量で粉塵爆発が起こるのか?」という議論の答えは、
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『ほぼありえない』といってもいいかもしれません。

粉塵爆発が起こる3つの要因とメカニズムを詳細に考える

粉塵爆発が起こる可能性は、下記のような3条件が必要です。

  1. 空気中の粉塵量
  2. 酸素の量
  3. 発火要因

空気中の粉塵量は爆発限界酸素濃度に関係する

爆発限界酸素濃度 労働安全衛生総合研究所より
画像引用:産業安全研究所安全資料 ` – 労働安全衛生総合研究所より
http://www.jniosh.go.jp/publication/doc/td/SD-90-1.pdf

爆発限界酸素濃度とは
空気中のホコリと酸素の割合の事です。

示している数値以上の濃度(またはそれ以下の濃度)になった際に、
粉塵爆発が起こりうる可能性があることを示しています。

画像から見ると、
今回の粉塵爆発事故であるコーンスターチは、
空中に9%(加減)あれば、爆発する可能性が高くなります。

発火要因はスポットライトの高温・静電気でも

粉塵爆発は火元不要で起こる非常に危険な事故です。

発火してしまう条件は、高温です。

遊園地、コンサート会場であれば、
スポットライトなどの照明器具でも発火元になる可能性があります。

ご家庭でも、蛍光灯や衣類など、静電気でも発火する可能性があります。
使用の際には、十分に気をつけてください。

粉塵火災・事故は、過去から現在まで度々起きている

過去、粉塵爆発は鉱山や炭鉱など、
地下の工事関係でたびたび起きています。

国内では、
大規模な三井炭鉱、豊国炭鉱でも起こっています。

最近では、
飼料工場でも粉塵に引火して工場が焼ける事故もあります。

日本のイベントでも使用されていた事実もあり、
イベント関係者の間では、
「今後安易に使用しないことも検討する」という話もありました。